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02青森県

2017年7月19日 (水)

青森/むつ 大きな湊のストーリー


青森県むつ市、JR大湊駅からの歩き旅です。

(2009年8月当時)

●駅前風景

これもまた実に8年も前の風景を記事として紹介していく事になります。

駅記事をupしたのさえ6年も前で、街の風景のupがこんなに遅れてしまいました。

駅を出て、駅前広場からの目線ですが、この旅館はまだ現役のようで、HPもありました。素泊まりだと4,000円というリーズナブルぶりです。

下北半島の中心都市としての役割を担っているのかと思いますが、場所的にアクセスが難しい位置になってしまうので、少々取り残された感を受けました。真ん中の建物は色々更新されてそうですが、両サイドは昭和から止まったまんまっぽかったです。

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●駅前商店街

この大湊駅前は駅前広場からまっすぐ伸びている道路がなく(上の写真で土産物屋や旅館があったように)、駅前がT字路になっていて、線路と平行に商店街が連なっています。

商店街らしい2連の真ん丸街灯が並んでいますが、建屋は昭和感満載のコンクリート色丸出しのものがズラリと並んでいました。

幟も連なっていて「結集!!青森力」というものでした。これは当時の東北新幹線の新青森までの延伸開業に伴うキャンペーンのキャッチコピーでした。当時は八戸までの新幹線運行で、この1年4ヶ月後に新青森までの80km余りが延伸開業される事となり、開業を控えて気運が高まっていた頃ですね。この大湊駅からだと新幹線の最寄りは、この時延伸された七戸十和田駅になりますが、直接つながっていないので正直殆ど影響はないという感じですが…。

右手前は昭和のパチンコ店でしょうか?いかにも廃墟という感じですが、「OOMINATO CENTER」とありました。今はこんな雰囲気で、車が通り過ぎるだけのような感じでしたが、かつてはここにこぞって買い物客が押し寄せたりしていたのでしょうか??

下側の写真のネブタ館という建物のシャッター画がかなりのインパクトがありました。「むつ専門店会催事場」と銘打たれていますが、催事スペースだったのでしょうか?

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●蕩蕩水

大湊駅からT字路を左折して程ない地点にあった湧水です。

この辺りには「大湊湧水群」とよばれる名水の湧き出るエリアが形成されていて、ここはその1つであるという訳です。美味しい水ではあるそうですが、管の部分のサビのようなものが少々気にかかり、見るに留めました。この時は湧水群とは知らず、単に水の出ていた場所という認識しかなかったので、湧水群と知っていればこれを巡るのも面白いかと思います。

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●海へ向かって

大湊駅前十字路を左折して国道に入り、西へと歩いて行くと今度はY字路に出くわし、そこを左折し、更にまたすぐ左折したのがこの道路です。

距離的に大湊駅から200mもない距離で、まだまだ駅近です。これをずっと向こうに進んでいくと、海へと至ります。まだまだ商店街の雰囲気でした。

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●ネブタ??

海へ向かうところで、ネブタらしきものとその蔵と、遠目に出くわしました。

人がそこそこ集まっていたようで近づくのは避けましたが、練習をしていたのか?分かりませんでした…。蔵といっても専用の蔵という感じではなく、町工場の空きスペースが蔵のように使われていた感じでした。

青森(市?)のねぶたは企業ねぶたである事に対して、ここの大湊ねぶたは主に地域住民の手によって創られるもの、という事で、この分も見ていて手づくり感というか、地域ならではの自由さというか、そんなものを勝手に感じていました。ちょうどこの時期(8月第一週末)が祭りの時期で、この訪問が8/9であったので、終わった後の片づけか何かだったのかもしれません。

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●海へ来た!

ようやく海へ出ました!歩いて500mほどで海辺に辿り着けるので、気軽に行けます。

駅の裏から行くのが距離的には短い訳ですが、駅の構造上難しい状態です。

海というより正確には「陸奥湾」になります。青森県の東北部で斧みたいな形になっている部分を下北半島といいますが、その斧の下部分で囲まれている辺りが陸奥湾です。(下写真地図参照)

半島南部のぐるっと囲まれている中にあるので、ここでの対岸は北海道ではなく、青森県の野辺地辺りになります。この大湊駅からのJR路線が野辺地まで繋がっているので、陸伝いに対岸まで電車路線で通行している事になります。

1枚目の写真の木造の小屋は今は使われているのかな?とか撮っててふと考えます。もし使われていたらすごいなと思いますが…

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●大湊駅の裏の顔

陸奥湾から内陸へ向けて、ちょうど大湊駅の裏手にあたり、先ほど書いた大湊駅の裏から行けば海へは短距離、とはこういう事です。この草地を行けば近いのですが、駅出口はこの反対方向にしかないし、ここからでとまともな道がないので、まっとうに行こうと思ったら、この記事でのルート取りになります。

駅の左手にでっかく見えている建物は「ホテルフォルクローロ大湊」です。じゃらんで見てみたら、\6,000で泊まれるという事で、建物が立派な割にはリーズナブルな感じです。

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●漁協

いかにも海と感じられる施設はテトラポット、海水浴場…とありますが、この漁協の建物も「海」を感じさせてくれる施設です。その建物と、対岸からの様子とを載せました。

ホタテ養殖、定置網が中心との事で、この辺りはホタテ養殖が盛んだそうですが、ここではそのホタテの加工などもしているそうで、県内の八戸や弘前など主要都市に直売所を設け、ホタテの販売拡大に努めている、とありました。ホタテの販売といえば、昔々故安岡力也さんが「ホタテマン」として「俺たちひょうきん族」で活躍して、ホタテの売上に貢献したという話を思い出します。

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●ホタテセンター

という訳で、これはまさにホタテの加工/直売所です。

インターネットでの販売(⇒HP)もやっていて、遠方からの注文も可能な状態です。

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●教育機関エリア

むつ市立大平中学校や青森県立むつ工業高等学校などの名前が並んでいてこの一帯が学校が密集しているエリアである事が分かります。文教地区とでもいうか。偶々でしょうか、この辺りの地名は「文町」といいます。京の字ですが。

