埼玉/鶴ヶ島 三度目の正直で旅をした
埼玉県鶴ヶ島市、鶴ヶ島市内の旅の様子です。
(2019年5月当時)
▼まず最初にこれは坂戸市の坂戸駅前です。
鶴ヶ島の旅なのに坂戸駅?なのですが、これには訳があります。
今回記事の写真は、鶴ヶ島を訪ねて3度目でやっと記事にあげるに値する内容になったかな、というところで今こうしてupをしています。
というのも、1度目は2011年に鶴ヶ島駅を訪ねたものの、駅前ほんのちょっと訪ねただけでとても旅とよべるものではなく、鶴ヶ島ならではというものも当然発見できずに終わりました。それで昨年2018年に7年ぶりに訪問し、今度事もう少し深く旅をして記事にできる形にするくらいの時間を取って巡ろう、と思い実際に再度鶴ヶ島駅に降り立ちました。そして何十分かかけて歩き回りました。
これで鶴ヶ島の旅の様子をupできるだろうと思いました。しかし…
鶴ヶ島駅から歩いて行ったそのコースは、ほとんどが川越市内のものでした。せっかく池を見つけて、これは絵になるなぁなどと思っていたのが川越市内であったことが判明、結局鶴ヶ島の風景は皆無で、またも鶴ヶ島の旅ならず、の結果に終わってしまいました。
これは鶴ヶ島市の境界区域の関係で、鶴ヶ島駅がまず鶴ヶ島市と川越市の境界にあり、そして南側の駅前道は完全に川越市内になっており、これと右側に平行に鶴ヶ島市との境界線が通っている格好になっている等地形によるものです。
そんな訳で「鶴ヶ島駅発での」鶴ヶ島市の旅はもうやめよう、という事でどこに降り立つかを考えました。市内の名所とも勘案した結果、この坂戸市の坂戸駅に降り立つ事とした訳です。ここから少し歩かないと坂戸市を抜けられませんが、がんばります!
▼坂戸駅南口から南へ歩く事約5分、坂戸市を出て鶴ヶ島市へ突入したばかりの地点に、この「脚折北部自治会館前」バス停がありました。
ちなみに脚折は「あしおり」ではなく「すねおり」と読みます。
バスは鶴ヶ島市コミュニティバス「つるワゴン」という名称で、鶴ヶ島市の「つるごん」が真ん中に描かれていました。
このバス停でいえば1日5便のみで、本来はバス移動しようかと思っていましたが、結局は全行程歩いて行く事となり、しんどかったです。
ともあれ、ここからがやっと実現なった「鶴ヶ島市の旅」の始まりです。
▼更に坂戸駅から南へ。飯森川という川の上に架かる一天狗橋というユニークな名前の橋が架かっていました。
▼一天狗橋から6~7分くらい南へ歩いてすっかり鶴ヶ島市内ですが、長久保小学校入口というバス停に差し掛かりました。
長久保小学校は1980(昭和55)年開校の比較的新しい小学校ですが、当時は鶴ヶ島市ではなく、入間郡鶴ヶ島町という郡部でした。
幹線道の木々がいずれも天に向かって伸びていて、葉の付き方がちょこんとしていて独特の雰囲気を放っていました。
▼さらに南へ、日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)の啓信寺というお寺がありました。
歴史由緒あるお寺、という雰囲気は希薄でしたが、「日蓮正宗」の文字が引っ掛かりました。
日蓮宗の分派として派生した多様なもののうちのひとつのようですが、日蓮上人を崇拝の対象としているのが日蓮正宗で、これが日蓮宗との大きな違いだそうです。なんだか不思議ですね。ちなみに日蓮正宗の門徒は約70万人いるそうです。
▼コンビニのMINI STOPがありました。
駐車場には「令和」の幟が立っていましたが、この時は令和になってわずか4日目だったのでした。令和記念で色んなところで色んなことをやっていたものでした。
▼バス停にあったルート変更のお知らせです。
こういう案内はこの時期にしか張っていないものなので、とても貴重なカットといえると思います。
しかも「令和元年」とか書いてあるものは本当に貴重と思います。記録としてここに残せてよかったなと。
▼だいぶ歩いてきましたが、このラーメン屋さんでつけ麺頂きました。その名も「優勝軒」 !
