山電/中八木駅・藤江駅・林崎海岸駅 (兵庫県明石市)
兵庫県明石市の山陽電車/中八木駅・藤江駅・林崎海岸駅の3駅について、1駅ずつお送りします。
明石市ではすでに、JRでは明石駅 、西明石駅、朝霧駅、大久保駅、魚住駅を、
そして山電では西二見駅、 東二見駅 、そして前回の山陽魚住駅、西江井ヶ島駅、江井ヶ島駅をupしていますが、
これに続いてまたまた山電の駅御紹介です。
まずは中八木(なかやぎ)駅から。
-山陽電車/中八木駅-
【路線】山陽電車本線(西代-山陽姫路間)
【開業】1923年8月19日
【訪問】初訪問-1986年8月
【1日あたり平均乗車人員】 1,658人/日 (2017年)
【近隣の主要駅】 (西代方面) 明石駅→4駅
(山陽姫路方面) 東二見駅→4駅
▼写真は2006年当時の様子ですが、13年経った今も大して変わっていないと思います。
駅名標の写真は撮っていないので、こんな写真からのスタートですが、今回記事の3駅ともに駅名標を撮った事がないのです。というのも、当時は駅名標を撮る事をしていなかったのと、その後近年訪ねていない等の理由によるものです。
で、これは改札周辺の様子ですが、この改札を出て、緩いスロープを下りて出口へと至ります。
前回記事の3駅と同様に2面2線のホームです。改札入ってすぐにホームという構造で、それもまっすぐではなく曲がって入る事になるというちょっと特殊な構造かと思います。改札入ってグルッと左向いて電車に乗る、みたいな。
この駅には1986年に初めて来たという、自分史上五指に入るレベルで古くに訪ねた所で、数少ない昭和時代訪問駅のひとつです。当時の写真があればベストでしたが、ここへ来たのは当時テニスの試合で会場となる高校(明石城西高校)へ行くためのものでした。その当時と比べても今と殆ど変わっていないように思います。
特急が停車する明石駅と東二見駅のちょうど真ん中にあって、どちらへ行くにも4駅を要する事となります。といっても山電の4駅なんてすぐですが…。
▼両ホームは1970年に設置されたこの地下階段で繋がっていますが、この駅も御多分に漏れず、アートが描かれております。結構マリンな感じの絵ですね。壁全面に描かれているのではなく、パノラマ的に帯状に描かれています。
▼駅前の駐輪場付近で、向こうが駅舎で、手前左が踏切になります。
この駅は旧浜国道沿いにあり、二位江井ヶ島や魚住等の駅とは、その辺りが少々違います。
明石の夜間急病センターや明石医療センターなどの医療機関があり、明石城西高校はすぐ近くにあります。
明石城西高校はここを初めて訪ねた1986年当時は全くの新しい高校(1984年創立)でしたが、今ではそれなりに歴史ある学校になっています。
▼自転車置場の横から踏切を越えて北上したばかりの地点で、駅は踏切越えてすぐ左というロケーションです。
昔の話すぎて記憶があいまいですが、1986年当時この辺りにお好み焼き店があって「超特大のお好み焼きを食べきったらタダ!」という事をやっておりました。高校生とかよく来ていた店だったと思いますが、食べ゛盛り世代を相手によくやるな、と当時から思っていました。
そのお店は当時から20年経ったこの写真当時でも「もうないんだろな…」と思いながらこの辺りを見つめていました。
どなたかこのお店のあった頃を知る方がいたらコメントください(笑)
▼中八木駅の駅舎です。
旧浜国沿いに駅があり、逸れるとすぐこの坂という感じで建っています。
スロープがある分、ちょっと高い所に建っている訳ですね。
今はきっと駅名表示の部分がリニューアルされているかと思いますが、駅舎自体は特に変わっていないようです。
次は藤江(ふじえ)駅です。
-山陽電車/藤江駅-
【路線】山陽電車本線(西代-山陽姫路間)
【開業】1923年8月19日
【訪問】初訪問-2000年10月
【1日あたり平均乗車人員】 1,762人/日 (2017年)
【近隣の主要駅】 (西代方面) 明石駅→3駅
(山陽姫路方面) 東二見駅→5駅
▼ここも駅名標を撮っていないので、このホーム写真からです。こけもやはり2006年当時の様子です。
これは東側を向いた形で、明石・神戸・大阪方面になります。
この駅は周辺の沿線駅と少し違って、2面2線ではなく2面3線のホームを有しています。これによって優等列車の待避が可能な形となっています。
そしてまた「S特急」という通勤特急の停車駅であり、特急停車駅である明石-東二見間で唯一のS特急停車駅です。そんな事もあってか、ややホームが大きく、格上感があります。大抵はこの右側の2番線か、右向かいホームの1番線かがメインで、3番線は待避線です。
▼こちらは反対に西側で、東二見や高砂・姫路方面となります。
他の沿線駅の御多分に漏れず、西側に改札があります。(中八木駅は変則的に南側ですが…)
他の沿線駅と違う点として両ホームを繋ぐのが地下通路ではなく、構内踏切になっています。
この写真を撮っている島式ホームでは、真ん中右に写っている部分が構内踏切で、左側の向かいホームとの構内踏切は、このホームの向こうにかすかに写っていますが、それぞれ違う場所へ改札付近から繋がっています。
改札からどちらの方向へも構内踏切で繋がっている駅というのも結構珍しいのではないかと思います。
▼これは改札を入ってからホームを眺めた様子です。
真ん中の島式ホームと右側の1番線と全然長さが違っていて、それぞれのホームに繋がる構内踏切の位置も全然違う訳です。
写真を撮っている地点の道はホームではなく、単なる改札からの通路です。
なので、どっちのホームへ行くにしても構内踏切を渡る必要があるちょっと面倒くさい部分があります。
▼上の写真の反対側になりますが、改札からの通路で、改札入っての通路を左向いての形となります。
この位置にトイレがあります。
改札は右奥に覗いて見える形であります。
▼駅前の様子です。
右側の建物の向こうが駅になりますが、右の建物は洋服店など2つ3つ並んでいる感じでした。これは13年前の様子ですが、今もあるのでしょうか??
