2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
無料ブログはココログ

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月の5件の記事

2023年12月31日 (日)

旅記事総集編

2023年も今日で終わり。

 

このブログも写真容量の関係で、載せる記事の内容が限られてしまい、旅以外の記事を載せるようになりましたが、まだ終わらせたくないので、これまでの旅に関する記事のリンクを貼る事といたします。

 

これまで旅してUPした市町村

 

それでは2024年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2023年12月29日 (金)

生活と世の中と思い出と(1983年①)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。68回目は1983年の第1回です。

今から40年前、当時小6から中1になる年でしたが、この年のニュースにまつわる思い出を綴りたいと思います。

 

●ニュース

中川一郎氏死去

 …中曾根康弘氏らと共に総裁選を争った議員で、前年末結局中曾根氏が首相となりましたが、その直後の自殺(当時はそう報じられていましたが、後年そのあたりがぼやかされています…)で、選挙で敗れて自殺したのかな、、と小学生ながら思っていました。息子・正一氏も酩酊状態で会見し、程なく早世しており、親子にわたり酒がらみの謎の死を遂げていて、未だにすっきりしない部分があります。

・萩原健一氏逮捕

 …俳優の萩原健一氏が大麻取締法違反で逮捕されました。「太陽にほえろ!」の大ファンなだけにショックでした。映画界に進出し、テレビの人ではなくなってしまった感のあった「ショーケン」は昔とは別人に見えた覚えがあります。その後何度も警察沙汰になり、マスコミの恰好の餌食になり、その度ごとに話題になっていました。

清水健太郎氏逮捕

 …この時期は有名人の麻薬がらみの逮捕が相次ぎ、萩原氏の逮捕から1ヶ月も経たないうちの逮捕劇でした。「Gメン'82」の刑事役出演が終わった直後の事で、これまたショックでした。その後復帰しましたが、復帰、逮捕を繰り返してTVで見なくなってしまいました。

・統一地方選挙

 …各自治体の首長選挙が各地で実施され、うちの地元も県会議員・市会議員等の選挙がありました。
 学校からの帰り道のあちこちに選挙前の決起集会とかのポスターが貼られ、選挙というものに興味関心を持った時期でした。うちの伯父も市会議員選挙に出ていて、プレハブ建ての選挙事務所ほお邪魔したり、その伯父の自宅で当選の瞬間を本人と一緒に親戚一同見ていました。4位だったかで上位当選し、「今の心境は?」とエアでマイク向けたのを覚えています。

サラリーマン新党結成

 …当時あった「新自由クラブ」「社民連」などのミニ政党に続くように結成されました。「サラ新」と称され、2010(平成22)年まで存在していたといいますが、1992(平成4)年以降は具体的な政治活動をしていなかったといいます。こういうミニ政党が選挙で議席を伸ばすか?とかその度ごとに興味深く見ていたものでした。

・エースコック「わかめラーメン」発売

 …石立鉄男氏による「おまえはどこのワカメじゃ?」のフレーズがインパクトの大きかったCMが有名でしたが、この年の発売でした。

・福本豊選手が盗塁世界記録達成

 …阪急・福本豊選手が通算939盗塁の世界新記録(当時)を樹立し、「世界の福本」となりました。
  国民栄誉賞受賞の打診もありましたが、本人が固辞した時の「そんなんもろたら、立ちションでけへんようなる」の言葉も有名でした。

・戸塚ヨットスクール校長逮捕

 …スパルタ教育が過ぎて、訓練生の死亡、行方不明等が相次ぎ社会問題となった「戸塚ヨットスクール事件」はワイドショーに連日取り沙汰されていました。その校長が逮捕され報道が過熱していました。

・沖雅也氏自殺

 …当時母親に、当日の夕刊を差し出されて「中見てみ?」と言われるがままに開いたら、沖雅也さんの自殺記事が載っていて衝撃的すぎました。「太陽にほえろ!」のスコッチ刑事としてあまりに親しみある存在だったので。ホテル47Fからの投身自殺という事で、その後養父が頻繁にTVに出て色々と取材され、「おやじ涅槃で待つ」のフレーズが有名になりました。人気俳優の31歳での自殺…当時仲でしたがかなり衝撃を引きずっていました。

・KKコンビ大活躍

 …PL学園の桑田真澄・清原和博の両1年生選手が大活躍しPLが夏の甲子園で優勝しました。
 それまでは「やまびこ打線」の池田高校が優勝候補最有力で、畠山準、水野雄仁といった投手が甲子園を沸かせてきましたが、KKコンビは甲子園の常連となりプロでも大活躍して、本物であることを証明する事となります。

・社会党委員長 交代

 …社会党の委員長が飛鳥田委員長から、石橋雅嗣氏へと交代となりました。
 自分の記憶にある社会党の委員長は飛鳥田氏からで、初めて交代のニュースを見ましたが、この石橋氏の顔が印象的でした。

・「アップダウンクイズ」司会交代

 …長寿番組として知られた「アップダウンクイズ」。この年で放送20年を迎えていましたが、長年司会を続けてきたMBS(毎日放送)アナウンサーの小池清氏がこの年にて番組を降板し、後任はナント俳優の西郷輝彦氏が登場したのでびっくりしました。やはり小池氏の印象が強いので、違和感がありましたが、それから2年経って番組自体も終了となりました。

・ロッキード事件・有罪判決

 …田中角栄元首相が罪に問われた事件、ぐらいの認識しかありませんでしたが、当時政治家はいい人で犯罪をするなんて考えられない、とおもっていたぐらいには子供でした(笑) 執行猶予とか全然意味分かってなかったですが、とにかく元首相の有罪判決がすごいニュースになっていたのを覚えています。
 それよりもっと驚きは、その後も選挙に出てトップ当選を果たしていた事です。今では絶対考えられない事ですが、当時は逮捕歴があろうが人の心を掴む存在は「支持される」みたいな感じでしたね。

