愛知/知立 古き良き知立
愛知県知立市、名鉄/知立駅からの歩き旅です。
(2013年2月当時)
●知立市案内図
「歴史の街をお楽しみください」とありました。
江戸時代は宿場町「池鯉鮒」(左これで「ちりゅう」と読みます)で栄えた町ですが、この駅の近くで歴史に触れられるのか…と思いつつ、駅の周りを歩いてみました。昔から誤って「ちたち」だと勝手に思っていました(笑) 逆に「ちりゅう」と口頭で聞いてもこの「知立」の漢字が全く浮かびませんでした。
その前に地図について、現在地の知立駅は地図の北西部分にあり、知立の交通の要衝といった感じで、知立市の鉄道駅はすべて名鉄のものです。
JR駅は市内になく、東海道新幹線は通ってはいるものの、通過するのみで停車はせず、さらに南を走っている東海道本線は市内を通りすらせず、外れたところを通っているのみでした。
見えにくいですが、多数紹介してありました。
上から3番目の右から2番目に「太あんまき」があり、長崎の雲仙の方にもこんな名物があったなとふと思い出しました。
その右には知立宿の説明がありました。東海道五十三次池鯉鮒宿、馬市が立っていた事で知られ、宿場の浮世絵もその馬が描かれています。馬市とは馬を売買する為に開かられていた「市」で、東京にある馬喰町(ばくろちょう)などは当時、馬市があった名残りが現在の地名にも反映されています。
駅前広場の歩道側に丸い池とど真ん中にオブジェがあるのですが、これが躍動感たっぷりでした。何しろ身体が90°折れ曲がっているので(笑)
知立市のマンホールです。
見てなんとなくカキツバタをイメージしましたが、その通りでした。
知立市の花カキツバタが前面に出たものでした。
ちょっと横目に眺めたら…
という感じで見てると、渋すぎる喫茶店が!
駐車場の看板がめちゃくちゃ褪せてる感じで、でも軒先の看板はきれいで、建物の屋根は斜めになってるみたいですが、どうなっているのか?とかツッコミどころ満載でしたが…
知立駅北側の駅前広場すぐに「知立駅前」交差点がありますが、更に北へ100m程進むと「知立駅北」交差点があり、この角にあるのがこのホテルです。
この知立の駅前はあまりホテルが多いとはいえない状況で、駅至近かつ豪華なイメージのこのホテルの存在は実に貴重です。この辺りだと、トヨタの工場へ出張に行く際にアプローチする駅としてこの知立の存在がよくあがるようで、このホテルも重宝されるのでないかと思います。
と書いてある、これは温泉です。
が、この写真の5年ほど前、2008年頃に廃業してしまったそうです。
スーパー銭湯ができてからというもの、こういう渋い銭湯の廃業が後を絶たなくて辛いですね、存在しているだけで貴重なんですが。でも行かないと持たないですよね…。
タイヤ周辺用品の販売という事でバリバリ操業しているようですが、シャッターのイラストが渋くて惚れました。
昔の何のタイヤか忘れましたが、タイヤが顔になっているやつがあって、当時はなんとも思いませんでしたが、今見るとちょっと気味悪い感じもするかなと。
いかにも日本の寺院、という感じの建物と、タイ政府の近くにあるようなお寺?という感じの建物とが共存しているエリアがありました。
法公会総本山というものだそうで、教祖が榊原法公という人物なのだそうです。詳細は「法公会」で検索すれば色々と出てきます。
こういうサビに満ち溢れた建物見るのが大好きです、昭和遺産のようです。
2F部分の出っ張りは炊事場かトイレか??ですが、いい味出してます。
1F部分の開口部であろうところは悉く塞がれているのでしょうか、これがサビサビでない頃はどんなふうにこの辺りが栄えていて、ここが賑わっていたのか?想像つかないですが、想像するのは楽しいです。何十年くらい前はここも忙しそうにしていたのかな?なんて事を考えるのが。
幹線道沿いの商店街で、三連の建物状の街灯が立ち並んでいました。
こちらは歩道が屋根つきの、より商店街らしいエリアです。
しかし営業してなさそうな店が多かったです。
歩道部分はかなり狭く、行き交えるかどうかぐらいな感じでした。
更地になっているところも少なくなく、建物があってこそのアーケードで、建物がなと屋根だけの状態では雨の時に雨除けにならないだろうな、と感じさせられます。
知立駅前広場から東へ進むと、三河知立駅という駅がありますが、その道中にあるバス停です。
ルートとしてはこんな感じで、という事で運行図がありました。
知立市ミニバスというコミュニティバスで、1乗車あたり100円との事ですが、コミュニティバスの割に1日11便と多めの設定になっていました。
昭和の色か残る景色あり、異色の寺院あり、というところで知立の風景に出くわしましたが、本当は東海道知立宿の辺りを歩いて探訪した方が、旅に深みが出るのではないかと感じた次第です。今度はその辺り行ってみようと思いますが、これまたいつの事になるやら…というところで、知立の歩き旅でした。
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