個人的にはあまり好みのタイプではなかったけど、好きな方には好きなタイプ?だと思います。
東北地方に多く店舗が存在し、埼玉にも数店舗見受けられました。関西にはないようで、道理で聞いた事がないと思いましたが。
▼やっと鶴ヶ島で見つけられた名所らしい名所、といえる「雷電池公園」です。
この「雷電池」も先述の脚折(すねおり)同様に難読で、「らいでんいけ」ではなく「かんだちがいけ」なのです。どっからどう読んでこうなるんだ、という感じですが…。
真ん丸の池と、これを含む緑の公園スペースで構成されています。
▼池は葉っぱが落ちまくっていて、あまりきれいなものではありませんでしたが、鯉が泳いでいました。
そして亀も。
この亀に近寄っていったら、ものすごい勢いで水面へ逃げていきました。この時、亀の俊敏さを初めて目にしました。しかも結構距離のある(詰まっていない)ところで逃げていきましたが、外敵を認識するのが意外と敏感なんだなと感じたものでした。のろまな亀はどこへやら、という感じで。
ちなみに「餌をあげないで」と表示がありました。
▼雷電池公園を抜けて、歩いて行ったところですが、鶴ヶ島の街なかではこのような茶畑が散見されました。
鶴ヶ島には10軒の茶農家があり、それぞれがこのように茶畑を持ち、狭山茶を栽培しています。
狭山茶は茶の木にとって寒い気候により、葉肉が厚くなり濃い味わいを引き出すといわれています。
このような茶畑が見られるというのは、実際に街なかを歩いてみないと分からないものだな、とつくづく思わされました。
▼高倉通りという通りに行き着きました。
これを進んで行きます。
これは鶴ヶ島市内の日帰り温泉を目指すための道のりです。
「〇〇通り」というと、結構都会っぽい所をイメージしましたが、ここはかなりのカントリーな所でした。鶴ヶ島はこんな農業側面が強かったのか、と茶畑に続き思わされました。元々は農業主体の街に宅地造成が進んで現在の形になったといいます。
▼その高倉通りを歩いていたら、この「日枝神社」がありました。
この神社は滋賀県大津市の日吉大社を総本山とするもので、近江国の高倉朝臣が日吉の神を信仰していたが、当村に勧請したとありました。
創建年代は不明ですが、毎年11/2,3には高倉の獅子舞として、江戸中期から始まるとされる獅子舞が奉納されます。
この高倉の獅子舞は1974(昭和49)年に現在の鶴ヶ島市(当時・鶴ヶ島町)で最初に市指定無形文化財となり、かつては市内に数か所あった獅子舞が今はこの高倉の獅子舞1ヶ所になってしまい、大変貴重な伝承芸能である、との記載も見られました。
▼高倉通りから少しそれた所に、このようないちご畑がありました。
いちご畑なんて久しぶりに見ましたが、この葉っぱを見て分かるのは、幼少時に見る機会があったからで、これがなければ初めて見る事になる訳で、幼少時の経験も、見ただけとはいえ有り難いものだと感じました。
お茶があり、いちごがあり、やはり農業側面の強い街だな、という感じでした。これまで2度訪ねた鶴ヶ島で見られなかった側面でした。
▼これも歩いていたら遠くから見えたものですが、なんだろうと思って道路を逸れて見に行きました。
単に草むらの上にでっかい鯉のぼりが連なっていました。
時期がGW真っ最中であったので限定ものとは思いますが、大きな鯉のぼりが掛かっていたらついつい見入ってしまうというものです。
▼鯉のぼりを見て、別なルートから高倉通りへ戻ろうとすると、独特の匂いが鼻に入って来て、もしやと思ったら…
牛舎があり、また別の離れのような所で牛たちが寝そべっていました。
またまた鶴ヶ島のカントリーな面を見る事ができました。
▼最後は、鶴ヶ島の旅で最終的に訪問目標としていた「蔵の湯」というこの日帰り温泉です。
同じ蔵の湯が東松山市にもありますが、これと同一のHPに載っているので、鶴ヶ島独自のものではありませんが、この街を代表する施設のひとつではあるかなと思います。野天岩風呂という丸い露天風呂や、炭酸泉、白湯、内と外の両方にサウナがあったかと思います。
【蔵の湯】
住所:埼玉県鶴ヶ島市新町3-5-4
電話番号:049-271-2614
利用時間:8:00~25:00 (最終受付は24:30)
入館料:大人平日600円(休日700円)、小人360円
HP:http://www.kuranoyu.net/tsurugashima/
アクセス:東武越生線/一本松駅より徒歩約10分
または鶴ヶ島市市民バス「蔵の湯」バス停徒歩すぐ
やっとのやっとで鶴ヶ島らしさを存分に感じられた、良い旅でありました。
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