・花王「バブ」発売

 …「花王・愛の劇場」の昼帯ドラマのCMなどでよく見ましたが、お風呂に投下してシュワーッと泡が出ていく、見てるだけでポカポカしてきそうで画期的でした。♪バハバ、バーブ…のフレーズが自分の脳内でよく再生されます(笑)

・巨人・王監督就任

 …巨人の王貞治助監督が3年間の助監督生活を終え、藤田元司監督の退任に伴い巨人の監督に就任しました。

 現役を引退して、コーチを経ずに「助監督」というポストは王氏以外に見た事がなく画期的で、投手交代の時はよく背番号1のままでマウンドへ向かって行ったのを覚えていますが、「ついに監督になったか」という感じでした。

・アキノ氏暗殺

 …フィリピンのベニグノ・アキノ上院議員がマニラの空港で飛行機のタラップを降りる時に、銃により暗殺されるシーンがTVで流れて衝撃的でした。事件の背景は全然理解できていませんでしたが、単純にショックでした。その後妻のアキノ氏が大統領に就任しています。

 

2023年12月17日 (日)

笠原桃奈さん てっぺんおめでとう!

いつもと違う記事を書きますが…

9月から始まったPRODUCE101 JAPAN THE GIRLS(通称:日プガールズ)のオーディションが、昨日12月16日にファイナルを迎え、101人のオーディションメンバーから、最終11人のデビューメンバーが確定しました。

 

     元アンジュルム笠原桃奈 ハロプロOGなどから祝福続々

 

このオーディションの存在を知ったのは、ハロー!プロジェクトの「アンジュルム」の元メンバー・かっさーこと笠原桃奈さんがオーディションに練習生として参加していた事がSNSでバズっていた事でした。

以来この3ヶ月半、この番組を楽しませていただきましたが、かっさー(以後「桃奈」と表記させていただきます)はアンジュルムを2021年11月に卒業した時に「韓国へ行って、歌やダンスを磨いて、再びみなさんにお会いできる日が来ると思います」と言い残してハロプロを卒業し、その後約2年の間、消息が全く知らされませんでした。

オーディションに出るとしても、そこにまず受からないと表舞台に出られない訳で、2度と表舞台には出られない可能性も覚悟しながら、ハロプロの世界から出たんだと思いますが、全く消息が知らされない中、「もう桃奈は見られないんじゃないか?」と思ったハロプロファンもいただろうと思います。

 

そんな中、9月の初めに突如、彼女は表舞台に戻ってきました。

韓国オーディション番組の日本版に現れ、アンジュルムを卒業する時に宣言した「公約通り」に戻ってきた訳で、そこでハロプロファンが「待ってたよ」「戻ってきてありがとう」などと一気に沸き上がり、Xのトレンドにもあがるほどでした。

いわゆる「サバ番」、サバイバル番組というもので、101人の練習生がいくつかのチームを組んで、バトル形式で争い、国民プロデューサーの名の一般投票のもと、50人→35人→20人へと順位発表式の度に人数が絞られる形で脱落していく形式のものでした。

当初このオーディションのテーマ曲LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」が流れる形で彼女の「復活」を知る事となりましたが、オーディションの出場者(練習生)が、それまで普通に高校生だった子もいれば、オーディションにいくつか出た子もいる訳で、桃奈は5年余りもハロプロのアイドルとして何度も武道館公演のような大舞台を経験した「前世持ち」の代表格のような扱いで、他にも元HKTの子や、オーデ番組で有名だった子、韓国のグループでデビュー経験のある子などいましたが、そのような経験者の練習生はごく少数派でした。

その為かパフォーマンスの総合力、言動などはさすがハロプロ仕込みという感じで、ステージングに長けている分、トレーナー陣の評価も高かった一方で、元々の知名度もあり他の練習生が「敵に回したくない」とコメントするシーンもありました。同じチームになったら、「確実に負ける」と思うメンバーもいたように見えました。

最初の見せ場は、同じアイドルグループ経験者である元Cherry Bulletという韓国グループで日本人として参加していた加藤心さんと組んだユニット「Rebloom」でYOASOBIの「アイドル」を披露して、「最強コンビ」として注目を集めました。

この二人は、この時以来「ももここ」として最後までコンビのように称され、強い絆で結ばれた関係として描かれ、順位発表式では2人で1位・2位とワンツーフィニッシュを遂げ、「どちらが1位でも一緒ならよい」的な桃奈のコメントも印象的でした。

このオーデ番組は毎週木曜21時から配信されていましたが、そこで彼女の事がドキュメント的に描かれる、いわゆる「分量」が少ない事でも話題になりました。(「桃奈の分量」がトレンドにあがるほど)

おそらく、感情を乱したり酷評される事がなかったので、番組的に「うま味のある」シーンがなく、結果的にそうなったのだと思いますが、持ち前のリーダーシップを発揮し、ネット上で「ジャンプの主人公」とか「ルフィ」などと称され、関わる仲間たちを事あるごとに励ましたり、常に相手を肯定しながら作業を進めるシーンの一端は描かれていました。

順位発表式の度に1位をとった事もあれば、3位に終わって「悔しい」とコメントする事もありましたが、自分の事よりも他人が良い評価をされた時に自分の事のように喜ぶシーンも描かれたりしていました。

