JRオレンジタウン駅 (香川県さぬき市)
香川県さぬき市のJRオレンジタウン(オレンジタウン)駅です。
さぬき市では以前にJR志度駅をupした事がありますが、同じ志度地区にあるJR駅の御紹介です。
-JRオレンジタウン駅-
【路線】JR高徳線(高松-徳島間)
【開業】1998年3月14日
【訪問】2017年3月
【1日あたり平均乗車人員】 122人/日 (2014年)
【近隣の主要駅】 (高松方面)志度駅→隣駅
(徳島方面)三本松駅→6駅
●駅名標
なんといってもこの「カタカナ」オンリーの駅名標が印象的すぎます。
このカタカナだけの駅はどんなとこだろう??という疑問がここを訪ねた動機です。
他にJRでカタカナの駅名はどんな所か??探してみると…
ユニバーサルシティ駅
ハウステンボス駅
スペースワールド駅
というアミューズメント系の所が多く、これ以外では
マキノ駅 (滋賀県高島市)
などがありますが、ここの場合は旧・自治体名です。
北海道にはありがちですが、
トマム駅
ニセコ駅
など。
そんな中、このオレンジタウンはこの辺りの田園都市をこのように呼んでいるようです。周りは住宅地です。ただ正直あんまり賑わいは感じられませんでした。1日あたりの乗車人員は120人あまり、この降り立った時も2,3人降りたぐらいだったと思います。
隣駅が市の中心部である志度で、そこから2.5km程の所にありますが、だいぶ雰囲気が違います。志度自体もそんなに賑わいまくってる感じではありませんが…。
「四季の自然と一緒に暮らせる街」と駅のベンチにありました。
住宅地の分譲については、四鉄不動産というJR四国のグループ企業が行なっているようです。平成10年10月10日に販売が開始されたという事で、住宅開発に連動する形でこの駅も同じ年の3月に先行で開業した訳で、間もなく開業20周年を迎える若い駅です。
県外からこの分譲地に越してきている方も結構多いようです。
オレンジタウンの名前由来を色々と調べていましたが、オレンジという色の暖かみと、JR沿線上にある(JRといえばオレンジカード)事などからつけられているといいます。ただしオレンジカード自体はもう既に販売終了となっています。
この辺りでは年末になると、オレンジの光がそこかしこで綺麗に輝いたイルミネーションが展開されているといい、それとはまったく縁遠い真っ昼間に来てしまった事をちょっと後悔しました。
●ホーム1
出口とは反対側の様子です。
ホームは1面2線です。
文字通り「オレンジ」のホーム屋根が設けられていて、まさにこの駅の象徴とも言える存在です。
この寂しげなホームの駅ではありますが、1日に3、4本ほど特急「うずしお」が停車するというりっぱな「特急停車駅」です。
反対にこちらは出口方向です。
向こうの階段を上がって左右どちらにも出口はあり、右に見えているのは右側に分岐している出口の階段です。
出口の階段の屋根までオレンジです。
●ホーム3
ホーム2と同じ出入口側のカットですが、階段を上がって左サイドの様子です。
橋が伸びて、駅の内壁に接合する形になっていて、こちら側が駅のメイン口になります。
屋根という屋根はオレンジです。逆にそこだけがオレンジなのですが…。
●階段部分
屋根はあるものの横壁のない形の駅階段でした。
この階段上と交差する橋の部分とでT字形にオレンジ屋根が続いています。
●きっぷうりば
無人駅で改札もなく、改札の形をしたものもありません。
駅らしい設備としては、階段を上がった先にあるこの切符売り場周辺です。
券売機がこの時刻表の真裏に位置する形で設置されています。
●時刻表
高徳線の時刻表です。
ちょっと斜めからで見にくいですが、正面からだと姿が写りこんでしまうので、反射するものは正面から撮らない事にしています。
左側が三本松方面という事で、つまりは徳島方面ですね。夕方に本数が多いですね。昼間は1時間に1本しかない状態が4時間ほど続きます。逆に高松方面は、朝方の方が多いですね。昼間はやはり1時間に1本程度で、晩になると1時間に2本ほどになります。
切符の券売機は正面からだと見えませんが、この角度からだと見る事ができ、本当にこの中に隠れるような形で設置されていました。
●自由通路
というか、ホームからの階段を上がった後の両方向へ伸びている通路です。
こちらは階段上がって左側、メインの駅舎のある方で、逆に右側へ折れるとただの歩道橋と化します。
この見えている通路を右へ折れると程なく駅舎ですが、それらしくない建物です。
通路からホームを見下ろした様子ですが、長く続くホームに対してオレンジの屋根の続く区間は実に短いのが、これを見るとよく分かります。
通路を通って来て行き着いた通路です。
右端は駅舎内というよりホーム上の景色のように、椅子と掲示物が並んでいました。
目の前の風景です。
ただアスファルトと山々が広がって車がちょっこっとあったりしますが秘境站では決してなく、この道の向こうを進むとすぐ、住宅地帯が突如見え出し、基本的に住宅街前の駅という感じです。
●オレンジタウン駅 駅舎
一見して駅舎?と疑問符が出てくるようないでたちの駅舎でした。
「JRオレンジタウン駅」とドーンと書かれた駅看板が見受けられず、なんの建物だよ??と外から見たら思うだろうなという感じでした。どっかの研修施設の入口のような雰囲気を感じました。
左サイドにある幾何学模様のものは単に添え物のオブジェでしょうか。
車が停まっている割には人影まばらで、ひっそりした雰囲気が全体に漂うエリアで、周辺は殆ど住宅で、商店街も無ければコンビニやお店なども見受けられず、ゴーストタウンのような感もありました。
カタカナだけのユニークな名の駅は住宅街を前にした、ひっそりとした駅でした。
最近のコメント