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05秋田県

2019年4月23日 (火)

秋田/由利本荘② お城展望台で雨宿り

秋田県由利本荘市、 秋田/由利本荘① 本荘公園は4月が旬!!に続く由利本荘の様子です。

▼今回記事は本荘公園の様子の続編として始まりますが、左端に写っている展望台の様子をまずはお届けです。

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▼という訳で、本荘公園内の展望台です。

特に本荘城の何であったという建物ではないようです。公園内に展望台としてプチ城を模してつくっただけのものかな、と。

中に階段があって上れるようになっていたので、躊躇なく上ってみました。

この時、雨模様でもあったので、雨宿りを兼ねる意味合いもありましたが…

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▼階段周りの様子です。

下のフロアの内壁は基本白で、きれいな印象を受けました。ただただ白でした。

階段はサイドは白ですが、上面から見るとコンクリート色でした。

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▼主に2Fフロアの様子です。

しっかりした建物で、色々凝った形になっていたり、ちっょとした展望台とは侮れないものがありました。

ちっょと一休みにうってつけでした。観光客が詰めかける感じでもなかったので。ただ、今の時期は桜祭りで盛況になると思うので、あちこちに人が居ると思いますが…。

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▼公園の名にふさわしく、遊具コーナーもありました。

しかし城郭の公園らしく?落ち着いた佇まいの遊具コーナーで、子供の遊び場然としていない雰囲気でした。

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▼公園の塀は、お城の塀状の形で長々と続いていました。

そこに花畑がビッシリと続いている所もあり、白壁に色とりどりの花々というのがコントラストがきいたすごい良い風景を生み出していました。

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▼これは何の建物でしょうか…???

 

こたえは…

 

小学校 です!

由利本荘市立尾崎小学校というれっきとした小学校です。

何かの科学館みたいな雰囲気の建物でした。全然学校然としてない建物てすね。

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本荘公園の続きとその延長上、という感じでしたが、雨に濡れた由利本荘歩き旅、2編にわたってお送りしました。

2019年4月20日 (土)

秋田/由利本荘① 本荘公園は4月が旬!! 

秋田県由利本荘市、JR羽後本荘駅からの歩き旅です。

(2012年8月当時)

▼羽後本荘の駅から出てすぐ、このような大通りへ。

広い道路にゴツゴツした建物が続いていて、北海道の小都市の駅前にこんな感じの街並み多かった印象が強いのですが、ホントそれによく似た感じでした。

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▼道中に食堂の建物に出くわしましたが、既に「貸店舗」の表示が…

この名前で検索しても全然出てきませんでした。閉店後相当経っているのかもしれないですね。

昭和期には食堂としてさぞや栄えたのでは…?と思わされる雰囲気をすごく感じました。

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▼更に駅から離れる形で進んで行ったところです。

色んなお店や施設が並んでいる「幹線道の商店街」という感じの駅前通りです。

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▼由利本庄市文化交流館「カダーレ」です。

カダーレ、とカタカナ表記がされていますが、その名前由来は「仲間に入って」という意味の方言「かだれ」からきているのだそうです。

羽後本荘駅から西へ約300~400m程の地点にある複合公共施設で、図書館・公民館・教育学習施設などを持ち、文化ホールも有しており、2011年に開館しましたが、この時の訪問が2012年当時で、まだ出来たてのホヤホヤだったのでした。

それだけあってフォルムも斬新な建物で、BCS賞などの建築関連の賞も頂いたりしています。

前の道路の曲がり具合と建物の曲がり具合が妙にマッチしてる感じでしたが、そこを狙って設計しているのかもしれません。

建物の形そのものも実にユニークで、建物を見てるだけでも充分堪能できました。

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▼本荘は城下町の側面も強く、電話ボックスがこんなに立派なところもありました。

白壁の和風建築電話ボックス、なんとも贅沢です。

そしてサイドには城壁を模した塀が。

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由利本荘市役所です。

茶色と白のビビッドの色遣いがとても印象的な、学校風の建物でした。

てっぺんの部分が出っ張っているのも建物としてインパクトがあります。

旧・本荘市時代の1969年竣工という事で、建物として今年でちょうど50周年を迎えます。

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本荘公園として整備されている辺りで、塀は城郭風ですが、その周辺の木々や床面などもかなり整備されていました。

そして本荘公園の地図があり、由利本荘市の案内図や広域案内図まで並んでいました、この辺り由利本荘の観光のメインになっている事が窺えます。

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▼お堀周辺の様子です。

よく整備されて、水面はぼんやりと樹木が映っていました。

この時はあいにくの天気で、そのせいで霞んでいた部分があったのかもしれません。

本荘城は当時の遺構があまり多くなく、公園として整備され出したのは1990年代に入ってからといいます。そんな中で水掘は貴重な遺構のひとつです。

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▼復元された大手門です。

本荘城は、最上義光の家臣である楯岡満茂によって、江戸時代に入ってからの1610年に築城されたもので、元は「本城」であったようです。

門をくぐれば本格的にお城の公園です。

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▼大手門をくぐって公園スペースへ。

このような庭園状のスペースや、芝いっぱいのスペースなどがありました。

そして正面には階段がデンと構えていました。

その階段の辺りから大手門へ向かっての眺めが3枚目の写真のカットです。

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▼石段を上がった先の公園案内図です。

昔の城郭感の溢れる地割というか、そういうものをすごく感じました。

桜の名所として秋田県内でも屈指の地のようで、東北地方の桜の開花時期を考えると、ちょうど今この時期がまさに桜の最盛期ではないかと思います。

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▼その階段を上って行ったところには、本丸の館として休憩室的な建物と「修身館」として本荘のまち・歴史・文化などを学ぶ体験学習的な施設などがあります。この建物へもまた階段を上っていきましたが…。