しかし1位を取ったら取ったで「ハロプロヲタクの組織票」と言われたり、歌が特別うまいわけではないといわれたり、アンチが湧くこともありました。

たしかに歌がうまいメンバーは他にも沢山いると思いました、ここの練習生はさすがにみんなハイスペックなメンバーが多く、ダンスが国民的レベルのメンバーや、ラップがバリバリなメンバーなど、個々の能力を取れば、彼女を遥かに凌ぐメンバーも少なからずいたと思います。

しかし全体を考えたステージング、表情をはじめとした「見せ方」、周囲をまとめる人間性など、総合力ではやはり優れていて、それまで彼女の存在を知らなかった層にもファンが確実についていったのは感じられました。これは別にハロプロにいたからだけではなく、そこで培われた部分はありますが、彼女が色々な先輩たちからもらったものにプラスして、独自に築き上げたものも沢山あったと思います。

自分はハロプロ時代から知っていますが、今回彼女に投票したのはそんなハロプロファンばかりではないと感じました。

それに最初からこのような完成された素晴らしい人間性を誇っていた訳ではなく、ハロプロに研修生として入ったのが小6で、アンジュルムのメンバーに抜擢されたのが中1で、それも1人加入で同期がいない、大変心細い状況、更には自ら言う「極度の人見知り」により、グループに馴染むのにかなり時間を要した、と先輩メンバーが口々にいうほどでした。

「仲良くなるんだ」と意気込んでコミュニケーションを取りにいったメンバーもいたほどで、先輩メンバーが「椅子に座りなよ」といっても「いいです」と言って立っていたり、ひとりでスマホ弄って籠ったりするようなエピソードは、初期には数限りなくありました。それこそ「この子大丈夫かな?活動続くのかな??」と思ったぐらいでした。

絶叫マシーンで「絶叫」したことがキッカケで心開いて、急速に先輩たちからも可愛がられ、自身も伸び伸びと育ち…、そして本人の言う「アイデンティティーが形成」され、ここからが本当の彼女のスタートになったように思います。


こんな紆余曲折がありつつ、この「日プ」の舞台で文字通り返り咲いた桃奈、番組での「分量」の少なさも乗り越えて、着実に上位をキープしていきました。

加藤心さんとのコンビネーションは常に絶妙でしたが、このオーディションのもう一人の重要人物・櫻井美羽さんとの関係性…これがよく分からないまま放送回数が重ねられていきました。

この櫻井さんは、他のオーディションでいいところまでいった、それなりに知名度のある人で、ここではかなりのクールなキャラで個人的によく分からない人でした。回を重ねるにつれ、自分が作っていた殻を破り、心を開いて楽曲に向き合う姿が描かれ、以後笑いを誘うシーンの中にいたり、見ている方々の中にも印象がかなり変わった方もいただろうと思います。

そして櫻井さんと桃奈が絡むシーンが遂に見られ、彼女は桃奈の事を「笠原」とよび、桃奈は「櫻井美羽」と呼ぶ関係性であることが分かり、「結構いいんじゃない?」と感じました。当初のイメージだと、それこそ敵対か無視ぐらいしてるんじゃないか、と勝手に考えていましたが、櫻井さんの心が解き放たれコミカルな面も見せるようになり、これが桃奈の波長と絶妙にマッチしたようです。櫻井さんの殻を破らせたのは、桃奈の相棒ともいうべき加藤心さんでした。

そして、桃奈と櫻井さんの1位2位になった時、櫻井さんの口から「"桃奈"と一緒にここに立てて」という言葉が出たのは感動でした。おそらくですが、この練習生たちの中で「桃奈」と呼ぶ人はおらず、ほとんどが「桃奈ちゃん」、また「桃奈さん」と呼ぶ子もいて、盟友・加藤心さんは「桃奈っち」で、櫻井さんは「笠原」でした。その櫻井さんがおそらく誰も呼んだことのない「桃奈」呼びは衝撃でした。あのメンツで、そんな風に呼べるメンバーはたぶん一人もいないだろうな、と勝手に思っていましたので。

そして櫻井さんの2位、桃奈の1位が発表され、この前の順位発表式でもそうでしたが、ガッチガチに緊張して顔をこわばらせていた桃奈に、櫻井さんが優しく頬を撫でるシーンが感涙すぎました。当初見ていておよそそんな事をしなさそうな人と思っていたので、そのギャップがすごすぎました。

 

そして昨日のデビューメンバー決定、桃奈は見事1位を勝ち取り、「てっぺん」を取りましたが、1~10位まで加藤心さんの名前が呼ばれませんでした。「まさかのデビューできず」になるのか??と最後の当選枠・11位の発表、ギリギリの滑り込みで加藤心さんの名前が呼ばれ、桃奈は自分自身の1位発表の時よりも、心ちゃんのデビュー決定に大いに涙し、そして周りがハグし終わるのを待って、ハグしにいってました。

 

激動の3ヶ月半、常にハラハラと楽しみを供給してもらった「日プガールズ」でしたが、このファイナルでビューできなかった9人も素晴らしい才能とスペックとキャラを持ったメンバーでした。彼女たちにも、またそれまでに脱落してしまったメンバーたちにも、今後の幸せな未来が訪れる事を祈念してやみません。

本当に皆さんおつかれさまでした。ここまでありがとうございました。

2023年12月13日 (水)

生活と思い出と世の中と(1984年④)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。67回目は1984年の第4回です。

この年に見た再放送ドラマやアニメ、バラエティー、そして聴いたラジオについて綴ります。

 

●ドラマ(再放送)