でその店の前が自転車置場になっていました。
▼駅前のバス停です。先ほどの自転車置場とは反対側になります。
前記事から含めて、沿線駅で駅前にバス停があるような所が皆無で、そもそ駅前バスが乗り入れるようなスペースすらない状態ですが、この駅にはそのスペースがあります。大体が明石駅行きの便です。電車でも明石駅へは行ける訳ですが、バスならではのルート取りで行けるので、回り道するような場所へも行く訳です。
▼駅向かいにある「藤江市場(藤江綜合市場)」です。
全国ベースかと思いますが、このような「〇〇市場」という施設が閑散として来ていると思います。1970年代はまだこのような市場に店が入りそれなりに活気はあったと思いますが、80年代に入り平成になるにつれて、全国展開のチェーンに浸食されて町野市場が消えていったのだと思います。
2006年のこの当時ですら、完全に店が埋まりきらず空きの出るレベルで、今は探してもこの建物すらロクに検索にひっかかりません。確認できたわけではありませんが、もう無くなってしまったとかあるのでしょうか?現役とも引退とも判然とした情報がなく、未だにどうなってしまっているのか??謎だらけで仕方のない状態です。
入口から入る時の閑散具合はなんともいえず、ゴースト感満載ながら、いくつかまだやっている店は、この時はありました。今は正直分かりません。
▼藤江駅の駅舎です。1986年改築され現在に至るといいます。
昔はこの辺には藤江競馬場があり、その開催時期には臨時駅が開業していましたが、今から80年も前には無くなってしまっています。
やはり少々格上感があるというか、これ以西の沿線駅に比べると少し大きな駅舎という感がありました。
次は林崎松江海岸(はやしさき・まつえかいがん)駅です。
-山陽電車/林崎松江海岸駅-
【路線】山陽電車本線(西代-山陽姫路間)
【開業】1941年5月3日
【訪問】2003年1月
【1日あたり平均乗車人員】 2,838人/日 (2017年)
【近隣の主要駅】 (西代方面) 明石駅→2駅
(山陽姫路方面) 東二見駅→6駅
▼ここは駅名標を撮っていないのはおろか、ホーム内の様子も撮っておらず、駅舎のみのご紹介の形になりますが2009年当時のものです。
向こうに駅舎が見える形での駅前通りの様子です。昔ながらの飲食店という感じの建物が軒を並べていました。
その名の通り、林崎漁港が近くにあり、また松江公園というのもあります。元々は電鉄林崎という駅名で、他の沿線駅より少々遅く1941年に開業していますが、今も近くにある川崎重工の工場従業員の輸送を目的として設置された駅です(JR西明石駅も同様です)。
▼という訳で林崎松江海岸駅の駅舎です。
川重の工場の存在もあってか他の沿線駅よりも利用者数が多く、駅規模自体はそんなに変わりませんが、建物のてっぺんがこのような三角屋根であったり、ちょっと差別化が図られているようにさえ感じました。
ちなみに駅名の林崎は「hayashisaki」と濁らず発音します。全部で12文字の長い駅名、周辺にそんなに多くはないでしょう。
ちなみにこちらは南側で海側となり、川重の工場は反対側となります。
という訳で3駅続けましたが、この隣の西新町駅はup隅につき、明石駅以西の山電の明石市内全駅の掲載に成功しました。またどこかで明石駅以東をお送り致します。
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