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2023年4月23日 (日)

生活と思い出と世の中と (1991年②)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。39回目は1991(平成3)年の第2回です。

これまた第1回は自分史的なものでしたが、第2回は世の中の動きをより濃くアプローチします。

 

ドラマ

 あくまでオンタイムで、本放送と再放送と、記憶にあるもののみを並べます。

<本放送>

●刑事貴族2

前年スタートした「刑事貴族」が4月から主演を郷ひろみさんから水谷豊さんに変えてリニューアル。

初作からの継続メンバーもいながら、随分ガラッと作風が変わりました。同時に田中実さんと団優太さんも新加入し、前作より継続出演していた宍戸開さんと「ハンサムタワー」的なトリオを形成していました。ハンサムタワーはかつての若手人気映画俳優で称されたトリオで、菅原文太さんもその中の一人でした。

そして前半と後半で少し顔ぶれが変わるのは前年「刑事貴族」同様(前年は主役が変わりましたが…)で、水谷さんのカラーはそのままとしながら、前半で高樹沙耶さん、団優太さんが抜けて、寺脇康文さん、鳥越マリさんの加入で、雰囲気がやはり変わりました。

前半は矢沢永吉さんの「ラスト・シーン」が主題歌に起用され、またオープニングのBGMも矢沢さんの曲のインストゥルメンタル版が使われていました。

●ナースステーション

前年「凛々と」の朴訥とした青年役が好評だったのか、田中実さんが主役に抜擢され、新進気鋭の研修外科医を颯爽と演じていました。

田中さんはこの番組の終了後、前項「刑事貴族2」へ加入しており、この頃もっと旬な役者だったといえます。

●もう誰も愛さない

当時最も旬な役者とされた吉田栄作さんが主演したハードなバイオレンスドラマです。
そのハードな展開ゆえトレンディドラマではありませんが、キャストはトレンディでした。田中美奈子さんに山口智子さん、また子役ではないですが当時14歳くらい?だった観月ありささんも出だしの頃でしたが出演していました。伊武雅刀さんが黒幕にして主人公の本当の父親で、最終的にこの2人が殺し合う形となり、それ以前も何人もの登場人物(伊藤かずえさん、辰己琢郎さん、かとうれいこさん、薬丸裕英さん等)が無残にも死んでしまうハードなドラマでした。その殺害描写がいわゆる「えぐい」感じで、吉田さんの育ての父親役の佐川満男さんがマシンガンで蜂の巣にされるシーンは特に惨殺の象徴的描写でした。

●しゃぼん玉

長渕剛さん主演の社会派ドラマ。当時東京都庁が西新宿へ移転する事が題材か、西新宿の土地の地上げに対抗する主人公や町の人々の交流と抗争的な面の折り重なったドラマで、最終回は警察とマスコミと群衆を巻き込んでの大騒ぎの中、長渕氏がドラマを通して世間への熱いメッセージを放っていました。自身が歌う同名の主題歌も大ヒット。「とんぼ」に続いて長渕さんの弟分に哀川翔さんが出演、宮川一朗太さん、山田辰夫さんと共に3バカみたいな「愛すべきバカども」も良い感じでした。
そして長渕さんが前年アルバムで歌っていた「西新宿のオヤジ」のモデル的な「ガンさん」として岡田英次さんが重厚な演技で魅せ、その死は深い悲しみを誘いました。
長渕さんに対抗する青年実業家・浅倉に石田純一さんが扮し準主役的な立場でしたが、対立しながらも最終的にはお互いの存在を認め合い、親友になりそうな矢先、朝倉は組織の一味に消されたのがまた残念で、長渕さんの医者「ポー」もまた組織のチンピラに銃で撃たれて右足を失い、その末の最終回の大立ち回りとなり、「民衆の叫び」を代弁していました。

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●101回目のプロポーズ

浅野温子さん、武田鉄矢さんという異色共演で話題になった大人気ドラマで、ラストで武田さんがトラックに跳ねられる寸前で「僕は、死にましぇ~ん」のセリフが流行りになるほど話題に。主題歌の「SAY YES」(CHAGE&ASKA)も大ヒットし、この年の代表的な作品になりました。

●ララバイ刑事'91

「代表取締役刑事」の後番組で、片岡鶴太郎さんが主演した群像劇的刑事ドラマ。年が変わって1992年からは「ララバイ刑事'92」と番組タイトルが変更になって放送されました。次作は前作終了時と同じ「ララバイ刑事'92」でスタートして、「ララバイ刑事'93」で終了しました。

●八百八町夢日記Ⅱ

長七郎江戸日記第3シリーズの終了後に再度スタートしましたが、里見浩太朗さんが主役であることに変わりはなく、この時代のこの時間帯は「里見アワー」といっても過言ではないほどでした。

●必殺仕事人・激突!

