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2022年11月の3件の記事

2022年11月23日 (水)

生活と思い出と世の中と(1995年②)

遡って振り返る「生活と思い出と世の中と」。31回目は1995年の第2弾です。

 

●訃報

南利明さん …飄々としたコメディアンから味のある役者へ。ジンセンアップの広告でも有名

金子信雄さん …刑事ドラマやヤクザ映画の敵役俳優としてならし、料理の腕前を活かして料理番組でも長年人気を博す

蔵間龍也さん …元関脇の大相撲力士。美形で人気を博すも病気により引退。タレント業へ進出も42歳の若さで早世

城達也さん …「ジェットストリーム」のナレーターとして大人気を博す。「赤い」シリーズ「赤い絆」のナレーターも担当

土井勝さん …「おかずのクッキング」で有名な料理研究家。息子・土井善晴氏が後継

山田康雄さん …ルパン三世の声であまりに有名。「お笑いスター誕生」の司会、「俺たちは天使だ!」の次回予告も担当

テレサ・テンさん …80年代中盤の歌謡界を支えた歌姫。儚げな佇まいが印象的も早世

宮内幸平さん …「アルプスの少女ハイジ」のアルムおんじなど、おじいさん役の声優としてお馴染み

浜村純さん …飄々とした雰囲気に悪役や頑固なオヤジを演じた俳優

福田赳夫さん …1976~78年まで首相を務めた。後に息子・福田康夫氏が後に首相となり親子二代首相となった。

笹川良一さん …日本モーターボート協会のCMで有名。一日一善のCMは昭和の象徴。

仲根政裕さん …ジャンボ仲根とよばれ主に近鉄で活躍したプロ野球選手だったが40歳の若さで早世

岡田栄次さん …日本初のガラス越しキスシーンを演じた俳優。フィクサー的役柄を得意としたが「しゃぼん玉」ガンさんが印象的

渡辺美智雄さん …ミッチーとあだ名され独特の存在感を放った自民党の政治家。

宮口二郎さん …仮面ライダーの最初の幹部「ゾル大佐」で人気。天知茂氏につき「非情のライセンス」では刑事役で活躍した俳優

及川ヒロオさん …飄々とした雰囲気でヒゲ面のコソ泥系の役柄が印象的な俳優。

富山敬さん …1970年代を中心に数々のアニメヒーロー役を務めた声優。「侍ジャイアンツ」「宇宙戦艦ヤマト」「タイガーマスク」等

川谷拓三さん …通行人役から長い下積みを経てピラニア軍団で人気を博し「3年B組貫八先生」では主演を務めたが54歳で早世

 

●ドラマ   …当時見ていたドラマに限り並べます


「部屋(うち)においでよ」 …今は亡き某グループの某メンバーが年上の彼女に甘える感満載だった

「私、味方です」 …舘ひろし氏が探偵役で登場し、クライアントのお悩み解決に奮闘。この時期はコミカルな役が多かった。

「いつかまた逢える」…集団青春恋愛もの?島根が舞台なのが何気にお気に入り。今田耕司氏が連ドラに出た珍しい例。

「おかみ三代 女の戦い」…山岡久乃・萬田久子の各氏を相手に高橋由美子氏が奮闘

「風の刑事・東京発」…「さすらい刑事旅情編」のシリーズが終了し、柴田恭兵氏が久々に刑事役。次からは「はみ出し刑事…」へ

「ひと夏のラブレター」…平穏そうな住宅街に巻き起こる泥沼の恋模様

 

●ブロ野球

オリックスが、阪急時代の1984(昭和59)年以来11年ぶりのリーグ優勝を遂げ、ヤクルトとの日本シリーズには敗れたものの「がんばろうKOBE」を合言葉に、この年起こった阪神大震災の被災者への大きな力になりました。小林宏投手の「オマリーの14球」の熱闘はリアルで見ていましたが本当に「手に汗握る」がピッタリな瞬間でした。

その日本一ヤクルトはこの年、外国人を他球団からの移籍により獲得、阪神からオマリー選手、ロッテからミューレン選手が加入し、怖い打線になりました。

巨人では「若大将」原辰徳選手が引退し15年の現役生活に別れを告げました。次々にFAなどで新戦力が加入し、立場的に不利になっていく一方で出番も減り、そんな中で見せた意地の一発、バットを高く放り上げて放ったホームランが忘れられません。