「太陽にほえろ!」

 …当時まだ本放送はやっていましたが、何せ長い歴史を持つ番組につき、以前の時期の再放送は昔からやっていました。
 この時、4月から「ジーパン編」として2年目の1年間について再放送がされましたが、夕方4時からの再放送は実質この時で終わりました。
 いつも学校から帰ってきて、4時になったら再放送を見ていたのですが、これ以降は朝10:25くらいからの再放送になってしまい、学校で見れるはずもなく…という事になってしまいました。

 伝説の「なんじゃこりゃあ」でおなじみのジーパン殉職編をこの時初めてちゃんと見ました。
 手に汗握る銃撃戦、10何人もの相手を一人で制圧するジーパン…、ここでやられてしまうと思っていても、肩を撃ち抜かれても制してきて、「どこが殉職編なんだ?」と思っていたら、まさかの必死に守った相手の持った拳銃が暴発してのあっけないものでした。
 昔見た回想殉職シーンの記憶では、なぶり殺しみたいに打たれたのかと勝手に思っていましたが、全然違ってました(笑)
 ジーパンは当初、拳銃を持たずに犯人と闘っていたというのも、この時見るまで全然知りませんでした。小学校の訳の分からん子供時代に見るのと、この中二になる時に見るのとでは理解度も全然違う訳ですね。

「俺たちは天使だ!」

 …沖雅也さん主演の探偵アクションドラマです。
 前年に沖さんが自殺した事がまだ衝撃的で、ある種のトラウマとして残っていた頃に再放送がされて、この番組を初めて見ました。
 元気だった沖さんが躍動するのが、悲しげでもありました。それぐらい「ロス」が大きかったし、31歳での自殺は衝撃すぎました。

「探偵同盟」

 …宮内淳さんが「あさひが丘の大統領」以降に出たドラマとして記憶の片隅に残っていましたが、それがいつのなんというドラマか完全に忘れ去っていたところに再放送がされて、断片記憶がつながりました。宮内さんが実質的な主役ではありますが、クレジット上の主役は加山雄三さんで、おいしいとこは最終的に加山さんが持っていきます。
 「探偵物語」に刑事役で出ていた成田三樹夫さんと山西道広さんが、局が違うのに同じ役でスピンオフ出演してるのが、後から考えたらすごいなと感じましたが、当時は何もわかってませんでした。

Img_20170127_070230

「猿飛佐助」

 …地元ローカル局の再放送で見た太川陽介さん主演の時代劇で、あの「西遊記Ⅱ」の後番組でした。

 猿飛佐助と仲間たちの活躍劇で、真田幸村を川崎麻世さんが演じていました。
 この番組の何がすごいって、最終回の壮絶さです。
 何も知らずに見てるうちにラストであっという間の惨殺劇で、見たら絶対トラウマになるやつです。
 目つぶしで失明した佐助に、丘の上から鉄砲で蜂の巣にしたかと思えばそれでは飽き足らず、大量の弓矢でハリネズミ状に刺しまくり、さらにまだ銃弾で蜂の巣でとどめを刺すという、惨殺の極みでした。それで最後のナレーションで「佐助が生きているのを見かけたという話も」とあり、あまりにも「それはないやろ」と思った記憶があります。

「俺たちの勲章」

 …松田優作&中村雅俊という主演級の2人が刑事役でコンビを組んでて、子供心にも豪華すぎる共演にすごいと感じていました。
 この時の優作さんがカッコよすぎて、雅俊さんは逆にバンカラ風とは真逆の真面目で朴訥とした青年キャラで対照的でした。
 夏休み期間中に一旦再放送が途切れ、「もうやらないのかな」と思っていたところに秋口に再開されて、最終回を見る事ができました。

「探偵物語」

 …松田優作さんの民放連続ドラマ最後の作品でした。普段はめちゃコミカルな優作さんが見れて楽しかったですが、最終回はガラッと作風が変わって、仲間や友達が次々と殺され、その復讐に燃えて殺しまくるのがすごく怖かったです。そして最後に自身が、レジでいちゃもんをつけた根暗な男に刺されるという…

 その後傘をさして街を歩くシーンがあって、これを「アレは結局死なずに助かったんや」という同級生が何人かいて、「死んでるやろあれ」と個人的に思いましたが、こういう生死不明なラストのものはやはり視聴者に色んな考え方を与えるのだな、と感じたものでした。

 

●アニメ

まだ中二(もう中二?)もあってか、アニメもいくつかは見ていました。

「夢戦士ウイングマン」

 …ヒーローに憧れた中学生がある日突然そのヒーローになって戦うという作品で、のちに「電影少女」でヒットする桂正和氏の漫画です。
 ヒロイン美紅ちゃんの「○○するの、よくないと思う」が決め台詞的なものでした。
 OPを歌っていたのが、その前に「Gメン'75」のEDテーマである「遥かなる旅路」を歌っていたポプラさんだと知ったのは、この放送から30年以上も後の事でした。

「オヨネコぶーにゃん」

 …当時「キン肉マン」で一世を風靡していた神谷明さんが、図々しすぎる飼い猫の声をアテたホームギャグアニメという感じのものでした。
 とにかく、ぶーにゃんの巻き起こす騒動が中心でしたが、神谷明さんがおもいっきりギャグ路線の声にシフトした感じで、ゲッターロボのリョウとは全く対照的で、声優の奥深さを感じたものでした。

「Gu-Gu ガンモ」

 …人間の言葉をしゃべる珍妙なニワトリのようなキャラクターが主人公で、その居候宅で巻き起こすドタバタ劇で、アニメでは前番組「さすがの猿飛」と同じ細野不二彦さんの原作でした。
 ♪えらいやっちゃどんなやっちゃ チャチャチャGu-Gu ガンモ! の歌い出しが印象的でしたが、楽曲や歌い出しに使われるアニメーションがこの時代らしいというか、昭和50年代末期感をすごく感じます。オープンカーやグラサンキャラや…右肩上がりの時代を感じさせるものでした。