看板には書かれていませんが、大平小学校というのも付近にあります。

看板にある真ん中のものがよく読めませんが「青森県立 むつ高等技術専門校」です。これはいわゆる職業能力開発校というものです。

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●駅前道(東)

当初、大湊駅前T字路を西へそれて、南へ海側へ回って行きましたが、海側を東に進み、さらに北上し、とちょうど一回転するような形で戻ってきています。

これはその一回転しようかという、大湊駅前道の東側にあたります。西側が昔ながらの商店街であるのに対して、こちら側はコンビニがあったりある程度イマドキ?といえるかもしれません。この写真は約8年前のものですが、大湊駅のすぐ前では今でもコンビニはここだけのようで、駅から徒歩3分とされています。他には駅から15分の所にローソンがある、とされており、これだけのようですね。

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●大平神明宮

上の写真の道路を大湊駅へ向かって西へ進む中にあったお宮です。

大平村 新高観音堂という名をもち、1560年に当時の城主であった竹花因幡という人物が兜の前立ちに頂いた黄金の観音像を御神体として祀ったのが最初といわれています。

田名部海辺三十三観音巡礼地のひとつで、その十六番札所とされています。下北半島を中心とした巡礼ルートですが、約270kmにも及ぶ長さになるといいます。

上側の写真は「神楽殿」として拝殿のサイドにある形ですが、ここで神楽が今でも奉納されているといい、例祭として毎年9月8日に山車が町内を練り歩き、それとともに神楽もあるという事で、このような木造建物が未だ活用されているのも素晴らしいものですね。

いちばん下の写真に手水舎らしきものがありますが、明治十四年と刻まれています。1881年のものがそのまま残っているという事でしょうか。「大平村」の記載がありますが、この8年後の1889年には合併で大湊村となっています。

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●間もなく駅!

これを進めば、左手に大湊駅へ分岐する交差点に差し掛かります。

青森銀行や郵便局など金融機関が見られたり、建物の密集具合も密になってきており、ピンポイントではありますが、市の中心駅の駅前感が濃い街並みとなっています。

向こうに提灯が並んでいるのが見えるのは、ねぶた祭りの名残?と思われ、時期的なものだと思います。今年ももうすぐ、このような風景になるのだと思いますが。

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●みそ貝焼き

最後はこの写真です。

大湊駅へ戻ってきました。そこにあった看板です。

下北の郷土料理として「みそ貝焼き」というものが挙げられていました。

ちなみに読みは「みそかやき」と読み、「みそかいやき」「みそがいやき」と読むものではありません。凝った料理ではなく、「なまぐさな料理」として紹介されており、「おかず考えたくない」「買い物に行きたくない」の考えのもと、冷蔵庫の有り合わせでつくるもの、とされています。

江戸時代に陸奥湾の漁師がホタテ貝を鍋代わりに味噌を溶き、稗や粟の飯と共に食べていたのが起源とされています。後に卵を溶いて食べる形になったようです。

この店で食べる事ができるようです。隣の下北駅を最寄に3km程度離れた所のようです。ちなみにこの大湊駅では食べられる店がよく確認できず、コンビニかあるいはホテルなどの方が食べるものがあるのかもしれません。

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2016年12月25日 (日)

青森/五所川原 佞武多の街あるき

青森県五所川原市、JR五所川原駅からの歩き旅です。

(2013年8月当時)

●バスのりば

五所川原駅と駅前広場を隔てて向かい合うようにして建っているバスのりばです。

バスがそんなに頻繁に行き来していた印象はありませんでしたが、とにかくスペースはあるな、という感じでした。ただ路線数を調べてみると10数路線はあるみたいで、偶々行き来を見なかったのか、1路線あたりの本数が多くないのか分かりませんが、とにかく各方面へ出ているのは確かなようです。

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●駅前通り

中層ビルが立ち並ぶ商店街という感じの五所川原駅前通りです。

右手前のバス停は降車専用だそうです。

駅の真ん前に大きなバスセンターがあるのに、降車するのはそれより手前だとは…

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●五所川原市 マンホール

虫送りと火祭りのデザイン、という説明がありました。

稲を病害虫から守る事を目的に伝わるご当地の慣習だそうです。

虫送りの虫はここにあるような龍蛇体状のもので、頭部は木で造られ、胴体は藁で造られるそうです。胴体が藁とか、なまはげの龍の顔バージョン?などと想像すると実物はかなり怖いように思います。

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●藤吉郎

かつては有名なレストランだったそうですが、駅前から人がいなくなり廃業に追い込まれたとありました。少なくとも2007年には既に廃業していたようです。

地図で見てもこの建物の部分だけ名前が入っていませんでした。建物の前面に紋があるところにもかつての由緒を思わせるものがあるのですが…

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●佞武多の館!

着いた頃が既に夕刻でもあり、かなり暗くなってきている中でもあったので、建物の中の灯りがかなりはっきり見えてきています。

2004年に開館した、佞武多の街・五所川原を象徴する新ランドマークとして期待される施設です。HPはコチラ

五所川原駅から徒歩で程無く着き、高さ20m余りの立佞武多が見られたり、結構ド迫力です。この時、中に誰もいなかったようですが、中には(途中まで)入る事ができて、一部の様子を垣間見る事ができました。開館時刻は9月までは19:00で、3月までは17:00までと時期により2時間も違うので要注意です。

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●館内

入るなり、色んなものが吊ってあって、大変華やかな雰囲気でした。

そしてやはり圧巻は大きな佞武多と太鼓台座!これは写真では伝わり切らないと思います、とにかく見るしか!というところで。

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●母神

佞武多の館をバックにする格好で立っているこの像は「母神」というタイトルで、この裏には作者について刻まれています。

その作者とは中野桂樹(1893-1965)という人物で、県内の木造町(現・つがる市)の出身という事ですが、ここにあるのは1957年に開催された青森県平和大博覧会の事業として別の場所に設置されていたのが元で、色々な機会を経て、現在は佞武多の館の建設を機に当地に移設されたといいます。