修身館は本荘城三の丸にあった藩校「修身館」からそのまま名前が取られていますが、利用状況としては年間1万人強の方々が利用されているようで、その中でもこの4月の利用者数が断然多く、桜祭りなどの影響大との事でした。やはり今が旬なのですね、この本荘公園は。

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▼本荘城の本丸跡に鎮座している「本荘神社」です。

右側には稲荷神社が建っていて、これと並ぶ形で存在しています。

例祭が4月28日にあるという事で、これまたもうすぐな訳で、桜の見ごろと共に色々とあるこの界隈です。

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満州開拓の碑というのがありました。

正式表 記は「満開拓の碑」とさんずいの付く形でした。

もうすぐ平成も終わり令和を迎えますが、この日は平成元年に設置されたとありました。

中国にある満州国への「由利郷開拓団」が結成され、秋田県派遣の開拓団の中でも最大規模の人数で大きな成果を上げたという事で、ここにその功績を讃える形でつくられたようです。

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▼本荘公園には色々なものがあり、何故かこんな鳥の大きなケージがありました。

インコのような鳥が1羽確認できましたが、あとはいるのかいないのか分からない状態でしたが…

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▼由利本荘の街を見下ろした様子です。

平山城である本荘城なので、少し高い所へも行く訳で、それなりの街の眺めが堪能できます。

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▼本荘神社周辺の様子です。

桜の時期などの賑わう時期を除けば、割と穏やかでのんびりした感じで見られると思います。観光客で賑わうという感じではありませんでした。

ただこの時はそれに輪をかけて、雨天でもあり出歩く事自体が失敗だった感がありました。

その為に少し雰囲気の出たカットになったかな、という感じはしますが…

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一旦ここで切って、主要な建物に焦点を当てて次の記事にてお送りしたいと思います。

2019年3月 8日 (金)

秋田/大館 そこかしこに秋田犬

秋田県大館市、JR大館駅からの歩き旅です。

(2014年5月当時)

▼大館駅前広場を駅から目線で見たカットです。

真ん中の安全地帯的な所は、ハチ公や秋田犬の銅像が立っている場所で、左に隠れている部分にバスターミナルがあります。

駅前をざっと見る限り、高い建物は見受けられませんでした。

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▼駅前の通りにあたる道です。

なんとも閑散とした感じでした。

建物は3F建てがせいぜい…というところで、古めかしいものが目立っていました。

右側の建物はトヨタレンタカー取次店なる表示がありましたが、建物の大きな看板も取り外されたようで、やっているのかいないのか不明の状態でした。この建物のすぐ奥に隠れるようにして交番があります。

左の建物は、下側の写真にある鶏めしのお店でした。面によって壁の色も雰囲気も全然違うので、一部だけ見たら空き店舗化と思いきや、全面見たら間違いなくやってる店だ!となりました。

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▼駅前広場の左端すぐから分岐しているV字ロードです。

このVの字の根元にあるお店が古風な感じでいい味出していました。軒先の屋根だけ妙に新しくてとってつけた感満載でした。

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▼通りを歩いていたら、こんなものに出くわしました。

キリタンポのイラストが歩道の柵にあり、見てはいませんが秋田犬の同様のものがあったのでは??と思いました。

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▼歩道の柵ではありませんでしたが、秋田犬のイラストが道路にありました。

道路の地面に、それも点字ブロックを分断する形で存在していました。これはちょっとすごいなと思いました。この絵で分断してしまってよいものかと。

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▼長距離バスの案内板が出ていました。

駅から100mと行かないところにあるバス会社の敷地付近のものですが、仙台や盛岡など東北の主要都市とバス網で繋がっており、都心の池袋や埼玉の大宮への便も出ていました。

実際この時、ここへ来たのも盛岡からバスで来ましたが、ほぼ1時間に1本出ていて2時間半ほどで着くという事で、とても便利です。

仙台へは1日2便でした。5時間弱位かかります。イラストでバスの運転手が秋田犬らしきもので面白かったです。高速バスとホテルのパックになった形でも売り出されていました。

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▼そのバス会社の建物がこれで、バスのりばにもなっていた「秋北(しゅうほく)バス」の大館営業所です。結構立派な建物でした。

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▼昭和から時が流れていないのでは?ぐらいな雰囲気の風景でしたが、この「かぶちゃん」というお店はこの訪問時2014年時点では現役のお店で、今も現役かもしれません。

2014年時点で食べログに書き込みがあり、創業30年余りとの記載があったので、1980年前後の創業と思われますが、しかしこの店名の文字はそれ以上に古めかしい雰囲気を醸し出していました。

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▼駅から少しずつ離れて歩いて行きましたが、この右側の枠はきっと看板がズラーッと並んでいたんだろうな、と思わざるを得ないものでした。

枠だけが延々と残り続けているのがなんだか凄かったです。巨大な残骸という感じで。

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▼大きな看板群の枠だけが延々と続いたと思ったら、その先にはこんな廃線の線路があり、簡易な柵で通行禁止にされていました。

大館に奥羽本線と花輪線以外に所属路線があったのか??と思わされましたが「小坂精練」というところが運営していた貨物路線で、1994年までは小坂線として旅客営業もしていたといいます。

その後貨物専用となり、2009年に廃止されてしまいますが、この時はそれから5年経った姿という事になります。

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▼屋根つきの歩道がありました。

2丁目大通りという商店街ですが、「御成町」2丁目ということで、バス停もその名前で存在していました。

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▼その御成町2丁目バス停ですが、意外にも?!本数はかなり多かったです。