同じく巨人、FAで川口和久投手が広島から移籍、当初は西武の話が長嶋監督のラブコールで急転巨人入り、西武へ口利きをした社会人時代の先輩・森繁和氏に平謝りし口を聞いてもらえなかった話は、本人がYou Tubeでよくしています。巨人入りはなりましたが、先発で結果が残せず、その後中継ぎに活路を見出す事となります。

広島・山内泰幸投手が新人王を獲得しました。独特のタメて投げるフォームが印象的でしたが活躍が長続きしなかったのは残念でした。広島はこの後も澤崎投手や小林幹英投手など鮮烈なデビューの後あまり活躍できなくなった投手が続く事となりました。

 

●大相撲

貴花田改め「貴乃花」初場所より横綱デビューし、新横綱で優勝を成し遂げました。

ちなみに四股名を改名したのは前場所の1994(平成6)年11月場所で、この場所が大関最後となり、2場所連続の全勝優勝という文句ない形で、横綱へ昇進する事にもなりました。

22歳の新横綱誕生は相撲界を更に活気づかせ、この年の優勝は貴乃花4回、若乃花が1回ずつでした。

若乃花の優勝は、弟・貴乃花との「兄弟対決」での優勝決定戦によるもの、というこれ以上ない舞台でのものでした。

主な引退力士としては以下の通りです。

元幕内・琴椿 …30歳を過ぎてから新入幕を果たした遅咲き力士ながら現在も親方を務めるまでに

元小結・琴富士 …平成3年に平幕優勝を成し遂げるも、最高位は小結止まりで30歳で引退

元小結・隆三杉 …約10年の長きにわたり幕内を務め安定した成績を残した。角界きってのいい人としても知られた

元幕内・起利錦 …鏡山部屋で多賀竜と共に幕内で活躍

元幕内・大翔山 …学生横綱から角界入りし大器と騒がれながら故障に泣き29歳で引退

 

貴乃花が横綱になり、ますます彼を中心に回り始めた相撲界でした。

2022年11月17日 (木)

生活と思い出と世の中と(1995年①)

遡って振り返る「生活と思い出と世の中と」。30回目は1995(平成7)年の第1弾です。

阪神大震災に地下鉄サリン事件…世の中が震え上がるような出来事が立て続けに起こった、そんな印象の強い年でした。

●ニュース

やはりなんといっても阪神大震災でした。

兵庫県に住む身としては切っても切れない事件で、それまでの24年と少しの人生で感じた事のなかった大きな揺れは、揺れというよりは敵機が攻め込んできたのかというぐらいの衝撃でした。朝の5時46分というまだ起きていなかった時刻もあって、その瞬間は余計にそう感じました。半分寝ぼけていたので。

最初は被害状況がまるで掴めませんでしたが、時間が経つごとにその凄惨な状況が如実になり、自宅の全壊・半壊などもあり、自分は幸いな事に阪神地方ではなかったので、最悪の事態こそ免れましたが、神戸市周辺の方は大変でした。JRも須磨駅ぐらいで寸断されてて、大阪から来れない為、北上して山陰線経由で神戸から大阪へ、通常の何倍もの距離と時間をかけて行き来していた時期もありました。

また兵庫県在住の事もあり、他県の旧知の友人より心配されていたのもありました。久々に話した相手とは5時間も話したり…

そして地下鉄サリン事件…、ドラマでつくったような事件が現実のものとして起こった…ものすごい事件でした。まさに大規模テロ…。1999年や2000年に世界が滅ぶ、とかいろんな説がありましたが、一番危なかったのは、この年だと思います。

横山弁護士やああいえば上祐とか…そして村井氏の殺害シーンが大勢のマスコミの詰めかけるテレビカメラの沢山あった中で映し出されていたの衝撃でした。日本転覆のような、特撮もののような悪事が現実に行われていた事が本当に衝撃でした。

Window95の発売は、パソコンというものをマニアの持ち物から一気に庶民の持ち物へと変えていきました。

それまではNECのPC-**01MarkⅡやらMSXパソコンやら…という時代でしたので。。それでもまだPCを持っている人の人口はそんなになくて、身の回りで持っていた人もこの時期ではまだ少なかったです。

 