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●マンホール

いかにもご当地な感じのしかもカラーのマンホールに出会えて、こういうのは嬉しいですね。もちろん最初のやつもご当地らしいデザインですが。

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●商店街

佞武多の館を離れていくと、歩道の屋根つきの商店街に差し掛かります。

下2枚のうち、上側は五所川原駅に向かって振り返った格好のカットで、下側は逆に五所川原駅から離れていく格好のカットです。

盆時期の晩でもあったので、殆ど店は開いていませんでしたが、普段の日中であったとして、このうちどれほど開店してるんだろうか??というくらい、シャッター商店街の雰囲気はありました。

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●平凡食堂

なんともこのネーミングが…!どんな思いでこの名前をつけられたんだろう…と思わずにいられませんでした。

残念ながら「貸物件」となっており営業はしておりません。

食べログなどを見ていると、2012年まで営業していた模様ですが、この写真の2013年夏にはこの状態でした。がしかし、現在は「駅前食堂こう」という名前で生まれ変わっているようです。

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●ごしょりん

五所川原市のブランドイメージキャラクターで、青森らしくリンゴの顔になっていて、胴体が佞武多になっています。

鉢巻を巻いているところから、気合入ってそうですが、好奇心旺盛な男の子という設定だそうで、この前年である2012年に誕生したそうです。

ここに書いてある「わい~ めやぐだじゃ~」とは、直訳で「うわー迷惑だよ」、転じて「こんなに気を遣わせて迷惑かけたね→ありがとう」だそうです。ありがとう、とストレートにいえない津軽人の気質がこういういい方になっているのだとか。

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五所川原では、この後「珈琲詩人」という喫茶店で晩御飯食べて電車にて発ちました。駅前に食べられるところがあるか心配しましたが、ちゃんとあってよかったなと。居心地が良かったので一本電車を見送るぐらいで(笑) この辺りで次の電車に乗るというのは、かなりの遅れを覚悟しないと、という事になるので、それでもここの居心地をとりました。

この時は、黒石、平川、つがる、そしてここ五所川原市を訪ねる事をミッションとしていましたが、それも全部達成したので、後は宿泊先に向かうのみ、というところで。ねぶた祭りの時にここ五所川原を訪ねると更に、この土地の素晴らしさを実感できるのでは?と思います。

2015年3月30日 (月)

青森/十和田 十和田市駅跡でほろほろと…

青森県十和田市、青森県の南東部に位置し 人口は63,795人(2015.2.1現在)で、八甲田山の東に位置する豪雪地帯です。八甲田山といえば、昨年惜しまれつつ亡くなった高倉健さんの代表的映画のひとつですが、そんなハードな世界がすぐ傍にある、という地なんですね。

 

●おりたった場所

 

十和田市には鉄道駅がありません、2012年3月までは十和田観光鉄道(十鉄)の列車が走っていましたが、廃止になってしまい今に至ります。

 

とにかく、十和田駅市という所に降りておけば、市名を名乗る駅のあった所だし、中心地からそうは外れないだろう、というノリで降り立ったのがここ十和田市駅バス停でした。しかし、およそ市の中心部とはおよそ言い難い雰囲気でした…。

 

ここに来るまでのアクセスは誤算が多く、本数が少なかった事と、駅から時間がかかりすぎてしまった事で、おかげてこの後の旅が一時間半ほど押す事となってしまい、次行った地は殆ど夜に近い状態になってしまいました。

 

ちなみにアクセスとしては、

 

最寄駅はJR七戸十和田駅で、ここは新幹線しか通っていません。その七戸十和田駅からバスで30分余り(¥650)かかってここに着くのですが、それまでは七戸町の中心を通りながら行きつく事となります。十和田中央という、街の中心に行こうと思えば更に時間がかかる事になります。

 

十和田市駅が廃駅になってもバス待合室に使われているかな…?と期待しましたが、その跡形もなく期待は飛び散ってしまいました…。廃駅になる時から駅ビル解体の動きが加速していたとかで、十和田中央の方へ中心的機能はことごとく移され、ここの周辺は逆にその中心的機能を失っていきつつある、という事でした。なんと悲しい場所に降り立った事か、でした。

 

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●時刻表

 

いくつかの路線が通っているようでしたが、五戸駅方面の時刻表が出ていました。

 

平日は1日8本、土日は6本という便数になっています。他の路線については屋内の待合室内にあります。

 

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●待合室

 

十和田市駅バス停の待合室の外からのカットです。

 

バスセンター的なものとは全く違いますが、なかなか立派な待合室があります。

 

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●待合室内

 

いくつかの椅子が置かれ、掃除道具とゴミ箱が分別対応で分けてある待合室でした。

 

落ち着く空間でした。

 

で、バスの路線がいくつか通っているので、それらの時刻表が貼ってありました。八戸・六戸方面とか、七戸方面とか、〇戸シリーズといわんばかりの路線でした。

 

また、ここからイオンスーパーセンターへのバスは平日運休に踏み切った旨も書かれていて、休日のみ稼働となったようです。ローカルバスはどこも苦しいな、と感じさせられるシーンでした。

 

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●バス停を過ぎて

 

十和田市駅バス停に降りたは良いものの、ここにいてもどうにもならずで、とりあえずバスが通って行った方向に従って歩いて行きました。十和田市の中心部への道を模索しながら。

 

この辺りは量販店が散発的に建っている市街地で、青空も綺麗に見えました。

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●次の角を曲がれば

 

上の写真の通りから左奥に見える建屋の手前で左折した所です。

 

「十和田の美酒 鳩正宗」の看板が見られます。

 

鳩正宗は1899(明治32)年創業で、当初はここを流れる川の名にちなんで「稲生正宗」と名付けられていましたが、1羽の鳩が蔵に舞い込み神棚に棲みついた事から現在の名前になったといわれています。

 

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●富士屋グランドホール

 

上の写真の通りを進んで右を向くと、このようなホールがありました。結婚式場ですね。ブライダルフェアを開催していて、相談会もやっているという事で、結婚式場ナビのページに載っていました。

 

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●商店街へ

 

全くの模索で歩いているうちに、右向こうにあるルートインのホテルが見えてきて、「これは中心街に近いのでは?」と思いつつ、これを頼りにアプローチしていくと、このような歩道に屋根のついた商店街に入る事が出来ました。

 