主に大館駅行きのものでしたが、左側が平日で、右側が土日祝のものです。平日はかなり多く、休日になると減ってしまい、11時台には1本のみでした。

しかし終バスはかなり早くて、平日は19時台が最後で、休日はナント18時台が最後です。

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▼マンホールは秋田犬でした。「おおだて」などの文字はありませんでした。

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▼前半で、秋田犬のイラストが出てきていましたが、これもまた点字ブロックを思いっきり分断する形で描き込まれていました。

朝市とありますが、大館駅前朝市というのがあり、「朝市」とドでかく書かれた建物に複数の店舗が出て、朝一が展開されているといいます。来たのが夕方近かった事もあり、存在に気づきもしませんでした。

長木川というのは大館市内を流れる23.6kmの川で、東北第5の川とされる米代(よねしろ)川の支流です。

そしてここに白鳥の絵が描き込まれていますが、長木川はその白鳥が飛来してくる県内有数の地である、という事です。

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▼かなり大館駅の近くまで戻って来てのレトロな雰囲気溢れる店々のカットです。

軒先の看板が割れてしまっていたり、廃墟らしき建物が並んでいたりで、下側の写真の真ん中の建物は、2F部分が傾いてるのか?錯覚する様な建物でした。

全般的にのどかな雰囲気で、駅前でも結構のどかでした。冬は雪とハチ公銅像の絡みが画になる風景が見られます。

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▼最後はこれです。

とにかく秋田犬に最も近づける街?は、この大館です。

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2019年3月 3日 (日)

JR大館駅【再】 (秋田県大館市)

秋田県大館市、以前にJR大館駅をupした事がありますが、これは2000年訪問時のもので、写真が駅舎1枚のみであったので、今回は2014年再訪時のものを詳しくお送りしていきます。

▼2000年以来14年ぶりにやって来て、当時はこのように中の写真など撮る事がなかったので、記録として残そうと思って、再び来た訳です。当時より特に改装等されていない為、記事タイトルは【新】ではなく、単なる再訪として【再】としました。

JRで奥羽本線花輪線に属している交通の要衝です。特にこの辺りは、他の路線の分岐する駅があまり多くないので、その役割は重要なものとなります。

個人的に秋田県で初めて訪ねた町だったので、その点での愛着はあります。

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▼ホームの地面から立っている形の駅名標もありました。

ホームは2面3線で両ホームは向こうに見える跨線橋で繋がっています。

3線のうち2線が奥羽本線に、残り1線が花輪線に割振られています。

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▼駅舎内の横断幕が華々しく飾られていました。

キリタンポ忠犬ハチ公のふるさととありました。

忠犬ハチ公の出身地はここ大館で、「ハチ」は1923年に当時の北秋田郡二井田村という現在の大館市にあたる地で生まれ、1935年に渋谷で亡くなっています。

この間、ここ大館にいた期間は短く、生後間もない1924年の始めには米俵に入れられて東京まで20時間かけて送られていったといいます。当時のペットの列車での移送の扱いはどんなものだったのか?と思わされます。

そしてキリタンポ、秋田といえばキリタンポですが、その本場はここ大館とされています。

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▼光が入ってしまい、上手く写っていませんが「天然記念物」と冠された秋田犬のカットがありました。

秋田犬って個人的には子供の頃「あきたけん」と読んでいました。個人というより、周りの大人も含めそう読んでいたように思います。土佐犬も「とさけん」という具合に。

秋田犬の保存会では「あきたいぬ」として統一している、とありました。たしかに「あきたけん」というと秋田を連想してしまいますね。

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▼この駅のホーム上(改札側)は色々と賑やかな事になっています。秋田県ではホーム上にバスケットのゴールがある能代駅なんかもこんな感じですね。

比内地鶏の里、として鶏の顔抜き看板が親子でありました。

更には「JR」と冠された上で「ハチ公神社」がありました。ホーム上に神社がある訳です。

この訪問の前年にあたる2013年にハチ公の生誕90周年を記念して設置されたそうで、賽銭を入れると「わんわん」と鳴き声で応えてくれる、とありました。神社のサイドにはキリタンポが立てられていました

あと4年で2023年、ハチ公の生誕100周年を迎える訳で、この時にはまた壮大なイベントでもあるのでしょうか、ここは勿論ですが渋谷でも何かあるのかな?と思ったりします。

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▼更に更に、改札真横ともいえる位置に、このようなコーナーがあり、ここには木彫りの秋田犬がありました。

やはり代表的なものは秋田犬とキリタンポで、飾りつけにも前面に押し出されていました。

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▼これもホーム上にあったスタンプ台と駅スタンプです。

よくスタンプを押してコレクションにしている方もおられますが、個人的にはバラけるし、そんなに収集もしていないので、目についたらこうして写真に撮って記録に残しています。

やはり秋田犬が描かれていました。

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▼大館駅の社員さんがつくったという、大館駅とその周辺のジオラマがありました。

かなり手間暇かかっていますね、職員さんがよくこんなのつくったなと。

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▼寝台特急「あけぼの」号の思い出パネルが展示されていました。

あけぼの号は1970年に運行を開始し、上野から奥羽本線経由で青森までを走り、2014年3月14日に定期運行を終了したいわゆるブルートレインです。

このブルートレイン、我々の子ども時代の1980年前後ではかなり隆盛な感じでしたが、旅客レベルではこの頃既に減少の一途をたどっており、2000年に入ると急速に縮小、今はもう定期列車としてはすべてなくなり全廃されてしまったそうです。