●仕事

最初の会社に入って3年目、25歳になる年でした。

職場の近くに引っ越した翌年で、歩き通勤していた頃でしたが、11月20日をもって転勤になり、この会社では最後の勤務地へ赴任する事となりました。それまでは職場のガラスが派手に割れたり、シャッターが壊れて下りずに帰れなくなったり、従業員同士が喧嘩して夜まで言い合いしてたり、客の家まで商品を動かしに来いと言われて行ったり…まぁ色んな事がありました。。

阪神大震災の日も出勤しましたが、ほとんどお客さんは来ませんでした…1日に10万も売れなかったし、この店で勤めていて最も売り上げの少ない暇な日だったと思います。

●旅行

初北陸はこの年でした。福井、富山、石川…この年にすべて行きました。平日休みでしたが、最初の会社での4年間で最も旅行した年だと思います。金沢は兼六園に行って、ちょっと百万石の街を楽しみました。富山か、高岡か忘れましたが、駅の待合エリアで休憩していたら新聞社がインタビューに来たこともありました、ハイジャックがあったか何かで…。

初東北もこの年で25歳の誕生日という記念すべき日に、東北地方に生まれて初めて足を下ろしました。

それは山形県酒田市でした。酒田駅から庄内空港行きのバスに乗って庄内空港から帰ってきて、これは全くの予定外でしたが、これが生まれて初めて乗った飛行機でした。

0008 ←1995年のJR酒田駅

平日休みの身でもあったので、母校の卒業式を見に行き、2つ下の後輩の卒業を見送ってきました。

●ライブ

矢沢永吉in阪急西宮スタジアム、のライブに行きました。

何回も下見として最寄駅から試しに会場へ行ったりするくらい、楽しみでした。

生まれて初めての永ちゃんのライブは球場でした。裸の上から革ジャン来た人とか「カッコから入る」人が沢山いましたね。そういう自分もリーゼントにして行きましたが(笑) オーロラビジョンに米粒ぐらいな大きさの永ちゃんしか見えませんでしたが、やはりライブの参加は何倍もシビれました。YAZAWAタオル5000円で買ったりしましたし。

 

今回はまず、これぐらいにして続きを書いていきます。

2022年11月13日 (日)

生活と思い出と世の中と (1996年②)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。29回目は前回に続き、1996年の第2回です。

前回書き切れなかったので、第2弾ですが、まずは当時見ていたドラマから触れます。

 

●ドラマ

あんまり見なくなったな…という感じで、下記どれも「通し」で見たものは殆どなくて、何話かずつ見た感じでした。

むしろ再放送を見まくってました。

(本放送)

将太の寿司 …柏原崇さん主演。マンガを原作に持つ、当時はやりの「料理モノ」。毎回お寿司がうまそうでした。

快刀!夢一座七変化 …三田村邦彦さん主演の時代劇。旅一座風の団体で、実は世直し仕事人の話。宇津井健、地井武男、渡辺裕之…とレギュラーが豪華でした

刑事追う …役所広司さん主演の刑事ドラマながら、独特の視点で事件を描いたもの。役所さんは「Shall WE DANCE?」でブレイクした頃

さむらい探偵事件簿 …高橋英樹さん主演の定番時代劇、と思いきや、現代の色んなものや言葉をを取り入れたコミカルな超異色時代劇。

ピュア …軽度知的障害の女性が時の人になりマスコミとの絡みで、ヒロインと記者との交流。Mr.Childrenの「名もなき詩」が大ヒット。

古畑任三郎 …1994年「警部補・古畑任三郎」の続編。更に大人気に。

(再放送)

「影の軍団」シリーズ …「服部半蔵・影の軍団」から「影の軍団・幕末編」まで地元のローカル局で一気に再放送されていました。

Cap0036 

「ザ・ボディガード」 …影の軍団同様、千葉真一さん主演のアクションドラマ。ボディーガードを職業とする男たちの活躍。

「警視庁殺人課」 …1989年に地元で少しだけ見ましたが、この時「通し」で視聴。最終回は衝撃の「全員殉職」がこの時見れました。本当に全員殉職したんだな、と。。

「必殺仕掛人」 …必殺シリーズの記念すべき初作です。1986年に再放送で初見でしたがあまり見れず、この時かなり見れました。

「必殺仕切人」 …同じく必殺シリーズで仕事人を卒業した中条きよしさんと仕舞人だった京マチ子さん、その他豪華キャストの作品。

「太陽にほえろ!」 …刑事ドラマの王道であるこのドラマが「テレビせとうち」でこの年4月に第1話から再放送がスタート。4年余りかけて、最終回まで14年分放送されていました!