やっと街らしいエリアに入ってきたかな、というところであり、十和田市を堪能できるかな?というところでもあります。ただし、当初七戸十和田の駅から1時間半で帰ってくるところが、バスで十和田市駅へのアプローチに時間がかかり過ぎ、結局新幹線もう1本遅れの3時間で戻るスケジュールに変更となりました。(七戸十和田の新幹線が1時間半に1本程度したかない為…)

 

まぁそんなこんなで、ここをゆっくり歩く事としました。

 

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●屋根つき歩道

 

というわけで歩道を歩いてみました。

 

やはり、というかなんというかですが、こういった商店街って開いてるお店はまばらな感じで、この通りはまだ比較的開いてる店が多い気がしましたが、活性化はなかなか難しいですね。

 

しかしここは屋根といい、たいへん整備されてるのが窺えました。こうして見る限りでは、廃れゆくという感じではありませんでしたが…

 

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●満月の人よ

 

という舞台のポスターが貼ってありました。

 

十和田市民文化センターという所で4/14に行なわれる公演ですが、会員制で、観劇の為には会員になる必要があるそうです。どんなキャストの舞台かと思ったら、主演は村井國夫さんで、岡本麗、山崎銀之丞といった全国区の役者さんで固められた結構な布陣でした。

 

村井さんは昔はエリート悪役として存在感を発揮していましたが、年齢を重ねるにつれ、良い役にも恵まれるようになったと感じます。度に直接関係のない事でも、こうして足を止めて見てると、その町の良い思い出になったりもするものですね。

 

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●官庁街道 バス停

 

十鉄バスと南部バスが通っているという事でしょうか、十鉄・南部とありました。バス停標識だけでなく、ベンチも設置してありました。

 

この時全く気づかなかったのですが、次のバス停が十和田市中央というまさに中心地そのもののバス停だったのでした。その事も知らないまま、この向こうを歩き続けたのでした。

 

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●昼飯の地

 

最後の写真ですが、上の写真を向こう側に進むとすぐに、右折すると十和田市役所の標識が見え、その角の所にあるのがこのラーメン屋さん「哲麺」さんです。時間もあったのでちょっと寄ろうか、という感じで、腹ごしらえをしたのでした。

 

ちなみに食べたのは「磯のりラーメン」でした。十和田市の中心部に来たら、一度お寄りして見ては?とおススメしてもよいかな、と感じました。

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2015年3月 7日 (土)

JR七戸十和田駅 (青森県上北郡七戸町)

青森県上北郡七戸町のJR七戸十和田(しちのへ・とわだ)です。

七戸町は青森県の東部に位置し、人口は15,579人(2015.2.1現在)で、周辺にある「〇戸」の名を自治体名としてもつ町のひとつです。

-JR七戸十和田駅
【路線】JR東北新幹線(東京-新青森間)
【開業】2010年12月4
【訪問】2015年2
【1日あたり平均乗車人員】 672人/日 (2013年)
【近隣の主要駅(東京方面)八戸駅→2駅
           (新青森方面)新青森駅→4駅

駅名標

新幹線の駅名標ですが、当駅は新幹線のみとなっていて、在来線は通っておらず、他の路線も全くない為、利用者は全て新幹線利用者という事になります。

当初の仮称は「七戸」駅と単に町名を取っただけのものでしたが、十和田湖の玄関口としての意味合いも持たせる為にこの駅名になったといいます。また近年、鉄道が廃止されてしまった十和田市への鉄道での最寄駅にもなります。

隣駅は八戸で、七戸-八戸と並ぶ格好になりますが、八戸市とは接してはいません。

逆隣の新青森駅は、現時点で日本の新幹線駅最北端になります。

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●ホーム

2010年にできたばかりの新駅らしいフレッシュな感じで、屋根の骨組みの複雑さが新駅らしさを感じます。九州新幹線の新駅もこんな屋根が多かった印象が個人的に強いです。

ホームには電光掲示の次発案内がありますが、次は1時間半後となっており、なかなかダイヤ的にはハードです。ちなみにこの時は、バスで十和田市まで行って帰ってきたのですが、この次の便(12:14発)に間に合わず、結局はその次の13:54の便にてここを発つ事となりました。

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●波打つ天井

ホームの天井付近はこんな感じでウェーブ状になってて、目を惹きます。

こういうのも単調な内装にならずにアクセントとして生かされているなと感じます。

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●よぐ来たねし 青森

改札を出てまっすぐ見ると飛び込んでくる歓迎の横断幕です。

「よぐ来たねし」!方言で書いてあると、いかにもはるばる来たなと感じます。

下には絵馬がありますが、ここ七戸は絵馬の町として知られ、江戸時代の絵馬が300点ほど奉納されていて、国の重要有形民俗文化財になっているといいます。

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●自由通路

改札を出ての両出口を繋ぐ通路の様子です。濃いグレーというか黒に近い色が基調のシックな内装でした。

コインロッカーも設置されています。

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●直結

駅と直結している七戸町観光交流センターと直結している部分です。駅2F通路と直結しており、外に出る事なく入る事が出来ます。

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●南口入口

6:10~23:30と表示されていて、時間外は施錠されるのでしょうか。

北口も同様に表示されています。

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●七戸十和田駅 駅舎(南口)

メインの側になる南口の駅舎です。

タクシーが数台停まっていて、バスも複数路線出入りするのでロータリー周りが整備されています。

駅舎は角ばった建物の中に波打つような曲線を描く形となっています。

ちなみにすぐ傍に平屋の!AEONがあって、その向こうに道の駅がある以外にはなんにもない所でちょっとビックリしてしまいます。

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●北口駅前広場

反対に北口に回って、駅出てすぐの所。駅前広場の様子です。

トヨタのレンタカーのお店はありますが、目立った建物はこれしかない感じで、更に何もない感じでした。間違っても駅前に通りが広がっているという想像をして来ない方が良いかと思います。よく歩くかバスやタクシーを利用するか、ここのレンタカーを利用するか?だと思います。

北口はタクシーのりばはすぐ手前にありますが、この時は停まっていませんでした。バスのりばはありますが、東京へ行く長距離バスののりばとなっています。

2月だったのでとにかくまだ雪深かったのが印象的で、真ん中の部分は積雪がありませんでしたが、他の箇所にうず高く積み上げられていたりして、雪かきされていたのかな、という跡が窺えました。

下側の写真はロータリーの真ん中の様子です。

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●七戸十和駅 駅舎(北口)

どちらかというとサブ側になる北口の駅舎周りの様子です。

基本的に南口の裏返しという形での駅舎となっています。

よけられた雪がうずたかく積まれている様子が分かると思います。

七戸十和田駅という新しい駅で周りが賑やかという感じでは決してないですが、もし興味が湧けば一度見に行かれてみては?

