京都/福知山 桜舞う福知山城
京都府福知山市、福知山城を中心とした風景です。
(2003年4月当時)
▼線路の北側に福知山城が見えているカットです。
この時はJR福知山駅からの歩き旅ではなくバイクで来たのですが、駅からお城まで歩いて行く事も可能です。
福知山駅から福知山城まで東へ約1.3km程度で、このカットは線路南からお城へ向かって撮ったものですが、この辺りでは舞鶴城とこの福知山城が天守を持つお城として存在感を放っています。
▼福知山城の東側に架かっている「昇龍橋」です。
曲線具合が独特でたいへん印象的でした。高さの違う2点を曲線で繋いでいます。
龍が天を昇る姿をイメージしてつくられたのだそうですが、そんな風に見えますかね??
▼お城の建物の通路までやって来ました。
時にもう16年も前の4/26頃でしたが、桜の花びらが散り落ちた中を通って行きました。
まだ近畿でも北部だからか、開花も散るのも時期が遅かったと思われ、近畿では中南部だと4月末に桜の雰囲気など消え失せています。
実際ここへ来た時も、そんな期待などしていなかったのですが、想定外に桜の舞う姿が見られたので、実にうれしい誤算でした。
▼福知山城は平山城ということで、少々上っていきますが、それだけに見晴らしも相応の素晴らしさがあり、福知山の街の景色も御覧の通り、という訳です。
ライトアップの記載もあるので、夜のお城は光に照らされて、より一層にきれいな景色となるのでしょう。
昼は昼でこの雲の浮いている光景が、なんともいえない素晴らしさがありました。
▼さて、お城と桜の景色です。
4月末でもこんだけ咲いていました、2003年の事ですが…。
GW初期に桜の舞う(もちろん桜の咲いている)福知山城が見れる、という事です。
同時期に長野や山梨などでも見た事はありますが、近畿でも北部ならば見れる、というところですね。
▼打って変わってこちらは、緑の木々とこれに隠れる福知山城の画です。
謎のベールに包まれた要塞の様でした。
冬は木々か枯れて、お城の本体の様子がかなり見えやすくなっているのでしょうか。
▼福知山城の二の丸の部分です。
左手前の建物は銅門番所とよばれる建物で、福知山城では唯一の現存する建物だそうです。この辺りは藩士などを詰めさせて、容易に入れないようにガードしていたといいます。
ちなみに現在のような縄張りを行ったのは明智光秀であるといわれています。
お城の歴史としては室町時代からあるとされていますが、築城年は1579年で、光秀の謀反による本能寺の変はそのわずか3年後に起こる事となります。このお城はそんな歴史の生き証人ともいえる場所で、光秀は信長を自害に追い込んだものの、その後戦いに敗れ果てに殺害されるという暗転を迎えます。そんな激動の時代をこのお城も眺めてきたのでしょうか?光秀が居城していたのはわずか3年の短さでした。
その後、秀吉の養子から始まり様々な武将の手により治められてきましたが、最終的に江戸時代末期までの200年間にわたり朽木氏が藩主として福知山を治めてきました。
▼福知山城の天守です。
石垣の外形がとても整っていて、その上に濃い茶色の板張りが乗っかっていて、白壁の妻入り屋根と建物が重なるという、独特の色遣いのお城、という感じで、個性がとてもよく出ていてイイネ!と感じました。
不自然なくらい綺麗な形で整った建物で、逆に歴史を感じさせない部分があるとは思わされますが、スタイリッシュで良いとも思いました。
日本百名城、などというのがありますが、このお城はそれにこそ選ばれませんでしたが、2017年に「続日本百名城」という事で、つまりは日本百名城に続く101~200番目のお城を決める際に選出されています。中へは入る事ができ「郷土歴史館」という事で営業されており、おとな310円で入場可能です。毎週火曜日が休みなので要注意です。
という事で福知山城でしたが、このGW期間の初期であれば、十分桜と共に写真が撮れる可能性がありますので、これからの時期おススメかと思います。
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