この当時が2014年5月の初めで、ラストラン後まだ日の浅い状況で、在りし日の姿が並べ立てられていました。

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▼この大館駅は「東北の駅百選」の選定駅という訳で、しっかりこのように明記されています。

秋田犬が前面に飾られていますが、ちょっと熊になってる気もしました。

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▼駅前広場にあるハチ公の銅像です。

渋谷駅のハチ公銅像はあまりに有名で、ハチ公前とか普通に使われていますが、ここにも本家(生誕地でもありますので)ともいうべきハチ公銅像があります。ハチのプロフもしっかり刻み込まれています。

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▼ハチ公単体の像とは別に、すぐ近くにこの「秋田犬の像」がありました。

家族ショットというか、親子で共存して安定・平和をアピールし、かつ祈念しているような感じでした。

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▼大館駅の駅舎です。

2000年訪問時と同じものでさして変化はありません。

ただ、来た時期が全然違っていて、2000年版は冬の真っただ中で雪が降り積もる中での訪問で、この2014年版はGWで雪など関係ない時期であったので、趣は全然違ったものとなっていました。

という事で大館駅の再訪記でした。

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2017年1月23日 (月)

秋田/能代 バスケット・ロードと昭和の匂い

秋田県能代市、JR能代駅からの歩き旅です。

(2012年11月当時)

●17・51分発?!

能代駅前のバス停標識ですが、何を標識に「17・51分」などと時刻を書いているのか??と思いました。もしかして1日に1便、17時51分にしか来ないのかな??と思いましたが、さすがにそれは違いました。

この能代市の「市街地巡回バス」がぐるぐる回って、この能代駅を発つのが毎時17分と51分という事でした。4年以上経った今でもサイトを見たところ、同じ時間に出発しているようです。

という事で、月~土曜日は1日9便で、8時台から16時台まで毎時運行されており、17分発と51分発はそれぞれ方向が別のものです。16㌔の距離を1時間かけて1周するそうで。日曜日はやや減便となり、10時台から15時台までの6便となり、出発時刻は全く同じです。朝晩がないという結構妙な時刻編成で、17時を過ぎると、少なくともここからは1本たりとも乗る事ができないという事です。こういうコミュニティ系のバスとしては本数が多めなのは良いと思います。1時間に1本はあるというのが個人的には、なかなか頑張ってるなと感じます。

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●駅右

駅を出て、駅前広場から右を向いた景色です。

能代の町の印象は、あちこちの店のシャッターにバスケットの絵が描かれている事と、と前右にあるようなコンクリート色そのもののゴツゴツした年季の入った建物がズラッと並んでいた、この2つに尽きました。

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●更に進む

上の写真から少しだけ進んだ所で、年季の入った建物が立ち並んでいる様子が分かりますが、これらの店という店が全く営業していないんだろうか??と考えさせられてしまいます。

歩道の上にアーケードが設置されていて、昔は立派に商店街を形成していた事が分かりますが、一体何十年前まで現役バリバリの店舗群だったのかな??とか考えてこういう街並みを歩くのが大好きです。結局疑問は解けない訳ですが(笑)

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●バスケットシャッター

こんな感じのシャッターがあちこちで見られた、という事です。

建物は古そうで店も営業していないかも、というところですが、シャッターは妙に新し目に感じました。街の活況と店舗数の多さがつり合い取れていない感じで、多くの店が営業していないのかな??と感じさせられます。

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●大栄百貨店

駅前広場を過ぎて直進して最初の交差点からのカットですが、右側がその「大栄百貨店」です。下を見ると「市民プラザ」とありました。

市民プラザは2009年にオープンしたようで、節目の時には時々イベントが行われているようで、物産品・木工品の販売等のイベントのようですが。

百貨店として稼働している感じではないようで、ピンポイントにボクシングジムや何やらの施設が入っている程度で、虫くいの状態で稼働しているようです。調べても意外なほど情報がなく、辿ってきた経緯も全然分からずでした。昭和時代は百貨店として、能代の顔として操業していたのでしょうか??全く分かりませんが…。

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●右折

能代駅から直進して100mほどの地点に最初の信号がある訳ですが、これを右折したらこのような風景となります。ここは県道205号線(富根能代線)で、富根とは、能代駅から西へ3つ先にある駅でもあり、この区間分続いている県道という事になります。

向こうには昭和そのままの店舗ビルが延々と軒を並べており、個人的に能代に対する印象が、イコールこの街並みという感じでした。

ちなみにこの交差点を右折せずに、駅から500m程度直進すると、国道101号線と交差します。この国道は青森市から秋田市まで260km余り続く東北北西部の主要道のひとつです。

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●能代駅前郵便局

能代駅から100mとない地点にある小さな駅前局です。

基本平日のみの対応で、ATMがこれに加えて、土曜の午前中のみ稼働している形です。

能代の中心局である能代郵便局は駅前最初の交差点を右折した県道205号を500m程(北へ)進んだ地点にあります。

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●能代マンホール

能代駅前にもありましたが、シャチ流しのシャチがお城の上にでっかく描かれています。

こういう、ご当地らしさを分かりやすく描いたマンホールは見ていても楽しくなっていいですね。こうしてカラー版に出会えると尚良しです。

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●続いていく…

県道205を北へ進んでいったところです。このようなコンクリートゴツゴツの昔ながらの建物が続きます。北海道の小都市の駅前道と交差する主要道もこんな感じの所が多いですね、砂川とか。