という事でこの駅の記事の終わりとさせて頂きます。

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2015年2月 7日 (土)

JR新青森駅 (青森県青森市)

青森県青森市のJR新青森(しん・あおもり)です。

青森市は青森県の中央部に位置し、人口290,452人(2014.12.1現在)で、青森県の県庁所在地で、青森ねぶた祭りの存在は有名です。

-JR新青森駅
【路線】JR奥羽本線(福島-青森間)
      東北新幹線(東京-新青森間)

【開業】1986年11月1
【訪問】2013年8
【1日あたり平均乗車人員】 3,639人/日 (2013年)
【近隣の主要駅(福島方面)川辺駅→6駅
           (青森方面)青森駅→隣駅
           (東京方面)八戸駅→2駅 
※新幹線にて

●駅名標周辺

現在の東北新幹線の終着駅であり、「日本最北端の新幹線駅」です。

青森市の中心駅は青森駅であり、青森市で初めて訪ねたのも青森駅でした(1997年4月)。

そんな青森駅がありながら、国鉄最末期の1986年11月に青森駅の隣に新設され、当初から新幹線駅の接続を前提にしていたといわれています。結局その24年後の2010年12月4日に新幹線が当駅まで開通し、青森の新幹線の玄関的な駅としての位置づけが明確になった、というところでしょうか。

写真は在来線である奥羽本線の駅名標で、青森駅が隣であることが分かりますが、東北6県中で唯一、中心駅と新幹線駅名が異なる形となっています。

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●ホーム

新幹線が開業するまでは1面1線(現在は1面2線)の無人駅で、駅舎もない状態だったようです。

なので在来線だけ見ると、本当に新幹線の通っている駅なのか??と思わされます。

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●電車

在来線に停まっていた電車です。

リゾートしらかみ号という臨時快速列車ですが、当時2013年のお盆時で、関西から東京経由で青森まで6時間以上?かけてやって来たんですが、更に電車遅れまで発生して大変でした。

ここに着いた事を皮切りに青森県の未訪市を4つ、黒石→平川→つがる→五所川原と訪ね歩きました。朝に関西を出て、明るいうちにこの4つを訪ねるという芸当をやってのけるにあたり、列車遅れというのはなかなか辛い要素でした。最後の五所川原市の時はだいぶ暗くなっていましたがなんとか良い状態で記録に残せました。

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●ねぷた

駅舎内にあったものです。青森県の主要駅には必ずある、そんなイメージをもってしまうくらいに見慣れた気がします。これ見ると青森県に来たなという勝手なイメージを持ってしまいます。

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●そば・うどん

駅構内にあったお店の先にありました。

ほたて十万石入り、と書かれるとすごく豪勢なように聞こえます。

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●駅前広場

実はこの駅は外へ出ておらず、自分の中では訪問とはみなさないレベルなんですが駅舎駅前広場の様子が分かるだろうという事で記事upしました。青森駅の方にも訪ねた事があるものの写真等の資料に乏しい部分もありますが…。

駅前通りに街並みが続く感じではなさそうに見えました。何もないとこに土地を割いて広場スペースをつくったような、、違ってたらすみません。

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●駅名標2

こちらは新幹線の駅名標です。

現時点では終着駅につき、隣駅は片側しかありません。

今度はこの七戸十和田という駅に行くつもりです。というのも、青森県の未訪市が十和田市のみで、その最寄りがこの駅で、そこからなにがしかの方法でアクセスする事となるので。

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●新幹線ホーム

最後はこのカットですが、新幹線のホームです。

在来線の寂しげな雰囲気と打って変わって、かなり豪華な雰囲気満載でした。

ここもそのうち北海道の南端まで新幹線が延伸されれば途中駅となるのでしょうが、今は終着駅の状態であり、こういう時に訪ねて記録として残せたのは貴重だったと思いました。

ただ青森市内の観光自体が皆無なので、今度は観光もしなければと思っています。

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2014年8月 3日 (日)

青森/三沢 きらく亭とお薬師さん

青森県三沢市、JR三沢駅周辺の様子です。

(2009年8月当時)

●駅前道

右側が三沢駅になりますが、線路と平行に通る道です。

右には駅前のモニュメントとしてある飛行機が写りこんでいて、飛行機の町である事が分かりやすく表現されています。

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●きらく亭など

三沢駅正面口(西側)の真ん前です。

きらく亭というコーヒー・軽食の店の建屋があります。いくつか食レポがあったのですが、この店、「ほっき丼」が名物だそうで、調理直前までほっきは生きているのだとか!

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●そして、喜楽亭など…

こちらは駅から少しだけ離れた所にある、漢字の「喜楽亭」とその周辺です。

「三沢市 きらく亭」で検索すると多数出てきますが、この漢字の方は殆どヒットしません。どうも廃屋っぽい感じで、ここがひょっとして、前出の「きらく亭」の前身なのかな…と思ったり。向こうのデイリーストアも廃屋っぽく(確認しませんでしたが…)、ここは廃屋並びなのか…、駅前にしてゴーストタウンを歩いているようでした。

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●みさわ港まつり

という事で、この訪問時、今から5年前になりますが、当時の花火大会の案内ポスターがありました。8月30日に三沢漁港で…というものでした。

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●駅前から

こちらは駅正面口から伸びている通りで、このようなカーブを描きながら続いていますが、あまり栄えている印象がなく、どちらかというと駅線路と平行な道路の方が栄えているかな、という印象でした。