「ルパン三世PARTⅢ」

 …70年代末期に大人気を博しその後も映画としても続いていた作品の待望の第三シリーズが放送され、最初のうちは見るようにしていましたが、いつの間にか見なくなっていました。自分のデフォルトが前作の赤いジャケットのルパンであり、初作の緑ジャケットに戻って、妙に端正な顔立ちのルパンほかキャラにあまり感情移入できなかったようで。1年半かけて50話が放送されました。

「名探偵ホームズ」

 …全員が擬人化した犬という形で展開された探偵ホームズのアニメで、ホームズの出で立ちがカッコよかったのと広川太一郎さんの知的感溢れる雰囲気の声もまたカッコ良かったです。相方のワトソンは富田耕生さんがアテていて、対照的なキャラもよかったです。

 

●ラジオ

「世良公則のちょっとイカした10 o'clock」

 …前年からの引続きですが、1月~12月通年聴いていたのはこの年だけでした。
 長渕剛さんがゲストに来た回もあり、この当時は特にこの2人の交流は色々とあったようです。
 この年世良さんは「太陽にほえろ!」を殉職の形で降板し、その話が出ないか毎週興味深く聴いていました。
 その後は「25歳たち危うい予感」の出演時の話や、この時に主題歌として歌っていた「導火線」が良く流れていました。

「理恵と歌おう」

 …前年から聴いていた中原理恵さんのラジオで、86年まで放送されていました。
 

 タイトル不明

 …三田村邦彦さんのラジオ番組が当時ABCラジオで土曜の夕方にやっていましたが、調べてもタイトルが分かりませんでした。
 当時出ていた「必殺仕事人」の話もされていて、中二で22時からのドラマが見れず、ここで必殺の片りんを知った気がしました。

 

2023年12月 3日 (日)

生活と思い出と世の中と(1984年③)

遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。66回目は1984年の第3回です。

この年に見たドラマについて綴ります。

 

●ドラマ(本放送)

・「青い瞳の聖ライフ」

 フローレンスというハーフのタレントがいきなり主演で出てきた高校生のラブコメディーものでした。その前に彼女はモデルで「フローリー芳賀」として活動していたのを見かけた事がありましたが、それと同一人物と分かるのに暫くかかりました。
 ベスという名の女子高生役で、相手役が宮川一朗太さんだったのを覚えています。後に内村光良さんと顔が似てると話題になりましたが、この頃の一朗太さんは「ぼくたちの疾走」などでも前面に出て活躍していました。

・「暴れ久庵」

 風間杜夫さん主演の時代劇で、これが時代劇初主演でした。
 正義感に燃える漢方医の役で、この出演が後の銭形平次に繋がったのかな、という気がしました。

・「オレゴンから愛」

 古谷一行さん主演のアメリカもので、全編オレゴン州でのロケだったといいます。「北の国から」のアメリカ版ともいわれていたようで、その後も続編が年1回単発で何度か放送されるほど、後年も人気が衰えなかった作品です。
 寺泉憲(当時:寺泉哲章)さんの日系人ぷりがすごく様になってて印象的でした。

・「風の中のあいつ」

 渡辺徹さんの連続ドラマ初主演作として日本テレビ系土曜21時から放送されていました。
 当時、「太陽にほえろ!」のラガー刑事役でレギュラー出演中で、掛け持ちの状態で唯一やっていたドラマでした。
 逆に「太陽-」での出番が激減し、翌年番組を卒業することになります。
 後に結婚する事となる榊原郁恵さんが相手役で共演し、それまで歌番組で共演歴がありましたが、明確にきっかけになったのはこの作品だったと思います。
 明石家さんまさんも出演していて、以後徹さんの主演ドラマには必ず彼が共演していました。
 経営の事は二の次にする正義感に燃える医師役でしたが、これとは対照的なプレイボーイ的な役どころで、後に「太陽-」で徹さんの後任となる刑事を演じた金田賢一さんも共演していました。

・「家族ゲームⅡ」

 前年、長渕剛さんが主演して話題になった「家族ゲーム」の続編で、前回は6回のみでしたがこのシリーズは1クール放送され、二谷友里恵さんが出演していました。主題歌「孤独なハート」はそれまで長渕さんになかったタイプのポップな曲で、当時「えっ!意外」と感じたものでした。世良公則さんのラジオに長渕さんがゲスト出演されて、この曲が流れていたのを覚えています。
長渕さんがTVに出はじめた頃に世良さんとよく混同していたので、この共演はなんか嬉しかったものでした。

・「昨日、悲別で」

 ザ・倉本聰作品という感じの北海道を舞台にした作品でした。
 天宮良さんが主演デビューを果たしたドラマで、梨本謙次郎さんの名前を知ったのもこの作品でした。それまでナシモトというば梨元勝さんしか知らなかったので(笑)

 後年、この悲別の舞台となった地に実際に行きましたが(写真)、そこは日本一人口の少ない歌志内市という所でした。

Dsc01010


・「気分は名探偵」

 「事件記者チャボ!」の終了後半年を経て、水谷豊さんが日テレ土曜21時枠に戻ってきた作品で、今回は探偵役です。
 パートナーが岡江久美子さん、上司が朝丘雪路さんで、手下的な若手に船越英一郎さんが出ていました。佐野量子さんのデビュー作でもありました。

・「京都㊙指令 ザ新選組」

 ㊙なんていうのがいかにも昭和ですが、古谷一行さん主演の現代版新選組が悪を裁くドラマで、新選組+ハングマンという感じの作品でした。
 共演者がとにかくユニークで、ガッツ石松さんに横山ノックさんという、ガッツさんは当時まだドラマ出演が豊富でない頃でした。

