JR横須賀駅 (神奈川県横須賀市)
神奈川県横須賀市のJR横須賀(よこすか)駅です。
横須賀市は、神奈川県の南東部、三浦半島に位置し、人口は403,429人
(2017.5.1現在)で、昭和50年代の歌謡曲でも度々取り上げられた港町で、
思いつくだけでも
「横須賀ストーリー」
「横須賀Baby」
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」
といった具合です。
人口は最盛期では43万を数えた事もありましたが、今は減少に転じて、
神奈川県では人口第5位の都市となっています。(横浜・川崎・相模原・藤沢に次ぐ形)
-JR横須賀駅-
【路線】JR横須賀線(大船-久里浜間)
【開業】1889年6月16日
【訪問】初訪問-2004年6月
【1日あたり平均乗車人員】 5,583人/日 (2015年)
【近隣の主要駅】 (大船方面)逗子駅→3駅
(久里浜方面)久里浜駅→2駅
●駅名標
三浦半島の先端まで走る「横須賀線」の駅で、その先端の久里浜駅まで
2駅という事で、かなりのシーサイドなロケーションになっています。つまり
海の近くにあるという事なんですが…。
横浜と並び称される事もよくありますが、横浜のような街の賑わいではなく、
もっと海の際のような場末感があるというか、横浜よりアウトロー感が強い
かな、と感じます。
ホームから離れた側線に停まっていたこの車両はいわゆる「マルタイ」(マルチブル
タイタンパー)で、軌道整備用のものです。レールの寿命を延ばすため、レールの
頭部を極々薄く削り取るなどをしています。
ユニオン建設というところのものですが、デザインがいいですね、色んなものが
あしらわれていて。作業車両にしとくのが勿体ない?!
人口40万超の大都市の市名を名乗る中心駅の割に、実質1面2線という
規模の小さいホームとなっています。この右にももう1面ホームはあるのですが、
使われておらず草むらと化し、このホームの両端のみが実質有効となっています。
屋根が長く取られ、幅も広いのでそこだけは大きな駅という感じですが、
都市の大規模駅とは全然違う感じです。このひと気の無さからも感じられると
思いますし、利用者数も1日平均5,000人程度なのです。
先述の草むらと化した1面が左端に写っています。
この面は手前側のホーム部分はこんな形なので活用もされていませんが、
出口に近い向こう側は活用されていて、その様子はこの後の写真に出てきます。
で、右側に見えている線路はここで行き止まりになっていて、いわゆる
頭端(とうたん)式ホームの形になっています。終着駅でもないのに頭端式ホームが
あるという不思議な状態になっています。
上の写真ですっかり草むら化していた端側のホームですが、この手前が出入口で、
この見えている部分のみが活用されていました。
トイレであったり、鉄道写真を展示していたりとギャラリーとしての活用もされて
いました。「旧・駅長室」という表示も見られます。
駅の改札を入った直後辺りの様子です。
この正面の線路部分は、頭端式で行き止まりとなっていて、左側の線路部分は
途中駅らしく、線路が続いています。なんとも不思議な構造です。
ここまで見て分かるかと思いますが、ホーム内は一切の階段・段差がありません。
そして改札外も全くそのようなものはなく、駅に入ってから電車に乗るまで、
一切の段差がない、天然の完全バリアフリー構造の駅なのです。
それにしてもこの雰囲気、人口40万超の都市の市名駅とは到底思えない、
のどかで穏やかな雰囲気そのものです。
御覧のように完全バリアフリーです。
対応しなくても完全に天然バリアフリーなのです。素晴らしいですね。
広々とした構内ですが、これという施設はありませんでした。この時は2013年
でしたが、右に写っているコンビニのNEWDAYSぐらいでした。
くるっと丸いロータリーにバスが数台停まっていました。この角度から見ると
ちっぽけですが、違う角度から見るとこれが素晴らしい姿になります。
これもまた次の写真にて。
この左に隠れている部分が海になり、シーサイドロードがずっと続いていく訳で、
いかにもというぐらい「横須賀の海辺」を堪能する事ができます。
それにしても閑散気味でした。決して田舎ではないんですが、これだけ見ると
田舎っぽさも想像するかもしれませんね。
何度も言いますが人口40万超の中心駅です。
この建屋がそれに見合う規模とはとても思えません。なんでこんなに小さいの??
と思うでしょうが、これも先述の通り利用者数が少ないのです。
バスがズラッと並んでいる光景は圧巻でした。
いわゆる「どぶ板通り」は、ここから少し歩けば行き着きますし、「スカジャン」
売ってる店も多数あります。
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