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●三沢市マンホール

カラーのマンホールがありました。

松の木がど真ん中に配されていますが、市の木だそうで、外周は市の花のサツキと思われます、サクラと思いましたが(笑

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●東口へ

反対側の東口へやって来て程ない地点です。

いきなり橋と川、そんなシチュエーションでした。

この川は古間木川とありました。

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●古間木川

青森県東部を流れる高瀬川という60km余りの川の水系です。

この辺り古間木という地区名で、その名の小学校もあります。
 

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●鳥

が泳いでるのを見つけたので撮っていたのですが、ここではその印象が自分にとって強かったかもしれません。特にコレという景色に出会わなくても、水辺で鳥を見たとかそういったことが、想い出に残ったりする旅もありますよね。
 

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●チラリと覗く

駅東口の駅前の短い通りを突き当りまで行くと、「薬師神社」という神社の麓に行き当たります。そして何やら「薬師神社」と記されたシートの中に、おどろおどろしいものが覗いて見えました。なんなんでしょうか。

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●薬師神社鳥居

古来より薬師堂と呼ばれ、諸説ありながら、孝徳天皇の時代、京の都から行方をくらました橘中納言道忠公を探し求め、泉州路を下った娘姉妹の1人・王代姫の櫛を祀った事に始まる、とする説が最古といわれています。孝徳天皇とは、大化の改新の時、日本で初めて「大化」という元号が使われた、その当時の天皇です。

特にこの「古間木のお薬師さま」は眼病を治す神として信仰され、北東北の各地から参詣に来る人々もいたといいます。

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●イチイ(390)

樹齢390年とされるイチイの樹が薬師神社への階段の途中にありました。

イチイの樹というのは、北海道や東北では平地でも分布しているそうですが、これより南では山岳地帯に分布するのだそうです。

390年前というと、今から考えても1620年過ぎ、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の治世だったでしょうか。そう考えるとすごいなと思います。樹って樹齢何年だと標準的にどの位の太さになるとかそういう基準があるんでしょうか、そういうのが分かるとまた興味が増して、樹を観るのも楽しくなるでしょうね。

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●薬師神社

の拝殿です。階段を上った先にあります。

未訪の市を訪ねる時、これといったものを見つける事が出来ない時に、よくこういう神社へ行きます。地元の神社は、その土地土地のものなので、その町らしさを感じるのに手っ取り早いかと。階段の上にあったりとか大変ですが、極力行くようにしています。

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●三沢駅周辺を眺む!

そんなに高い所ではない薬師神社から、三沢駅周辺を眺めた様子です。

上から見ると密集具合が分かるので、どの辺が栄えてるとかそうでないとか、そんな事が色々分かるのがいいなと思います。

駅前のロータリーがこんなにきれいに整備されてたっけ?というのをこの時に再認識しました。

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以上、三沢市からでした。

2014年4月17日 (木)

青森/つがる きづくり・まちある記

青森県つがる市、JR木造(きづくり)からの歩き旅です。

(2013年8月当時)

Dsc04797_2●縄文のふる里

という冠されたつがる市の観光案内図が木造駅前にありました。

地図の左端が日本海で、これを見る限りでは南北に長い地形、線路が通っているのは 南端部のみ掠めるような形になっています。

この駅から近くにある名所的なものとなると、「つがる地球村」になるでしょうか。他のものは割に市の中部に多く分布しています。

Dsc04803●圧倒!

駅に向かい合うようにして建っているこの厳かな年季たっぷりの建屋、ただただ息をのむばかりでした。

何の建物だろう…??と。やっぱり現役の建屋じゃないんだろな…とかすぐにそんな事を考えてしまいます。縦長の窓を見るだけで歴史を感じさせられます。

Dsc04805●別角度から

上の写真の建屋を正面以外からも。

あらためて渋い、荘厳な建物だと思いました。

何の建物かと思い近づいてまじまじ見つめてたら、どうやら歯科医院だったようです。詳細情報他に分かりませんが、昭和初期頃の建築なのかな…と勝手に想像したりしてました。

Dsc04806●木造町マンホール

旧自治体である「木造町」のマンホールです。

やはり「土偶」です。駅も何もとにかく、この遮光器土偶が前面に押し出された街、それが木造かなと。

木造町のあとに「クリーン」と記されていますが、「汚水」などと表示するところを暗いイメージがするので「クリーン」にしたとか。

Dsc04815●奈良組

という名の入った建屋です。人の気配もなくこれまた廃墟かな、という感じの建物です。

それにしても装飾が渋いし年季入ってるし、駅前の市か程ではないにしても、これもなかなかのもんです。

素性を調べようと思ってもなかなか出てこず、歴史の中に埋もれて建物だけ残っている、というところでしょうか。

Dsc04818●木造駅通り

という名の入ったバス停です。

駅徒歩2分とされる地点で、実に駅の本近くです。

弘南バスというバスが通っており、4方面ほど行先が載っており、3つまでは1日数本レベルのものでしたが、唯一「五所川原営業所」行のみ1日12本ありました。朝昼夕と割に集中しているので、8:56の次が11:31だったりします。

Dsc04821●これぞ木造!

木造にある木造の家屋

「きづくり」にある「もくぞう」の家屋、です。

冗談抜きでここでは「もくぞう」の家屋もたくさん見かけました。廃墟含め、やたらめったら年季の入った建屋を見かけた、この街の印象はそれです、ホントに。この建屋も板張り感がすごいですよね!向こう側の建屋は小さなブリキの看板があちこちに並べ立てられていました。

Dsc04823●軒先

上の写真の向こう側の建屋の軒先です。

昭和情緒溢れる雰囲気で、木造駅前は通りを歩いているだけでノスタルジックな雰囲気に駆られ、楽しいです。

遊ぶとこはないけど、見るとこには不自由しませんでした。

 

2014年3月23日 (日)

青森/平川 平賀駅前・小さな街角

青森県平川市、弘南鉄道/平賀(ひらか)からの歩き旅です。

(2013年8月当時)

Dsc04732●平川市総合案内

平賀駅前に建っていた案内地図です。

左下に鉄道路線を示す黒っぽい線が入っていて、カタカナの「ア」のような状態で通っていますが、当駅はこの右上の部分、横線が入っていて2駅ある中の右側に位置しています。