手前の建物は「のしろ木工品市場」という事で、ここは建物の側面から撮っている格好なので分かりにくいですが、正面から見ると現役バリバリで稼働している建物でした。

能代は「木都」ともいわれ、木工品がそのアピールポイントの一つとなっており、この建物の中では、能代市近郊の木工所から取り寄せた製品を展示しているそうです。

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●まだまだ

続いていくコンクリートの建物群です。

建物自体が素気ないコンクリート色そのままでありながら、下のシッャターはカラーペインティングがなされており、その上下のギッャブぶりも凄いものがありました。

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●更にバスケシャッター

下側のようにまともにバスケ選手を描いたものもあれば、上側のようにバスケットボールが木になる実として扱われているものもあったり、実に多種多様な絵が通りに存在しています。

上側の写真の右端には毬のように描かれたバスケットボールに「はたまち」とありますが、この辺りを畠町といい、県道は畠町大通りとされています。

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●バスケボール・マンホール

マンホールの別バージョンがありました。

正面から「バスケの街」と銘打って、真ん中にズバリバスケットボールそのものを配するという、なんとも直接的な街アピールのマンホールとなっています。

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●横道へ

能代駅前の交差点から右へそれて200m程、県道205号を通ってきましたが、ここから左へそれようかと向こうの様子を見ていたら、(写真真ん中にあるような)半円状のアーチのようなものが見えたので、何があるのかな?と思い、引き寄せられるようにそれていきました。

それにしてもここでもまたコンクリート色そのままの建物が続いています。

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●たっぺの坂へ

上の写真の所から左へそれると下り坂になっており、その始点の近くには「たっぺの坂」なる表記がありました。

「たっぺ」とはなんぞや??思いますが、この裏面に説明が書いてありました。「江戸時代に住んでいた田畑多兵衛」の名前が訛ってついた、とされている、と。たへい→たっぺ、というわけですね。人名由来とは。

ここからゲートのついた商店街に入るのですが、どうにも中途半端、というか営業している店が殆どなさそう??せっかくゲートがありながら「〇〇商店街」的な表示も無く。ハードだけはしっかりしたものがありながら、その後から店が抜けていったのでしょうか、分かりませんが。

この商店街をぬけるとイオン能代店があります。これらの店々はイオンにその役割を明け渡す事になったのでしょうか。

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●金子の坂

この坂の場合は、大正から昭和にかけて、金子書店という書店があった事からつけられたといわれています。実質人名由来でしょうかこれまた。

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●引き返し

2つの坂を見てから、県道205号を反対方向へと引き返し、能代駅へと戻っていきます。

やはりゴツゴツした建物が続いています。何十年この景色変わっていないのだろう??と考えさせられます。そしてこれからも何十年となくこの景色は続いていくのでしょうか??建物の倒壊とか心配ないのかな?老朽化更新するのかな??とかいった事が色々と気になります。

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●能代駅前へ戻る

最後の写真はこれです。

県道205号を引き返して、能代駅に戻ってきた時のものです。

「バスケの街のしろ」が非常に目を惹きます。

人で賑わう街とは少々言い難い面がありますが、街を歩くだけで十分面白い能代の街。こんな旅もあるという事で。

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2015年9月19日 (土)

秋田/湯沢 壁の雪・布団雪

秋田県湯沢市、JR湯沢駅からの歩き旅です。

(2014年12月当時)

●ホテルから

湯沢駅には前日夜に着いて、ここでは泊まったのでホテルの部屋から見下ろしたカットをいちばん最初にもってきました。湯沢ロイヤルホテルというなかなかな名前のホテルでした。

2014年もあと2日、という時点での朝の様子。さすがに雪の積もった状態だった秋田県でした。それだけ思い出深いカットになったと思います。

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●天気予報

ホテルのテレビでやっていた東北地方の天気予報。さすがにうち(関西)とは全然違う訳で、最高気温が3,4℃とか、これでもまだこの時期じゃ高い方だったかもという感じでした。

福島で10℃もあったぐらいだから平年より高めだったのでしょうね。

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●湯沢ロイヤルホテル

泊まったホテルの建屋です。

湯沢駅からは少し歩きました。

駅から約7分とありますが、駅前の道から曲がっていって、またそれほど夜の明るい街田ではなかったのでちゃんと着けるか心配でした。建物が周りに多くない分は楽だったかもしれませんが。

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●ホテル前

の道路はこんな様子です。

ガードレールにたまった雪に触れて遊んだりしてたのが前晩の事でした。

郊外型の店舗が幹線道沿いに点在するというロケーションだった事もあり、それほどの田舎感はありませんでした。

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●湯沢マンホール

カラー版があったのですが、なんとも和の趣が前面に出たインパクトのあるものとなっていました。

湯沢三大祭がそれぞれ描かれているそうで、上半分は「七夕絵どうろう祭り」、下の右が「犬っこまつり」、左が「大名行列」だそうです。

上半分の絵を見てると、この街はかぐや姫伝説でもあるのかな、と思わされましたが全然関係ないようです。

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●雪の壁

車道と歩道には雪がなくなっているのですが、その境目になる部分には高い壁のように雪が積み上げられていて、それが結構硬かったです。

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●さらに雪の壁

こちらはもっと厚みのある雪の壁、という感じです。

車道の様子が見えづらくて逆に怖い?ですね…

寒さが大の苦手でこれまで冬の北海道/東北は避けてきましたが、あえてこの時期に飛び込んで、北の地ならではの風景には巡りあえました。寒かった事と、歩きづらかった事とキツかった面もありましたが。

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●布団雪

ともいうべき、上に綺麗な真っ白の雪が覆いかぶさってるところがいくつもありました。綿菓子というか雲というか、フッカフカな感じでした。

あまりに形が良くて雪が積もったものとは思えませんでした。雪まつりのように加工したもの?にすら思えた程度で、屋根の上に積もった雪も裏側の形が見事すぎでした。自然にこんなになるの?という感じで。

