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2019年9月の2件の記事

2019年9月 4日 (水)

JR京町温泉駅 (宮崎県えびの市)

宮崎県えびの市のJR京町温泉(きょうまち・おんせん)です。

えびの市ではJRえびの駅をupした事がありますが、今回は市内の温泉駅を名乗るこの駅のご紹介です。

-JR京町温泉駅-
【路線】
JR吉都線(吉松-都城間)
【開業】1912年10月1日
【訪問】2019年1
【1日あたり平均乗車人員】 69人/日 (2015年) 
【近隣の主要駅】 (吉松方面) 吉松駅→2駅 
           (都城方面) えびの駅→隣駅

▼今年の初め、霧島温泉郷へ行く前の計画段階で、近くにこのような名前の駅があるのを全く知らず「これは是非行ってみよう」と思い立って寄った所です。

こんなに地味に「温泉」駅が存在していたなんて!という感じです。

隣はえびの市の中心である「えびの」駅と、もう片側の隣「鶴丸」駅は鹿児島県の駅で、前回の吉松駅から吉都線に乗っていちばん最初の宮崎県の駅で、ここから宮崎県、あとは都城駅までずっと宮崎県な訳です。

開業したのが明治最後の年である1912年で、当初は単に「京町」駅だったのですが、平成初期の1990年に現在の京町「温泉」駅となり現在に至ります。

宮崎県は意外にも「温泉資源の乏しい県」といわれ、この内陸部にある、都会とは言い難いこの辺りが県内随一の温泉エリアであるそうです。海沿いの都市部にそういえば温泉が思いつかないな、と。この辺に何かあればもっと賑わって注目されたろうに…と思うのですが。確かに鹿児島県や大分県は温泉といえば色々思いつきますが、それらに隣接している宮崎県でパッと思いつかないのがなんだか不思議です。

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▼吉松駅でキットカットをもらって、このキットカット電車に乗って、ここまでやってきたのでした。

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▼ホームは1面1線のみの最低限の形でした。

屋根のある部分もこれだけ、という感じの短いものでした。

駅の乗車人員は1日あたり69人が直近情報ですがこれが2015年の事で、2009年までは100人を超えていたのが近年急降下している感はあります。

あとフェンスの辺りが工事中を物語っていました。今年の初め、絶賛工事中でした。

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▼名所案内が2つありました。

1つはボロボロでメンテも行き届いていない状態のもので、もう1つはまっさらで工事の際に新設したものでしょうか。

この時、タイミングが少し遅かった感じで、工事中というレア感はありますが、旧の様子をおさめきれなかったのは少々残念でした。

京町温泉はこの界隈全てといっていいほど、ここにある「駅付近」そのものですが、他にも40分も歩けば吉田温泉という温泉にも行けるようです。

いちばん下の「薩摩鶏・地頭鶏」というのが天然記念物で、徒歩20分とあるのが興味深かったです。薩摩鶏というのは闘鶏の一種とありました。徒歩20分とは…、、その辺にいるという事でしょうか??

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▼ホームから出ていくところです。

辺り一面が囲いと更地でした。

「駅のホームを作り直しています」とあり、まさに真っ只中でした。

なのでこんな柵だらけの中を通ってホームを降りて行ったのでした。

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▼まだ、シートが取れていない状態の時刻表や近距離きっぷの運賃表です。

近距離きっぷの路線図では、真ん中左側の赤い部分がこの京町温泉駅で、これを右に行くと吉都線で都城へ至ります。

京町温泉駅から2つ左で分岐しているのが吉松駅で、ここで肥薩線と吉都線が分岐していて、縦に走っているのが肥薩線で、下側は隼人へ、上側は左へ折れながら人吉へ繋がっていきます。


そして時刻表の方ですが、

左が都城・宮崎方面 右が吉松・隼人方面です。

どちらも1日に8,9本程度で10本もないという希少路線です。時刻表のチェックは欠かせないですね。

中でもオドロキは都城方面の終電が19:46という事です。ここでこの電車を乗り過ごしたら「どうしよう?」となります。特に都城や宮崎などでホテルを取っている場合などは。

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▼工事中の仮設塀に沿ってホームから出て、入口はこんな感じです。

駅舎はこの左に隠れている形で位置していて、駅舎を通らなくてもホームを出る事ができます。というか駅舎を通ってホームから出る手段がないのです逆に言えば。門松が置いてあるのはこの時がお正月だったからだと思います。

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▼上の写真の仮設入口の向かいに当たる部分には、このような温泉旅館がありました。