 それぞれが新選組の隊員に似た役名で、古谷さんが土方、ガッツさんは永倉、ノックさんは山田勇(=近藤勇からとったものであり、また自身の本名)といった具合です。
 また若手メンバー役で京本政樹さんが出演し、沖田総司をもじった沖田信介の役名で、革ジャンにバイクを乗り回す颯爽とした役どころでした。おそらくこれが翌年の「必殺仕事人」起用に繋がったのでしょう。本放送はあまり見れませんでしたが、京本さんのカッコいいアクションシーンはよく番宣で見たものでした。

 後年、再放送を見る機会を得ましたが、古谷一行さんのアクションものってあんまりないな、とその時感じました。

・「激愛、三月までの…」

 本放送でほぼ見た事がありませんでしたが、当時買っていた中学生の学習雑誌にドラマ紹介コーナーとして載っていました。
 草刈正雄さんと三田寛子さんの年の差恋愛ものでしたが、草刈さんの役が余命3ヶ月の役どころで…という作品でした。
 三田寛子さんはこの時のイメージや、この前後に中日の田尾安志選手とCM共演していたり、結構おじさんキラー的な印象がありました。
 といっても草刈さん当時31歳、田尾さんも28歳くらいだったと思いますが、二人ともカッコいいけど10代の子と比べると風格を感じたものでした。

・「ザ・ハングマン4」

 「新ハングマン」終了後、名高達男さんが同じ役名(結城五郎)で主演した作品で、コードネームは「E.T.」から「サファリ」に変わっていたので当時は別キャラだと思っていました。
 彼以外のメンバーは一新されつつも、植木等さんが「ザ・ハングマンⅡ」以来2年ぶりに「オショウ」として復帰、当時名高さんも共演していましたが、別キャラ(加納良次:コードネーム「デジコン」)だった為、知り合いではない設定でした。

 個人的にハングマンの中でリアルタイムで最も記憶に薄い作品でしたが、渡辺祐子さんという新人さんが出ていたのは覚えてます。佐藤浩市さんもこの作品から2作連続でハングマンに出ていました。

・「私鉄沿線97分署」

 「西部警察」シリーズが5年間にわたる「激闘」の末、終幕後の番組で、同じ刑事ドラマでも一変して人情刑事ドラマになりました。
 プレハブ造りの仮庁舎が舞台で、時任三郎さんが実質主演でしたが、クレジット的にはそれまでにつづき検視官役の渡哲也さんが主演となっていました。時任さんは翌年春に半年で降板し、その後は新沼謙治さん、古尾谷雅人さんと続いていきますが、時任さん降板後は実質的に中堅刑事・奈良を演じた鹿賀丈史さんが主演という感じで次回予告も基本、鹿賀さんが担当していました。

 渡さんは事件を追う刑事たちのアドバイザー的な役どころで同じ庁舎に勤務する検視官役でした。後にOPの冒頭にクレジットされますが、当初はラストのトメでクレジットされ、また「西部警察」終了直後もあって、角刈りのままワイシャツの色を水色から茶色に変えた感じでした。
 当初はOPもEDも松谷千春さんの曲で、これらがとても印象的でした。
 また当社は婦警役で早見優さんも出演していました。1クールほどで交代したと思いますが。

 ほとんど発砲シーンのない人情刑事ドラマでしたが、初回だけ庁舎内の発砲で、時任さん演じる片山刑事が負傷したシーンがありました。

・「金曜日の妻たちへⅡ 男たちよ・元気かい?」

 いわゆる「金妻」の続編で、前作とは打って変わって女性(高橋惠子さん)が主演で、前回に続いて出演したのは竜雷太さんだけで、それも別の役であり、前作とは全くの別物でした。
 翌年の「Ⅲ」が初作の雰囲気に近づいた感じでもあり、この作品だけ異色感がありました。

 当時の印象としては小西博之さんが高橋惠子さんを求めるシーンだけ記憶にあって、小西さんといえばこの前の時間帯で「欽ちゃんの週刊欽曜日」というバラエティーに出ていて、そのギャップがすごかったのと、前項「私鉄沿線97分署」にも刑事役で出ていて、かなりの売れっ子だった事を当時でも感じていました。

 板東英二さんのドラマ初出演作でもあり、その後いろいろなドラマに出演し、後に自身が塾長として司会した「わいわいスポーツ塾」では竜さんが塾頭と指名され共演していますが、ここでの縁だったのでしょうか。

・「スクール☆ウォーズ」

 「太陽にほえろ!」のスニーカー刑事以降、やや失速気味にあった山下真司さんに熱血教師役というオファーが届いたといわれ、実在する高校・監督をもとに作った大映ドラマの話題作でした。
 OPの過激な校内暴力シーンにモデルの高校は放送差止めを求めたほどで、また実在する監督に失望されないよう山下さんはかなり気合を入れて演技をしたといいます。
 試合で大敗を喫した後に、生徒たちに愛のムチを振るうシーンは今ではコンプライアンス違反として地上波では放送できないそうですが、先生に殴られるのが当時はそんな異常事態でもなく、自分も殴られたことがあったので、すごく隔世の感がありました。悪い事をしたら殴られても仕方ない、と思っていたので。
 このドラマもリアルではあまり見れませんでしたが、イソップと松村雄基さん演じる「川浜一のワル」と称された大木大助との友情は当時からすごく感動していました。生まれつき体が弱くスポーツ音痴のイソップとワル街道まっしぐらの大木、大木はケンカに明け暮れて誰も寄せ付けない男でしたが、イソップにだけは固く閉ざした心を開き、またイソップにとっても大木だけは「自分を認めてくれる友達」でした。こんなにも対照的すぎる2人が友達になる?でしたが、二人がお互いにだけ本音をさらけ出して友情を示すシーンが逆に感涙ものでした。今見ても大泣きします。
そのイソップが事もあろうに死んでしまう?と思ったものでした。