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●木村酒造

創業が1615年で今年実に400周年の記念の年を迎える老舗で、「福小町」というお酒が前面に出ていました。

秋田県の中でも最も古い蔵のひとつともいわれ、昔からのこだわりの製法を今も一徹に続けているといいます。

店先に色々とポスターが貼ってありましたが、色々と賞を受賞した輝かしい銘柄でもありました。

冬の雪深い秋田の地にて育ったお酒を飲むというのも一興モノですね。こういった地だからこそ育った産業であり、また存続する産業なのかな、と感じました。今度行く時は雪深くない時期に行けば、また随分と印象は変わると思いますが、雪深い時期に行けてよかったと思いました。

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2015年9月 5日 (土)

JR秋田駅 (秋田県秋田市)

秋田県秋田市のJR秋田(あきた)です

秋田市は秋田県の中西部に位置し、人口は317,236人(2015.5.1現在)で、秋田県の県庁所在地にして、東北地方では最も早く中核市に指定された都市です。

秋田新幹線の終着がここ秋田駅であり、東北の日本海側では最北端の新幹線駅という事になりましょうか。

-JR秋田駅-
【路線】
JR奥羽本線(新庄-青森間)
      羽越本線(新津-秋田間)
      秋田新幹線(盛岡-秋田間)
【開業】1902年10月21日
【訪問】初訪問-2006年8月
【1日あたり平均乗車人員】 10,881人/日 (2014年) 
【近隣の主要駅 (新庄方面) 大曲駅→8駅
           
(青森方面) 追分駅→3駅 
           (新津方面) 羽後本荘駅→10駅
           (盛岡方面) 大曲駅→隣駅 
※新幹線

●駅名標

JR奥羽本線と羽越本線に属していますが、近隣の追分駅から分岐している「男鹿線」の電車も当駅まで乗り入れてきます。また秋田新幹線の終着でもあり、駅自体は1902年の開業ですが、1997年に秋田新幹線が開業され、新幹線駅にもなりました。

ここに初めて来たのは2006年8月の事でしたが、ここでは主に2012年の再訪時のものを載せています。

ひらがな表記だと「飽きた」みたいな間の抜けた雰囲気を感じます。

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●列車

こちらは2006年初訪問時のカットですが、男鹿線の列車です。

男鹿線には秋田駅は属しておらず、3駅先の追分駅から分岐/所属となりますが、乗り入れており、逆にここ秋田からも出ているという訳です。なまはげの街・男鹿への路線の電車、分かり易いイラストで。

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●展示

駅構内にあった蒸気機関車のミニチュア展示です。

ミニチュアといえど、結構なサイズでなかなかの重厚感がありました。

下側の写真でこの重厚感が伝わるでしょうか(^^

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●秋田三大盆踊り

として、それぞれの衣装を着たマネキンが並んでいました。

左から「西馬音内盆踊り」、「毛馬内の盆踊り」、「一日市の盆踊り」とありました。

西馬音内盆踊りは雄勝郡羽後町西馬音内に伝わるもので、毛馬内の盆踊りは鹿角市、一日市の盆踊りは八郎潟町に伝わるものだそうです。それぞれにかなり違った特色があって、盆踊りと一口に言っても実に様々、奥深いものがあるのですね。

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●なまはげUP

これも駅構内で、男鹿線の「秋田⇔男鹿」の表示と共に壁掛けのなまはげが一対ありました。

子供が見たら泣き出しそうなレベルですね。個人的に幼少期こういうのすごく怖いと思ってたので…。トラウマになります。

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●竿燈

上のなまはげ面をバックにするこの位置に、大きな提灯の塊?がありました。

日本三大提灯祭りのひとつといわれる「秋田竿燈(かんとう)祭り」のもので、国指定重要無形民俗文化財です。沢山吊るされた提灯を稲穂に見立てて練り歩く祭りということで、さぞやスケールの大きな祭りだろうなと想像させられます。

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●またまた竿燈!

改札を出てすぐの天井にもこのように竿燈祭提灯群が吊るされていました。改札出て見上げたらあるという非常に存在感の高いもので、昨年秋に来た時もありました。

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●顔抜き看板

改札を出て、自由通路の途中にあった、なまはげの顔抜き看板です。

こちらは赤と青の対でした。顔がない分だけ怖さはありません(笑)

方言丸出しで、秋田を感じさせてくれます。

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●自由通路

2006年当時のものですが、今もほぼ変わらずです。

秋田駅で印象深いのはなまはげも竿燈もですが、個人的にはこの自由通路ですね、構内の歩道にして街灯がある、というこの不思議な感覚が初めて訪ねた時からとても印象深かったです。秋田駅=街灯、が条件反射的に出ます。

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●見下ろす

駅の自由通路を出て、そのまま2F部分から右斜め前を見下ろした感じの様子です。

バスターミナルとなっていて、秋田空港行きのバスに何度かここから乗りました。

バスターミナルの向こうのビルの合間が駅前通りとなっています。

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●駅前通り

上の写真での説明通り、ビルの合間に、この駅前広場から伸びています。

ここから歩いて程なく、右手に久保田城跡があり、駅前をちょっと観光するならまずは寄ってみてもよい所だと思います。

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●秋田駅 駅舎

下2枚ありますが、上側は2012年、下側は2006年当時の様子です。基本的に変わっていませんが、屋根まわりの曲線が印象深い個性的な駅舎です。

駅舎からそのまま2F部分の屋内通路がずーっと伸びているのも特徴的です。

駅前広場は広大なバスターミナル、の印象が個人的にはかなり強かったです。

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2015年4月19日 (日)