本当に駅から出て目の前です。

「あわじ荘」という旅館です。

日帰り入浴も可能で、午前9時から午後9時までとありました。

京町温泉が一般的な知名度がものすごく高いとは思い難いのですが、この駅周辺に割にこじんまりとした宿が結構点在しています。

ビジネスホテル的なものは逆にあまりありませんが、この手の旅館的なものはこの辺りを歩けばいくつも見つかる、という感じです。隠れた温泉名所という言い方が正しいか分かりませんが、なかなか渋いところだと思います。

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▼ホームを出て、外付けの形で駅舎があり、中に入ってみました。

駅舎というより「観光交流センター」と建物にあり、いわゆる合築駅舎となっていて、駅設備は皆無でした。

電車を待つには良いスペースでした。人の行き来も殆どなくて、たまに数人来るくらいで、この空間を独り占めした時間も少なからずで、快適でした。

そしてパネル展示されていたのは「京町温泉の昭和」というもので、往時栄えた京町温泉の様子を色々と感じ取る事ができました。

こういうのはなかなか売っていないし、ネットでも見れないし、実際に訪ねて見るのがいちばんだな、とこういう時思います。

でも半年以上たった今、どんな姿になっているのかは正直よく分かりません。展示内容も変わっているかもしれませんね。

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▼京町温泉駅の駅舎です。

観光交流センターとの合築的側面がある事は書きましたが、ホームとのつながりが途切れた形でポツンと線路沿いにありました。

この時が工事中であったので、工事後はホームから繋がった駅舎になっているのかどうか…もう一度行ってみたい気もします。

遠いし本数も少なくて気軽に行ける所ではないので、訪ねるのもひと苦労ですが…。

パッと見て「京町温泉駅」の表示が見られないのは、これがまだ過渡期という事なのでしょうか??

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2019年9月 1日 (日)

JR吉松駅 (鹿児島県姶良郡湧水町)

鹿児島県姶良郡湧水町のJR吉松(よしまつ)です。

湧水町は鹿児島県の北部内陸地域に位置し、人口は9,552人(2019.6.1現在)です。

2005年に旧・吉松町と栗野町が合併してできた町で、池から湧き出る湧水に因んでの命名といいますが、湧水というのは「水が湧く」という事で、このような名詞に動詞をくっつけたような自治体名はなかなか珍しいのでは?という気がします。

-JR吉松駅-
【路線】
JR肥薩線(八代-隼人間)
      吉都線(吉松-都城間)

【開業】1903年9月5日
【訪問】2019年1
【1日あたり平均乗車人員】 116人/日 (2013年) 
【近隣の主要駅】 (八代方面) 人吉駅→4駅 
           (隼人方面) 霧島温泉駅→4
駅 
           (都城方面) えびの駅→3駅

▼駅の名前はよく聞いていましたが、こうして訪ねたのは今年の初めの事で「ようやく来れた」という感じでした。

JR肥薩線と吉都線を結ぶ駅であり、南九州にあって郡部の珍しいキー駅の役割を担っています。なので、隣駅表示も片方は2つ書かれてありました。

JR吉都(きっと)線の「吉」はこの吉松の事で、「都」の都城駅と結んだ路線という事です。

隣駅の「くりの」 (栗野)駅は湧水町になる前、合併相手の町名駅で、吉松もこの旧町を名乗った駅となります。

もう片方の「まさき」 (真幸。これで「まさき」と読みます)駅は肥薩線で、宮崎県の駅となります。吉都線ではここにある「つるまる」 (鶴丸)駅を経て次からが宮崎県の駅となります。

鹿児島の駅記事が続きますが、これは今年の初めに霧島温泉郷を訪ねた事に始まる一連の旅で訪問した駅を順次upしていってるためです。

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▼時刻表です。

左から 「隼人・鹿児島方面」(肥薩線)  「人吉・熊本方面」(肥薩線)  「都城・宮崎方面」(吉都線)

となっています。

最も本数が多いのが肥薩線の「隼人・鹿児島方面」で、1時間に1本近くありますが、これが最多です。この駅が複数路線にまたがるキー駅であっても、全体的な本数は多いといえない状況です。