 ベテランの重厚の演技にも感動でした。校長役の下川辰平さんは「太陽にほえろ!」で山下さんと共演していましたが、ここでは良き理解者として支え、また梅宮辰夫さんが元暴走族でラグビー部員の義兄役として気のいいラーメン屋のマスターをやっていました。この梅宮さん演じるオヤジさんの死も感涙ものでした。皆から慕われた熱い男の不慮の死…妻役の和田アキ子さんもいい味を出していました。

・「中卒・東大一直線 もう高校はいらない」

 中学生だったこの当時、衝撃的なタイトルのドラマでした。
 坂上忍さんが受験生役で主演し、クレジット上の主演は彼の父親役の菅原文太さんでした。菅原文太さんのこういう父親役というのも珍しいと感じました。

・「転校少女Y」

 大映ドラマで「不良少女とよばれて」の後番組として1クールのみ放送されました。
 高部知子さん主演のバレーボールもので、当時謹慎明けの復帰作となりました。
 元不良で更生した主人公が過酷ないじめや複雑な人間関係に悩まされながらバレーに打込む姿が描かれていました。
 バレー部のコーチ役に当時まだ無名だった渡辺謙さん、その弟で失明寸前の役どころを演じたのが尾美としのりさんでした。
 主人公の実母で訳あって母と名乗れず叔母の役が加賀まりこさんで、健気に主人公を支える役どころでした。
 その加賀さんと恋仲にあった男の役が竜崎勝さん(高島彩アナウンサーのお父さん)でした。これが病に苦しむ男の役で毎回のように苦しんでいて、劇中で最終回に死去し葬儀が行われますが、なんとその当時未明に演じる竜崎さん自身が44歳で亡くなってしまいました。
 松本伊代さんの歌う「ビリーヴ」という楽曲がEDテーマでこれも印象的でした。

・「25歳たち・危うい予感」

 主演の桜田淳子さんを筆頭に25歳前後の女優陣が集まり、25歳までに結婚しようと誓い合う同級生を演じていました。

 あまり見ていませんでしたが、当時世良公則さんのラジオで盛んに宣伝されていた主題歌「導火線」が良く流れていました。
 この曲は世良さんソロのシングルでは最もヒットしていて、世良さん自身も準主演的な役どころで出演し、「太陽にほえろ!」降板後初の本格的レギュラー出演を果たしましたが、その「太陽ー」の終わった後の時間帯に放送されていました。

・「ビートたけしの学問ノススメ」

 タイトルがちょっとあれですがれっきとした連続ドラマです。
 夏目宝石という主人公の教師をたけしさんが演じていましたが、学校を舞台にしたギャグドラマというところでしょうか。
 ほかにも芥川先生として、前年まで阪神の投手だった小林繫さんが出ていたり、与謝野先生には沢田亜矢子さんが出ていました。
 生徒役はたけし軍団がやっていて、松尾伴内さんが御手洗くんという生徒だったと思います。
 酒を飲んではたけしさんが両手をそれぞれ上向きと下向きにして「アウーーーー」と叫んでいた記憶があります。

・「必殺仕切人」

 見ていませんでしたが、新聞の新番組記事を見ていました。今も取ってあるので貼っておきます。

Photo_20231203204301
 「必殺仕舞人」シリーズで活躍した京マチ子さんが役柄を変えて再登場、他にもやはり同じ仕舞人で相棒的な役だった高橋悦史さんや西崎みどりさん、「必殺からくり人」シリーズで活躍した芦屋雁之助さん、必殺初参加の小野寺昭さん、そして…「必殺仕事人」シリーズで大人気を博した立役者・中条きよしさんが仕事人で演じた三味線屋の勇次役そのもので出演、「仕事人から一本立ちした」のが大きな目玉でした。

 当時、藤田まことさんの仕事人シリーズとそれ以外のいわゆる「非・主水」作品とが交互に放送されていた必殺シリーズでしたが、それまでの非・主水シリーズはすべて1クールのみで、この仕切人は豪華役者陣を揃えて、これ以上の話数を放送していました。
 当初は仕切人も中条きよしさんの主演作としてシリーズ化する構想もあったようですが、豪華すぎる役者陣が揃う回が少なく、揃ったら揃ったで人数が多すぎてかつ平均年齢が高く殺しのシーンが冗長になったりなどしたのか視聴率的に苦戦したようでした。
 後年再放送で見た印象ですが、中条さんの勇次が仕事人の時よりマイルドでよく喋るキャラクターになっており、こっちが中条さんの素に近いように思いますが、小野寺さん演じる新吉との軽妙なやりとりが楽しかった印象もありました。

・「不良少女とよばれて」

 「スチュワーデス物語」の後番組として、不良から更生した原笙子さんの原作をもとに大映仕立てにした作品です。
 主人公の不良少女を前年「高校聖夫婦」でかわいらしい魅力を振りまいていた、いとうまい子(当時:伊藤麻衣子)さんが演じるという事で、前作とのギャップが大変話題になりました。これは本人が希望して演じたそうですが、大映ドラマはこの頃からツッパリ、不良が露骨化してきて、まい子さん演じる笙子のライバル的な役に伊藤かずえさん、笙子に惚れたを連発するキザすぎる不良に松村雄基さんが登場し、松村さん=不良のイメージがここからしばらく付きまとっていた感がありました。伊藤かずえさんや松村雄基さんが台頭してきた作品でもありました。