昭和期に好評を博し実に29作も制作された「必殺シリーズ」ですが、1987(昭和62)年秋に連続ドラマとしては15年でピリオドを打ちましたが、その後も仕事人としての単発ドラマが年に2、3本ほどコンスタントに制作され続けていました。キャスト的には藤田まことさんの中村主水を主軸として、シリーズ後期に活躍した村上弘明さんの「鍛冶屋の政」を中心に、回ごとに仲間になる仕事人を大物ゲストが演じるという形式で、この年の春はかつて「錺り職の秀」を演じた三田村邦彦さんが久々に復帰しましたが、10月からは4年ぶりに連続ドラマとして帰ってきました。

春の復帰が伏線だったのか、三田村さんの「秀」が連続ドラマでは、単独主演した「必殺まっしぐら!」(1986年)以来5年ぶりに戻ってきました。颯爽としたアクションがウリであった秀も三田村さんがこの時38歳で、ちょっと走りが苦しそうというのは正直思ってしまいました。仲間がかなり年下(中村橋之助さん)なので、それもあって秀に老け込みを感じてしまいました。

滝田栄さんの見せる刀捌きが本格的で重厚さに満ち溢れ、酒井和歌子さんの元締めもまた品があって重厚さもありました。

●水戸黄門・第20部

 通常半年強くらいの放送回数で終わる水戸黄門ですが、このシリーズは前年10月から1年間にわたって放送され、番組史上最長の部となりました。この次には「大岡越前」の新作が放送されましたが、おそらく当時の大岡越前の出演者である松山英太郎さんが亡くなったり、森田健作さんが別番組の司会で長期撮影が困難との等で、調整が遅れたのでは?と当時から勝手に思っていました。

●大岡越前・第12部

 水戸黄門・第20部の後番組です。前述のように前の第11部終了後の水戸黄門放送中に、猿の三次役でレギュラー出演していた松山英太郎さんが逝去され、蕪木兵助の森田健作さんの司会番組への転身もあり、水戸黄門が1年間の長きにわたり放送されてからスタートしました。

そのせいか幕開けが波乱のオンパレードで、第1話でいきなり2名の殉死者を出しました。
最初は三次の殉職で、松山さんが既に亡くなられていた為、過去映像で負傷したシーンを使い回し、大岡奉行を庇う形で殉職シーンが作られました。松山さんのこれまでの功績を称える意味合いでスルーせずに、殉職劇として仕立てたというところでしょうか。


そして森田さん演じる蕪木兵助は、新婚の幸せ絶頂の中、事件の現場に果敢に突っ込み、賊との大立ち回りの末、壮絶な殉職を遂げました。「青春の巨匠」森田健作さんですが、時代劇に出ると大抵は殉職しており、「必殺からくり人」「銭形平次」などで殉職しています。


そして入れ違い、というかほんの少しすれ違いで登場したのが原田大二郎さん演じる同心「筧甚八」でした。
原田さんは若手時代に一度レギュラー出演していますが、ここでの筧は当初は一匹狼キャラでしたが、自分の手違いで蕪木を殉職させたことを悔い、熱いベテラン同心として引っ張りますが、長くレギュラーとならなかったのが残念でした。

そしてもう一人、新加入したのが小松政夫さん演じる「赤垣伝兵衛」です。小松さんが他の番組で演じた「赤垣兵助」と「色川伝兵衛」のミックスネーミングなのが個人的にツボでしたが、彼は大岡奉行のいる南町ではなく、北町奉行所の同心としていわば敵役的な立場で登場し、嫌われキャラとコメディリリーフの両方をやっていた感じでした。その後、回を重ねて長期レギュラー出演し、南町へ転属しやがては「おやじさん」的ポジションに収まるとは当時夢にも思いませんでした。

 

●千代の富士物語

この年、小さな大横綱・千代の富士関が遂に引退し、これを受ける形で、わずか4回の連続ものとしてつくられた千代の富士のドキュメンタリー的なドラマです。(翌年、2回の続きものとして、2部製作され、計3部8回放送されました)
宍戸開さんが千代の富士役を演じ、本物の千代の富士の実写も時折交えながらドラマが展開されました。
同郷で同い年の友人である松山千春さんが歌う「燃える涙」が感動的な曲でした。

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<再放送>

再放送では、「赤い」シリーズで何作かこの年に見ました。

●赤い衝撃

山口百恵さん主演の「赤い」シリーズで、三浦友和さん扮する刑事の発砲した銃弾が誤って当たってしまい、下半身不随になりながらも二人は愛し合い…というストーリーで、車いす生活から懸命のリハビリを経て陸上アスリートとして競技会に出場するまでになり、最終回にはケガをしながらもゴールのテープを切るシーンが感動的でした。後に水泳の池江璃花子選手の復活劇を見て、このドラマのヒロインを思い出しました。
また、普段は朴訥としたオヤジを演じる事の多かった中条静夫さんがここでは、ヒロイン山口百恵さんの父親役で、ワンマン社長にして豪快な狸じじいを見事なまでに演じ切っていた姿に、役者というものの奥深さを感じたものでした。

 

●赤い絆

赤い衝撃の次に山口百恵さんが主演した「赤い」シリーズの作品で、いわゆるスケバンを演じていました。ここに外務省に務める坊ちゃんとして国広富之さんが相手役となり、お互い惹かれている事を知りながらも身分の釣り合わない恋は、周囲の猛反対に遭いなかなか叶えられずでしたが、一緒に暮らすまでになり、自身の出生の秘密が知れるのを、本当の母親が常に恐れており、この他人を装った本当の母親を左幸子さんが演じ、彼女は最終回に病気で息絶えてしまいます。また左さんを強請る役柄の高橋昌也さんのあまりにも狡猾ぶりが凄まじかったです。一見穏やかな紳士で、その実は悪の知略の限りを尽くしたような男…ある意味その引出しの深さがすごいな、と近年改めて見て思いました。

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