全体を通して終電時刻が20時台とはすごいですね、早すぎる…ヒトの生活としては、そうしたものであるべきかもしれませんが…。

肥薩線の反対方面(人吉・熊本方面)は1日に3本しかなく、吉都線の都城方面は概ね2時間に1本という形です。

この時は吉都線の駅をいくつか降り立った訳ですが、常に時刻表とのチェックをしながら巡っていました。

九州の内陸部を走るレアな路線で、存続していてほしいなと個人的には望みますが、この先どうなるのかな?とも感じました。

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▼ホームは2面4線で、実際に使用されているのは2面3線で、残り1線は留置線です。

ホーム上にはドカッと売店がありました。

この時は見かけませんでしたが、昭和の頃によくあった駅弁の立ち売りを今もやっているそうです。

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▼南九州の内陸部では屈指のキー駅であるためか、豪華な雰囲気が感じられ、ホーム上の屋根が広く大きく取られているだけでなく、骨組みにも着色されていたりしました。

1日あたりの乗車数は100人そこそこですが、そう思わせない立派なホームで、この時は両側ホームに電車が停まっていました。

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▼そのホームに停まっていた電車たちの様子です。

上の写真では両側ホームに列車が停車していましたが、この時3つ稼働しているホーム全部に列車が停まっていたのでした。

上側の単独で写っている電車は「キットカット電車」で、前面には縁起良く「吉」の字が並んでいます。

このあたりは縁起の良い駅名三部作?で、丸、吉、真と縁起良い漢字が並んでいるのです。

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▼両面あるホームを繋いでいるのはこの跨線橋です。

改札側のホームと、島式ホーム2つがあり、階段は橋から3つ下りている格好になります。

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▼その跨線橋の内部です。

とりあえず階段部分は掲示物はなく、手すりの上と下で色が分かれるツートンになっていて、デザインにアクセントがついたものとなっていました。。

橋の部分は掲示物がありました。手すりを境にしたツートンはここでも続いていて、また屋根部分は骨組み部分が丸みを帯びてちょっと凝った形となっていました。

この階段は、階段が3つ下りている跨線橋の真ん中のもので、上りきった後は両サイドに通路がある形です。

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▼島式ホームから跨線橋を渡って来て、改札側のホームへ。

ここは列車が停車しないホームです。

当日日付つきの顔抜き看板があったり、チェンソーアートの木彫物があったり、ただの通過点の一駅では無いようなものが色々と置かれていました。という事で、今年の1月3日の事でした。貴重な「平成31年」です。

この湧水町では「チェンソーアート全国大会」というのが近年になり毎年行われている事から、このようなものが置いてあるようです。

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▼改札を出るところです。

切符入れがポツンとあって、ただ縦にまっすぐなゲートがあるだけの構造でした。

ただ出口までには少し距離を感じさせる奥行きがありました。

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▼駅前広場には動輪が静態保存されていました。

そしてその両サイドには肥薩線の開通記念碑や、吉松駅の開業100周年記念碑なども並べられていました。

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▼駅前広場の延長上ともいうべきスペースには、このような蒸気機関車も静態保存されていました。

C5552号というものでした。

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▼この駅前には色々ありすぎて嬉しい誤算でした。

こんな郡部のひっそりした感じの駅にこんなに色んなものがあるとは…往時は栄えていたのかな??などと思いを馳せてしまいます。

ということでこれは「石倉」という"近代化産業遺産"として保存されているもので、燃料庫だそうです。1903年の開業当時に造られ、鉄道関連施設としての石造物では現存最古級ともいわれています。

また、案内板にありましたが、この駅は鉄道の街として大いに栄え、最盛期には600人を越える職員が働いていたそうです。

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▼吉松駅の駅舎です。

郡部とはいえ交通の要衝の役目を果たし続けている駅だけあってか、2階建てのそこそこの規模の駅舎となっています。

それぞれの階の屋根縁に当たる部分がオレンジになっていて、白を基調とした建物において、良いアクセントになっています。

当初は、肥薩線と吉都線の分岐駅で、どの道待ち時間が発生するので、どんな所かな?位な感じでやって来ましたが、あれこれ見る分に関しては時間つぶしができる所、というのが訪ねての感想でした。

ただ、駅前が賑わっているとか栄えているとか、そういう感じはありませんでした。なので食べる所を探すなどは困難でした。しかし真ん前に銭湯があります。

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▼最後はこのカットで。

キットカットです(笑)

ホームにキットカット電車が停まっていましたが、「吉都」線に因んでのもので、駅で切符を買った時に駅員さんがくれました。

切符購入者には全員くれたのでしょう、正月期間でキャンペーン的なものであったのかもしれません。

という訳で、この切符にあるように次に向かったのは「京町温泉」駅でした。

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