駅前はそれなりの通りにそれなりの施設があって、向こうには東北自動車道の津軽S.A.があるのか…、とまぁそんな感じですね。

Dsc04737●駅前休憩所

駅前広場のど真ん中にある休憩所です。

駅記事でも登場した建物です。正面からの様子で、三角だけの建物のように見えていたと思いますが、実際はこんな感じで三つ股になっています。

休憩所だけでなく展示スペースも少なからずあり、この時は「やきもの展」と貼り紙がありました。

Dsc04775●休憩所内

まず、平川市の物産としての展示がありました。

よく駅舎内にありそうなやつですが、ここは駅外のこの休憩所にあったのでした。

反射しまくっててよく見えないと思いますが、とりあえずペットボトル群の右端のはりんごジュースですね。

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りんごのドライフルーツなんかもありました。

焼きリンゴとかりんごカレーとかそんな缶詰も。

マイタケ・なめたけなどの類の食品を造っている会社の製品もありました。

物産としては三段の棚に1棚分置かれてはいましたが、ギッシリという感じではなく、結構まばらに置かれていたのが少々寂しい雰囲気ではありました。

Dsc04771 ●やきもの展

こちらは常設ではなく、期間限定のイベント的なものとして置かれていたものと思われます。

ここもまた3段1棚の構成でいろんな焼き物が置かれていました。特に何も札を置いていなかったので、それぞれの素性は全く分かりませんでした。地場の生産なのかなんなのか…。

Dsc04740● 駅前通り

商店よりも住宅のが多かったかも、というぐらいの印象だった駅前通りでした。

向こうへ行くほど住宅度が低くなっていく感じで、コンビニや銀行なども見えました。都会の駅前に比べて、駅の真ん前につくれないのは土地の関係なのかな…とか色々考えてしまいます。

Dsc04742●ねぷた看板!

上の写真の駅前通りにその標識が見えていた「サークルK」の ところで、「ねぷた展示館」の案内看板がデカデカと出ていました。書いてある文字は「世界一の 扇ねぷた」と。

ここから徒歩5分!すぐなんですが、ここでの滞在時間は約30分。この時青森県の未訪市を訪ねていく、という趣旨で行っており、この日のうちに4市行っておきたかった、という事もあり、駅を下りてから出発までがこの時間で、ちょっと無理でした。

ちなみにこの日行ったのは黒石→当地(平川)→つがる→五所川原の4市だったのでした。

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●わがまち伝言板

「緑青園夏祭り」として、盆踊り・花火大会のポスターが出ていました。ちょうどこの訪問時の約一週間後にあたる8月20日行なわれるという事で。

緑青園というのは市内の特別養護老人ホームという事ですが、老人ホームがそんな壮大なイベントをやるのか!という感じでした。ポスターも見事なものが作られていましたし。

Dsc04744●納涼まつり

こちらはその2日後、8月22日に行なわれる「ひらか駅前納涼まつり」のポスターです。こちらは単色刷りのシンプルなものでした。

歌謡ショーにカラオケ大会、お楽しみ抽選会という並びで、子どもには楽しみなイベントなのかな…と。当たる商品券の金額が1等から4等まで大差ないような気がしましたが(笑金額にすると総計6万程度ですね。前売券が1,000円なんで60人でこの分の元は取れる計算です。

Dsc04745●小さな街角ライブ

駅前の公園的なスペースで、時々ライブが行われているようです。次回の予定は、この時は未定なのか何も書かれていませんでした。

地域活性化、および若者へのバンド演奏等のパフォーマンス機会の提供などを目的としているようです。ただどの程度使用されているのかはよく分かりませんでした。

Dsc04761●平川市役所

この前に行った町が黒石市で、黒石市役所と間違いそうな建屋ですが、平賀駅前通りをずっと進んで行った所にある、まぎれもなく平川市役所です。

黒っぽい建屋の市役所って結構珍しいような気がします。

角度によるのかもしれませんが、両サイドがあがっているように見えて、カタチ的にも面白く見える建屋だなと感じさせられました。

以上、平川市の様子でした。

2013年12月30日 (月)

JR八戸駅 (青森県八戸市)

青森県八戸市のJR八戸(はちのへ)です。

八戸市は青森県の南東部に位置し、人口は234,117人(2013.11.1現在)で、青森県では県都・青森市に次いで第二の人口を誇る町です。

-JR・青い森鉄道/八戸駅
【路線】JR東北新幹線(東京-新青森間)
      八戸線(八戸-久慈間)
    青い森鉄道線(目時-青森間)

【開業】JR-1891年9月1
    青い森-2010年12月4日

【訪問】初訪問2009年8月、再訪2013年8
【1日あたり平均乗車人員】 JR-4,395人/日 (2012年)
                 青い森-652人/日 (2009年)
【近隣の都市駅】新幹線
           
(東京方面)盛岡駅→3駅
           (新青森方面)新青森駅→2駅
          在来線
           (久慈方面)階上駅→12駅
           (目時方面)三戸駅→5駅
           (青森方面)三沢駅→4駅

          

駅名標まわり

JR東北新幹線が新青森まで延伸開業した時に新幹線駅ができ、在来線ではここを起点に岩手県久慈へ抜ける「八戸線」と、JR以外では元・東北本線だった「青い森鉄道」が存在しています。

「青い森鉄道」は新幹線の延伸による開業時に在来線がJRから転換になりました。

この駅名標は片側のみ隣駅表示があるので、八戸線のものです。

ここへの初訪問は2009年8月ですが、写真はその4年後の今年8月に再訪時のものを載せています。

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電車

八戸線の電車です。

朝一番からこの電車に乗って、久慈へと向かいました。

この時の目的は、かねてより訪ねたかったものの難関だった、岩手県の久慈、宮古を訪ねる事で、朝早くから起き出してやって来たのです。

白を基調として、赤のラインの入ったなかなかいい感じのボディでした。

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ホーム

電光掲示にあるように5:37発の久慈行の電車に乗りました。

2時間半かけて、途中で階上(はしかみ)駅で長く停まりながらの久慈への到着でした。

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青い森

青い森鉄道の列車ボディです。

「モーリー」という青色の木をイメージしたキャラクターが前面に出たボディとなっています。

当駅の在来線は3面5線ありますが、殆どが青い森鉄道用です。

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エスカレータの上

ホームからのエスカレータで上った先からのカットです。

八戸線の列車が見えます。東北本線が青い森鉄道に転換してからは、八戸線だけがJRの在来線となっています。

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新幹線側

ここからは前夜に宿泊地としてやって来た時、新幹線ホームを下りてのカットです。

まずはこの、八戸三社大祭と書かれた虎舞の顔抜き看板。

重要無形民俗文化財に指定されているこの大祭は、毎年7/31~8/4の5日間にわたって行われる八戸市の大祭です。

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山車

八戸三社大祭は300年近い歴史を誇る、日本一の山車まつり、とされています。

この山車は1/5縮尺で作られているもので、実際はこの125倍にあたります。

この山車のデザインは「かぐや姫 昇天の場」というタイトルのものでした。

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八幡駒

この辺りの郷土玩具だそうですが、日本三駒のひとつにも数えられているとかで、福島の「三春駒」、仙台の「木下駒」と並び称されているとの事です。

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自由通路

改札を出た後の両出口への自由通路の様子で、こちらの写真は翌朝の出発時に撮ったものです。流石は新幹線駅といった感じで青森県では屈指の規模を誇る駅構内といってもよいでしょう。

八戸線沿線の種差海岸が大きな幕が張られる形で宣伝されていました。種差海岸駅としても存在し、かつては単に「種差」駅でしたが、観光客誘致の目的もあり現駅名になったとかで、海岸は駅のすぐ傍です。

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駅前噴水

駅を出ての風景ですが、大きな噴水がありました。

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駅前通り

まだ朝の5:30頃という事もあり、無人に等しくひっそりとした駅前でしたが、両サイドに店が立ち並ぶ通りです。

この通りに関しては、あまり高層の建物がひしめき合うといった感じではありませんでした。

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八戸駅 駅舎

2枚中、上の写真が遠景で、下が実質駅舎の部分です。

駅前には高層のホテルがデンと取り囲むようにあり、これ以外にも近くに東横インがあり、そこに泊まらせて頂きました。

青森県内屈指の駅規模のこの八戸、実はあまり観光はしていませんが、色々あると思うので、青森・弘前以外にもこの八戸あり、というところです。

ちなみに個人的には駅内で丼ものを頂きました。これは初訪問の2009年夏の時ですが、それだけは覚えています。東北以北に行くと、特に海鮮ものがホシクナッテしまいます…

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2013年10月16日 (水)

青森/黒石 黒石駅前をゆく!

青森県黒石市、弘南鉄道/黒石駅からの歩き旅です。

(2013年8月当時)

黒石市観光案内図

黒石駅前にあったMAPです。

しょうぶ園やリンゴ園などの絵があり、こけし館もありました。

ちなみに黒石駅はこの絵地図の左上部分、色々な施設のあるエリアとはちょっと距離があるようで、駅前は碁盤目の区画にはなっているものの、あまりこれといったものがないようでした。

実際、この町には20分ほどしか居られなかったんですが、黒石ならではのものにはほとんどお目にかかれなかったですね。

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駅前通り

黒石駅前から右へ向いて直進した通りの様子です。

左手前のスカイブルーの屋根の建屋が印象的でした。

信号機は柱から内側にせり出して、カモメの羽のような形になっていました。

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やきそばのまち案内所

と書いてありました、手前左側の建物。案内所であり、無料休憩所でもあります。

黒石といえば、「黒石やきそば」というB級グルメを見たことがあります。去年の今ごろ、石巻に行った時にイベントでB級グルメフェアみたいなのがやってて、その一角にありました。

その時は食べも見もしなかったんですが、うどんみたいに太く、平たい麺(きしめんみたいな?)だそうです。で、つゆやきそばという、焼きそばにおつゆをかけた料理もあるそうで。日本の食文化の幅広さを感じます。

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こけし

黒石市のマンホールです。

カラー版に出会えましたが、こけしが前面にでたものでした。

こけしといえば、鳴子も有名ですが、東北だけで生まれ、東北だけで育た玩具なんですね、知りませんでしたが…。10余りの系統があるそうで、主に山形や宮城の内陸部に多く、青森では津軽系といわれるもののみです。

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黒石郵便局付近

右手前に「黒石郵便局」バス停の標識が立っています。

バス停にして、黒石駅前の隣の停留所になります。

郵便局はこの左手前に隠れる位置にあたりますが、付近は色々と個性的な建屋が立ち並んでいました。

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黒石みらい物語

これも上の写真の辺りにあった看板です。

中心市街活性化計画を参考にして書かれた絵だそうで、実際こんなんなったらこの旅も充実したものになってただろうな…と思いをめぐらしながら、先を急いでました。何せここでの持ち時間は20分ほど(下りてから、次の電車が来るまで)でしたので。

1日に4市訪ねる、という計画を考える時に、日没から逆算してこう(20分滞在に)ならざるを得ず、オマケに自分の寝坊や、新青森からの特急列車の運休(秋田豪雨で)も重なり、計画の中でも、計画できた中で最悪のシナリオで事が運びました。これ以上悪くなると、目標達成ならずというレベルでした。

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ねぷた祭り

黒石ねぷた祭りの広告看板がありました。

「ねた」とか「ねた」とかいわれますが、ここ黒石は「ねぷた」と「゜」の方になります。

青森でも、東半分の下北地方は「ねぶた」と濁り、西の津軽地方は「゜」の表記になるようです。

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乙徳兵衛町

「おつとくべえまち」という、なんともインパクトのある地名です。

わざわざルビ打ってくれてありがとうございます、と言いたかったです。町名の上にはこけしにリンゴの絵がついていました。

ちなみに市内には、「甲徳兵衛町」というのもあるそうです。「丙」はないようですが…。

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円覚寺

最後はこのお寺の写真です。

緑の曲線屋根で形づくられた独特の山門が印象的でした。黒石で見た最も印象的なものは?と聞かれれば、このお寺を挙げると思います。

中入る時間なかったので、この程度しか撮ってませんが…

緑屋根は塀の上にもずーっと続いていて、これもまた印象的でした。白壁に腰の部分の板張りも!

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