秋田/潟上 60メートルの世界から

秋田県潟上市、JR二田駅からの旅です。

(2014年12月当時)

●駅前通り

ここは新規訪問自治体としては2014年最後に訪ねた地ですが、まずは二田駅前の通りを歩いてみました。

少し歩くとこのように金融機関も見られ、市の中心的な要素も感じられますが、全体的に閑散とした雰囲気でした。

このまま歩き続けて、潟上市らしい何かを見つけられるのか??と疑問を抱きつつ通りを進む事となりました。

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●マンホール

二田駅前で出くわしたマンホールですが、上の方の「はまなす」という分は、どこのものか?全く分かりません。普通は自治体名の記載があるのですが、これには全くなく、調べてみてもこのような図柄のものが出てきませんでした。

下の方は、この地の旧自治体である「天王町」のものとして「てんのう」の記載があります。高い建物はこの町のシンボルでもあったタワーを表しています。

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●天王郵便局

駅前の狭い道路に立っていて、せせこましい感じでした。

本局と思われますが、白いコンクリート造りのものが多い中、このような三角屋根は珍しいのでは?と感じました。旧郡部の余韻なのでしょうか。

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●天王庁舎前 バス停

二田駅からじゅうぶん歩いて行けますが、潟上市天王庁舎の前にあるバス停です。

市の掲示物がバス停の庇の下にある形って結構珍しい気がしますね。

バスの便数としては1日6本二田駅を経由する形となっていますが、日祝日は運休だそうです。右端は天王グリーンランド経由とありますが、これについては2本のみです。徒歩で行くのは辛いので、このバスをうまく使うかタクシー利用か、あるいは隣の「上二田」駅から頑張って歩くか?選択肢としては、それぐらいです。

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●潟上市役所天王庁舎

昔の学校を思わせる渋い庁舎でした。

駅から近くにあるのですが、潟上市らしいものをまずはひとつ見たかな、という感じでした。

昭和のコンクリート造りが始まったと頃の学校のようなこの風格が素晴らしい建物でした。

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●天王グリーンランド

先述の「天王グリーンランド」まで足伸ばししてきました!

天王庁舎を見てから二田駅前へ引き返し、タクシーに乗って。結構金かかってしまいました、1,700円ほど払ったでしょうか。結局、潟上市もこれくらいしか見れなかった、というので終わるのは残念かなと思い、思い切って足伸ばしを決めました。よって基本駅から歩き旅、というスタイルをここでは敢えて崩しました。

そんなこんなでやってきたここは「道の駅」であります。

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●食菜館くららとスカイタワー

道の駅のフロント的な役目を果たす本屋的存在である「食菜館くらら」とそのバックににあるのは、やはり天王グリーンランド内にある「スカイタワー」です。

高さ約60mと、数字だけ見ればそこらにでもあるような感じですが、何せこの辺りでこの高さの建物といえば、それはもう規格外の高層建築物です。香川県の宇多津にも飛びぬけて高いタワーがありますが、それを思い出しました。

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●グリーンラン丼

実にベタなネーミングでアレですが、、とにかく海の幸をふんだんに盛り込まれたこの丼、1,500円にて頂きました。結構がっつりお腹にきます。

食堂と物産店が同居したスペースにあるので少々戸惑いますが、記念に食べてみるのも良いかと思います。

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●北限

潟上市は北限のふぐの産地、という看板が出ていました。

ふぐはここより北には居ない、という事でしょうが、こんな情報でも潟上という市の一端を知る事ができていいなと思いました。

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●トイレ

男子トイレという女性が普段見ない所を晒してしまいましたが、とにかく数が多くて、広い!

こんなに広いトイレなかなかお目にかかれないと思って撮りました。

というか、この数に見合う使用者数いるのかな??とも。

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●タワー内

展望サロンへのいざないのパネルが出ていました。

高さ約60㍍からの街の姿の一望、という訳ですが、とにかく誰も並んでいなくて(笑)、これはいくしかない!とそそくさとエレベータで上ってみました。

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●展望サロン

エレベータを上がった先のゾーンです。

このように望遠鏡もついていますが、肉眼でも十分楽しめます。

窓の面毎にパネルがあって、どの辺に何があるか分かるようになっています。

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●眼下に広がる風景

という訳で、展望サロンから見下ろした潟上の街の様子です。

積雪もあって白い部分も少なからず見られます。

こうして見ると、周辺に高い建屋が皆無であるのが改めて分かります。これでも高さ60mですが、ホントにこの辺りでは規格外の高さなのです。

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●スカイタワー

という訳で最後はタワーをいろんな角度から。

潟上に来たら、やっぱりこのタワーは見たいところですね。

逆にこれ以上インパクトのあるものが…という事にもなるかもですが、街を一望できるところはどこの街でも素晴らしいと思います。金ばかりかねてどうこう…あるかもしれませんが、観光者としては行っておいて損はないかな、と。ここは無料でもありますし。

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2015年1月18日 (日)

JR二田駅 (秋田県潟上市)

秋田県潟上(かたがみ)市のJR二田(ふただ)です。

潟上市は秋田県の北西部、男鹿半島の付け根に位置し、人口は33,313人(2014.12.1現在)で、旧南秋田郡の天王町、昭和町、飯田川町が2005年に合併してできた市です。潟上の「潟」は八郎潟に由来するといいます。

-JR二田駅
【路線】JR男鹿線(追分-男鹿間)
【開業】1913年11月9
【訪問】2014年12
【1日あたり平均乗車人員】 386人/日 (2013年)
【近隣の主要駅(追分方面)追分駅→3駅、秋田駅→6駅
           (男鹿方面)男鹿駅→5駅