 そしてこの作品の主演は実は国広富之さん演じる「哲也」で、笙の奏者役なのですが、まい子さんの笙子に熱烈に惚れられ、岡田奈々さん演じる婚約者もいて…という状態でした。
 
 ・「わたしの姑ばなれ」

 この年に放送されていた昼帯ドラマで唯一見た作品でした。ちょうど学校が夏休みでもあったので。
 佳那晃子さんがキャリアウーマンとして働く嫁で主人公、その夫が中島久之さん、そして主人公を激しくいびる姑が馬渕晴子さんが演じていました。馬渕さんは当時おそらく総白髪のカツラを被っての老け役だったと思いますが、かつての大映ドラマ「赤い激流」でみせた悪役感以上にここでは嫁を目の敵にする姑を演じきっていました。

 

ここからは前年以前から放送されている作品についてです。

・「特捜最前線」

 ほとんど見ていませんでしたが、放送7年目を迎え視聴率が最もよかった時期だったそうです。1月の放送で番組最高の27.4%を記録、当時は約4年間ほとんど刑事の人事異動のなかった「超安定期」でした。主運:二谷英明さんの妻である白川由美さんがゲスト出演した回もあり、これは中学生の学習雑誌にも紹介されていました。法医学の先生役だったような…。 また「コンピューターよ、演歌を歌え」というすごいタイトルの回もあったと…。

・「西部警察PARTⅢ」

 前年4月からスタートし、1年を越えても放送されていました。
 春には「全国縦断ロケ」のファイナルとして関西ロケがあり、このイベントが大阪城辺りである聞き、すごく参加したかったです。中学生だったしとてもできませんでしたが…。イベントはすごく盛り上がって、舘ひろしさんが歌手の本領を発揮し、ロックナンバーで魅了していたのもTVで見ましたが、生で見た方たちが羨ましくて、大門軍団を一度生で見たかったものでした。

 最後の半年はロケなしで東京での回が続きましたが、とにかくこの番組の「全国縦断ロケ」はPARTⅡの頃から約2年にわたり各地で行われた大イベントであり、社会現象にすらなったほどでした。今のドラマではまず考えられない展開でしたね。ロケをイベント化し、そこでまた派手なアクションに大爆発、これが全部生で行われた訳ですから。

 そして10月の最終回、10/21の日曜日は通常放送としての最終回で、翌日月曜日である10/22が3時間スペシャルでの本当の最終回で、島での壮大なロケと、豪華すぎるゲスト陣が登場し、武田鉄矢さん、山村聰さん、宝田明さん、倉田保昭さん…そしてテロリスト役として原田芳雄さんが扮し、渡哲也さんの「大門」と最終決戦で相まみえます。ここで相討ちのような形となり、テロリストは絶命、大門は腹を撃たれながらも命からがら爆発から逃れ仲間たちのもとによたよたと駆け寄るその時…、一発の銃声が大門の身体を貫通…、中村晃子さん演じるテロリストの仲間が護身用に持っていた拳銃が大門にとどめを刺してしまいました…。

 大門の殉職…というショッキングな最期は事前に情報として入ってはいましたが、これは中学のクラスでもかなり話題になりました。

 ラストの写真集は親が買っていたものを見ましたが、総集編的な内容でそれこそ永久保存版です(今も手元にもっています)

・「銭形平次」

 前の記事でも触れましたが、この4/4に888回をもって最終回となり、18年の放送に幕を下ろしました。
 1人の俳優(大川橋蔵さん)が連続主演したドラマとしてギネス認定されているといいます。

・「太陽にほえろ!」

 放送12年に到達し、4月頃に600話が放送されました。
 春先に世良公則さん演じるボギー刑事が殉職するという噂が飛びかい、金曜日が来るたびに「ボギーはいつ死ぬのか?」と周辺でよく話題になっていました。

 当時は長寿刑事ドラマが多くて、誰かが殉職したら「次は誰が殉職するのか?」とよく同級生と噂したものでした。
 そしてボギーの殉職、母親が買った週刊誌の誌面を見せてくれて、その死にざまを見ました。ナイフで刺されての殉職か…と予備知識がついた形になりましたが、4/6この日は中学二年生の始業式の日でもあり、朝一番は旧・中一のクラスで教室に入り、その後新クラスの教室に移り、中二として実質スタートして日でした。
 その晩に、このボギーの殉職を見ました。それまでの殉職と全く違う、人ごみの中での暗殺というバターン、1本のナイフでいともあっさりと、無音で展開される異様なシーン、色々と衝撃的でした。刺されても何もできなかった、無念さがすごく残った殉職でもありました。やられても一矢報いるみたいなところがこのドラマの殉職シーンにはよくありましたが…、そういうものを全部覆した感がありました。

 そしてボギーの死後は後任補充なく、約半年後に石原良純さんが演じるマイコン刑事が、まず1ヶ月ほど前に2時間スペシャルで「コンピュータ専門の刑事」として本庁から派遣される形でゲスト出演し、その後正式に七曲署の仲間として登場する事となりました。西部警察終了後に間髪入れずにこの番組のレギュラーになった感じでした。同時に又野誠治さん演じるブルース刑事が先輩刑事になりました。マイコン刑事はアクションはあまりやらなかったので、アクション面は殆どブルースが引続き担当し続けていた格好で、彼の先輩であるラガー刑事の渡辺徹さんは自身の主演ドラマ「風の中のあいつ」と掛け持ちする事となり、出番がかなり減っていました。

 

次回は、この年に見た再放送作品について綴っていきたいと思います。

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »