宮城/登米 新田駅裏は動物宝庫
宮城県登米市、 JR新田駅からの歩き旅です。
(2015年1月当時)
▼駅記事に書いていましたが、当初は佐沼地区を行こうとしていたのをバス便の関係で断念し、とりあえず駅前を歩いて何か見つかれば…??ぐらいな感じで漠然と歩く事と方針転換しました。
それで新田駅の駅前広場から左へ向かって歩き始めたのがこの地点です。
1月初めの事だったので、雪がこのように残っていましたが降ってはおらず、これだけは助かりました。
ちなみに右手前の建物は旅館ですが、今もやっているのかどうかよく分かりませんでした。
▼これは上と同じ地点で後ろを振り返ったもので、新田駅周辺の様子です。
登米市の中心駅的な位置づけにありますが、市の中心駅の周りがこんな感じとは…と思いつつ、歩を進めました。
▼新田駅を出て左へ進んでいくと、商店街の様相が少し強くなったきたかな、というところでした。
駅からまっすぐ伸びた道がなく、線路と平行なこの通りが実質的な駅前通りという事になると思います。
この時点では、こういう普通の街並みが続いていくだけかな?と思いつつ歩いていました。
▼登米市というより旧・迫(はざま)町のマンホールです。
ハクチョウが越冬する伊豆沼、というのがコンセプトのようです(横向きでスミマセン、ココログの仕様が変更になってから縦長写真をちゃんと載せる術が分からなくなってしまいました…)
▼伊豆沼農産、という看板の付いた建物が見えた所で左折しました。
新田駅から左へ歩いてほんの50m程の地点です。
ここまでは平凡な街並みが続いた感じで、特にこれというものが見つけられず…といってもまだ50mですけど…、初めて来た地の50m、100mというのは結構長く感じるもので、それにこの先なんにもなさそう…と思うと、歩いていてどうしようかな?という気になるというものでした。
しかしこの道路、雪でできたタイヤ痕でカーブの具合が分かるのが、なんともイイですね。
▼新田駅から左へ出て50mで再度左へ曲がるので、ちょうどまた線路のに戻ってくる訳ですが、この踏切の手前に…
▼突如として現われた、ヤギ・ヒツジたち
なんだこれは??といきなり驚かされました。
単なる街並み探訪に終始するかと思った矢先に、このような動物たたちに出合う事になるとは!
ヤギが必死に草を食べてる様子もバッチリおさめることができました(笑)
先述の伊豆沼農産のヤギやヒツジのようです。
ヒツジは顔が黒く、サフォークとよばれる羊肉用を主とする種類のようです。番号のタグが取り付けられていました。
言い方良くないですが、大して期待せずに乗り込んできたこの街、大ヒットでした!嬉しい誤算すぎました!!登米市=ヤギ・ヒツジの図式がまずここでできあがりました。
▼ヤギ・ヒツジ達と離れてほん近くに胸像があり、相澤幸四郎先生の像とありました。
19世紀末にこの新田の地に生まれ、伊豆沼での野鳥の保護に尽力された人物であったようです。
▼更には高々と建っていたのが「柳生心眼流伝承の郷」の塔です。
柳生〇〇流、といえば真っ先に「柳生新陰流」が浮かびますが、心眼流??となりました。
心眼という言葉は以前から聞いた事がありましたが、この心眼流は戦国時代末期に竹中隼人という人物によって創始されたといいます。柔術の中でもかなり勇壮活発な流儀だそうで、そんな流派がこの地で生まれたそうで「宮城県無形文化財」という伝統あるものなのですね。
▼さてさて、伊豆沼にやって来ました。
新田駅の真裏にこんな大きな素晴らしい水辺があるなんて、ここまで歩いてくるまで気付かなかったという鈍感さに我ながら参ってしまいましたが、これも結果的に嬉しい大誤算だった訳です。
ただの湖だと思って最初は見ていました、雪に覆われて風情あるなぁ…みたいな感じで。
それだけで立派な観光だし、素晴らしい風景が撮れた、と半ば満足もしていました。
▼雪に覆われた伊豆沼から少し目線をずらして水辺の方へ。
水のある部分も、周りは雪だらけで風情あるな、っ感じでした。
▼更に沼の周りをちょっと歩いて違う角度から撮った様子。
ここで「?!」となりました。
左端の方に何やら見えるのです…
その方向へ向かって進みます。
▼さあ、だいぶはっきり見えてきましたね!
鳥です!
それも結構います!!
もっと近づきます。
▼近づける限りの所まで近づいてみました。
さて、ここからはハクチョウとカモたちの群れを、とくとご覧ください!
ヤギとヒツジで十分、ここに来た価値はあったのに、ここでまたこんな鳥たちに出会えるとは、何たる動物たちの宝庫!
新田おそるべし、登米市おそるべし!と思ったものでした。
▼最後に、伊豆沼の水辺は離れましたが本近くにはこのような
「登米市 伊豆沼・内沼 サンクチュアリセンター 淡水魚館」というのがありました。
内沼というのは、伊豆沼の隣にある沼地です。
年始早々につき開館していませんでしたが、ここでは淡水魚が見られるという事で、魚だけでなく、カニ類なども結構いるそうで、ヤギ・ヒツジなどの陸地の哺乳類から、水辺のハクチョウ等鳥類、そしてここでは魚類など、新田駅の裏手に回ると、動物園水族園でもないのに、あらゆる生きものたちとふれあう事ができる、実に嬉しい誤算にも程がある!と思わせる場所でした。
雪の沢山残ったこの街で、こんなに生きものとふれあえるなんて素晴らしすぎました。
季節は色々ですが、その時なりのここでの楽しみ方ができれば、いいんじゃないかと思いました。
というところで登米市の旅、一旦これにて。
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