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2019年2月18日 (月)

愛媛/宇和島① 日本に12だけの城

愛媛県宇和島市、JR宇和島駅からの歩き旅です。

(2009年8月当時)

▼宇和島駅前の通りの一角です。

駅の南から西へ向かってのカットですが、南国ムードの漂う通りで、高木群がお出迎えです。

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▼宇和島市のマンホールです。

宇和島といえば「闘牛」の町で、この単色版では分かりづらいですが、真正面から角をぶつけ合う牛同士の姿が描き込まれています。

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▼もうひとつ、色の付いたマンホールがありました。

これは上の写真とは全くの絵柄違いでした。

こちらは宇和島で開催される「牛鬼(うしおに)まつり」の鬼の顔がドアップで描き込まれていました。

毎年7月22~24日の3日間、何mもの大きな牛鬼が何体も練り歩く、かなり迫力のある祭のようですが、昨年は西日本豪雨の為に中止になったといいます。

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▼宇和島観光マップです。

この地図では下が北になっており、駅から南側がかなり賑わっている部分とみて取れます。

宇和島城もそれらのエリア内にあり、駅から南東方向にあり、また宇和島港は西へそのまま進んでいけば行き着きます。

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▼宇和島駅前にあった蒸気機関車のこれは複元版です。

宇和島で最初に走った蒸気機関車を、資料に基づいて復元させたものだそうで、本物は1914(大正3)年に試運転が行われたといいます。

この時、私設の宇和島鉄道が開業し、その後1933(昭和8)年に政府の買収によって宇和島鉄道はその使命を終えた、とありました。

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▼これも蒸気機関車の傍に置いてあった「宇和島闘牛」の牛の立派な銅像です。

ここ宇和島は闘牛で、高知市は土佐の闘犬があったり、四国は闘いものが好きだな、と感じました。

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▼街なかのとある地点、国道56号線上ですが、松山まで93kmで大洲までは39kmと絵的に面白い事になっていました。

国道56号線、宿毛街道と称されていますが、南へ高知県の宿毛市まで伸びている国道で、鉄道路線の全くない四国の南西部をぐるっと海沿いに伸びていきます。この写真では、松山や大洲方面が向こうとなるので、宿毛方面は手前になります。

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▼宇和島市の「袋町商店街」というアーケードつきの立派な商店街です。宇和島駅から南西徒歩10分圏内にあります。

バレンタインダンスコンテストなどというイベントがあり、今年は第8回として2月9日に行なわれたそうで、活性化に向けて色々手は打たれているようです。

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▼宇和島バスセンターがありました。

ここから大阪や神戸に行けるんですね。

それぞれ昼夜1便ずつあるようで、神戸を経由して大阪が終点の形です。

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▼ここからは宇和島城の様子です。

ここは宇和島藩家老の桑折氏の邸宅の長屋門で、昭和27年にここへ移築したといいます。江戸中期のものといわれており、これを知ると歴史を重く受け止めて見るようになりました。

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▼宇和島城の石垣の一角にて。この近くに宇和島城の説明板がありました。

1595年に藤堂高虎が転封してきて、翌年より築城を開始し5年ほどかけて城郭を築き上げた、とされています。1615年からは伊達市が入り、幕末まで迎える事となります。

愛媛県は個人的に「お城の宝庫」と勝手に思っていて、松山城もあるし、大洲城、今治城とそれぞれ都市部にあり、お城には事欠かないかなと。これらお城めぐりでも立派な旅になると思います。

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▼宇和島城は平山城という事で、高い所にも主要部分が多く、こんな石段を上り、平坦な道を経てはまた上り、と繰り返しやっていました。

なのでそれこそ平坦な道のりではありませんでした。

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▼階段を上ってまた荘厳な石垣がありました。

堅固な守りを築こうとして造られたのだな、という事を感じました。

それから当時の姿はこうだったのかな?とか色々想像しました。

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▼井戸丸跡の標柱があり、柵で囲われた井戸がありました。

宇和島城に3つ残る井戸の中で最も重要視されていたものだそうです。

本丸とか二の丸とか、〇〇丸というのはよくありますが、ここには「井戸丸」がある訳です。井戸丸御門、井戸丸矢倉などがあり、厳重に管理されていたようです。

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▼さて再び、階段から平坦な道、また階段…と同じ形を繰り返す事となりました。

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▼そしてまた大規模な石垣、こんなとこまで繰り返すのか、って感じでしたが、更に上っていきました。ただただ石の量凄いなと(笑)

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▼上っていく内に出くわした三之門跡、そして一之門跡です。

だんだんと中心に迫っていきます。

結構階段を上るので、訪問時期は考えた方が良いと思います。

夏の暑い盛りにここの階段を上っていこうものなら、かなり体力を消耗するし、暑さで参ってしまいます。この訪ねた時期も実は8月末でまだまだ暑い時期でした。多少はマシでしたが、7月後半~8月前半などの時期に行ってたら、上り切れたかどうか…でした。

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▼階段をいくつも上ってきたので、さすがに良い眺めが得られました。

宇和島って結構都会だな…と思わされました。四国の西端では随一の都市ですが。

こんな所にお城が築かれて、江戸のお殿様は暮らしていたのかな、と想像をしつつ、当時この下はどんな感じだったのかな?とも。城下町が展開されていたのでしょうか?一方で、山の姿は変わっていないのかな?とかも考えてしまいますね。

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▼ようやく上りきって、宇和島城の天守へ。

日本百名城に選ばれており、おとな200円(こども半額)で中へ入る事ができます。

標高74mとされていますが、結構上った感があったのに、そんなもんかって感じでした。

今は堀も海も埋め立てられているという事ですが、当時は水辺にあり、平山城であると共に水城であったといいます。

しかしなんといって、ここ宇和島城は日本にわずか12しかない「現存天守」のお城であり、これがまず誇るべきところです。

先に愛媛はお城の宝庫のような事を書きましたが、現存12天守で1都道府県に複数あるのは、松山城と宇和島城をもつ愛媛県だけです。また四国だけで12のうち4つ(他に丸亀城と高知城)が現存天守をもつ城となっています。

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