●駅名標周辺

「にだ」ではなく、「ふただ」と読みます。長野県の主要駅にあるような写真込みのユニークな駅名標でした。

2014年最後に訪ねた新規訪問市がここ潟上市であり、またここの到着を以って秋田県の全市訪問達成ともなりました。

秋田市と男鹿市を結ぶJR男鹿線に属する途中駅ですが、それ故か秋田や男鹿に行く事はあっても、時間の都合等でここにはなかなか寄れずにいました。ちなみに路線しては追分駅からとなりますが、これより手前に外れる秋田駅から直接乗り入れをしています。

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●ホーム

屋根のある部分は殆どなく、市内型の待合室と改札への跨線橋が隣接する形なっています。

ホームは1面2線で、このホームのみで、跨線橋がつづれ折りながら改札へ行き着く構造なっています。

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●待合室内

こうして室内型の待合室がありますが、沿線では珍しく、途中駅では唯一の市の中心駅という事もあるのでしょう。

ちなみにここの旧自治体は天王町で、隣に天王という名の駅がありますが、中心駅としてはこの二田の方になります。

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●跨線橋内

ホーム同士ではなく、改札とホームをつなぐ跨線橋です。

やや狭めの通路で、茶色の木目に四角い窓枠のシンプルなもので、掲示物はありませんでした。

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●ホーム俯瞰

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●駅前風景

駅出ての目線です。

駅前広場はスペースだけでロータリー状にはなっておらず、ようこそ潟上市へ的なものも見受けられませんでした。

駅前の通りは閑散とした感じですが、市役所はかなり近くにあり、郵便局などもこのエリアにあります。ただ寄れるような所は見られず(とりあえずコンビニは見受けられず)、駅前はちょっとだけ歩いてタクシーで他の所へ旅する事へとシフトしました。

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●二田駅 駅舎

非常に小さな駅舎です。ただ市の中心駅らしいところとして、出入口上の三角屋根がそれをほんの少し主張しているようにも見えます。

タクシーは1台だけ停まっていて、この時お客さんが乗ったら居なくなり、次自分が乗りたいのに…と焦りましたが、程なく来てくれてホッとしました。

ちなみにタクシーで向かった所とは…「道の駅てんのう」です。隣の上二田(かみふただ)駅の方が近いですが、こっからだとタクシーで1700円くらいかかりました。ちょっとしたタワーなどもあるので、観光のし甲斐はあると思います。

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JR湯沢駅 (秋田県湯沢市)

秋田県湯沢市のJR湯沢(ゆざわ)です。

湯沢市は秋田県の南部に位置し、人口は47,554人(2014.12.1現在)で、小野小町の生誕地とされ、「あきたこまち」の名称の元ともなっています。また、稲庭うどん発祥の地でもあり、市内に稲庭の字名を持つ地域があります。

-JR湯沢駅
【路線】JR奥羽本線(福島-青森間)
【開業】1905年7月5
【訪問】2014年12
【1日あたり平均乗車人員】 736人/日 (2013年)
【近隣の主要駅(福島方面)真室川駅→8駅
           (青森方面)横手駅→5駅

●駅名標周辺

去年最後の旅行であった「山形・秋田の未訪市踏破の旅」の中、初日の晩に着いて宿泊し、翌12/30の朝旅した所です。

よくある駅名標がここには見当たらなかったので、こういう形でホームの景色と共に載せました。跨線橋で繋がった2面3線のホームとなっています。

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●乗った列車

着いたのが夜だったので、この記事の写真はすべて翌朝ここを発つ時に撮ったものです。

ここに写ってるのも12/30の朝、ひとしきり街を旅した後秋田へ向かう時の列車です。

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●ホーム遠景

屋根のあるエリアが分かるカットです。

屋根の上はガッツリ雪が積もっていました。線路部分もレール以外真っ白という感じで。

そして広範囲にわたりこのような柵がなされており、だいぶ幅が狭くなっていた部分がありました。なんでも去年(2014年)8月から橋上駅舎化へ向けての工事中だそうで。これはまたよい過渡期に来たもんだな、と思いました。

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●跨線橋内部

階段部分と橋の部分です。

屋根の骨組み、階段部分、橋の掲示板、手すりに至るまで徹底して濃い緑が使用されています。ホームの部分は柱や骨組みに薄い緑が使われており、濃淡に関わらずとにかく緑色の印象がかなり強かったです。

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●跨線橋周辺

跨線橋の外部は橋の部分の筋交いを含め、多数の骨組みが織りなされており、窓は段々になっていて、それがデザインしても好いアクセントになっています。また階段の上半分は細い柱で支えられているころも個人的には惹きつけられます。

また、改札口ですが、この階段を降りてすぐの所ではなく、少し通路を歩いてからの頃にあります。これは工事期間中の措置なのかもしれませんが。

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●タクシーのりば

駅出て右側にこのようなタクシーのりばがあり、何台も停まっていました。

道が凍っている感じで、この前夜に来たのですが、路面の具合がよく分からなかったので歩くのが結構怖かったです。

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●湯沢駅 駅舎

元々は1936年築の歴史ある駅舎があったのですが、橋上駅舎化の工事により撤去されてしまい、今は過渡期としてこのようなプレハブの仮駅舎なっています。駅の階段両サイドはすごい雪が積もっていました。

この姿での記録に残る事は大変貴重ですが、もう少し早く来ていれば素晴らしい旧駅舎を見る事も出来たな、いう想いはあります。

2015年中に新駅舎完成予定、という事でこちらも楽しみですね!

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