●プロ野球

なんといってもこの年は、巨人の「メークドラマ」でした。長嶋監督第二次政権において最もパワーワードだったのではないでしょうか。

広島に大差をつけられながらの大逆転優勝でした。

そしてパ・リーグは前年に続いてのオリックスでした。今年2年連続でオリックスがリーグ優秀しましたが、この時以来でした。

そして、メークドラマの巨人と、「がんばろう神戸」のオリックスが日本シリーズで相まみえ、オリックスが悲願の日本一を達成しました。

新人王はセ・リーグが巨人・仁志敏久選手、パ・リーグは日本ハムの金子誠選手といずれも内野手でした。仁志選手は前年引退した原辰徳選手の後を受ける形で背番号8をつけて入団しましたが、その原選手以来の巨人野手での新人王となりました。仁志選手と同期入団の清水隆行選手もコンビで活躍しました。

本塁打王はセ・リーグは中日・山崎武司選手が39本で初の獲得、後に楽天でも本塁打王を獲得し、両リーグ本塁打王に輝く事となります。パ・リーグはオリックスのニール選手で、打点との2冠王でした。セ・リーグの打点王は広島・ロペス選手で、その後ブランクを経て他球団含め長くプレーする事となります。

最多勝は巨人・斎藤雅樹投手と同じく巨人のガルベス投手が16勝で分け合いました。斎藤投手は実に5度目の最多勝でしたが、この年が最後の最多勝獲得でした。またガルベス投手は実力以上に、舌出し投法やボール投げつけ事件など、お騒がせな面も少なからずありました。

また、この年から中継ぎ投手にもスポットが当てられ、セ・リーグは「リリーフポイント」、パ・リーグは「最多ホールド」としてタイトル表彰される事が追加されました。セ・リーグは巨人へ移籍してきたゲンちゃんこと河野博文投手、パ・リーグは日本ハムの島崎毅投手が受賞しました。河野投手はそれまで日ハムに居て、FAで巨人へ移籍しましたが、長嶋監督が投手交代時に「ピッチャー、ゲンちゃん」といった事から「ゲンちゃん」のあだ名が定着し、活躍と共に有名になりました。日ハムでは先発ローテの投手でしたが、やはり人気球団に来ると人気も出てくるものですね。巨人では、この年途中加入した「マリオ」投手が抑えに君臨し、その名前と共に有名になりました。

広島・小早川毅彦選手はこの年通算1,000本安打を達成しましたが、この年はヒットがこの1本のみで、999安打で開幕を迎えて1,000安打で閉幕を迎えたのは彼ぐらいではないでしょうか。結局は戦力外となり、翌年ヤクルトへ移籍し開幕3連続本塁打で再生する事となります。

巨人・落合博満選手が退団を申し入れ、年末には日本ハムへ43歳にして移籍となりました。

 

●大相撲

6場所のうち4場所(連続で)貴乃花優勝という、貴乃花全盛期でした。

その他の優勝は貴ノ浪武蔵丸が1回ずつ分け合っています。

引退力士としては、まず元大関・霧島が37歳で引退しました。30歳を過ぎてから急速に強くなり、一気に大関へ駆け上がりましたが、その後大関から陥落し平幕でとっていました。

元幕内・鬼雷砲は30歳で引退、新入幕から25場所連続で幕内を維持しながら、十両陥落後はあっという間に負け越しが続き、幕下陥落が確定的になったところでの引退となりました。

元幕内筆頭・春日富士も引退、その後春日山部屋の親方になるも後年スキャンダルで退職、更に訴訟を起こされたり、厳しい晩年を送る事を余儀なくされ、訴訟和解直後に病死しています。

元小結・旭道山は国会議員になる為に引退、という変わった形で幕内力士のまま、協会を去りました。同じ大島部屋だった元幕内・旭豪山もこの年引退しました。

またこの年は土俵外で八百長問題が報道されたと思ったら、関係者が立て続けに亡くなる怪事件が発生し、その後にも暗い影を落とす事となります。

 

 

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