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投資

2023年6月 6日 (火)

毎月25万の不労所得を得る方法

という儲け話のようなタイトルをつけましたが…、

これは勧誘でも甘い文句でもありません。ただの個人的な実体験談です。かなり赤裸々に書くかも…

ここだけ切り取れば、実際に本当の話ですが、このまま額面通りに受け取られるとちょっと違うので、タイトル通りの甘い話と思わずに見て頂ければと思います。

 

何の話かというと…

 

投信です。

投資信託ですね。

この投信の毎月配当額が約25万円という事です。

これが毎月月末ごとに口座に振り込まれるので、会社から得ている月給の7割程度入ってきます。

正直、もう少し早くやっていれば、とも思うくらいです。

つましい生活をしていれば、(会社なんか辞めて)これだけで暮らしていけるのかもしれません。今春より会社の地位が格下げになった事もあり、半分くらいそんな気持ちで、働く事にモチベーションは正直ほとんどありません。
しかも遠くへ引っ越して片道1時間はかかるので尚更です。現在この新居の近くで仕事を探していますが、良い職に巡り合うまではまだ無職になる訳には…というプライドで働いているようなものです。

 

不労所得に話を戻して、先に触れた通り、この話は純粋に受け取れないもので、ある条件やからくりがあり、その辺の話をしていきます。

 

①資金は2,000万

配当をもらうといっても、これだけの額を手にしようと思えば、相応の投資が必要です。

という事で、元手として2,000万、投資しました。

キッカケは…自分の普通預金口座に2,000万以上あった事です。

あれは昨年末の事…、

この口座の銀行印がどれか分からなくなってしまい、年末の平日休みに某大手銀行窓口へ確認に行きました。
調べて下さるというので、暫く待った後、自分がこれと思っていた印鑑だったことが分かり、通帳記帳も頼んでいた分を持って来てくださり「ありがとうございました」と帰ろうとしていたら、「よろしかったらネットバンキングのお手続きをされませんか?」と言われ、少しは考えていたのでこの機会に…と思い、窓口へ再度座り込み自分のスマホを出して、言われるがままにセッティングをしていました。

それでどうにかセッティングも完了し、長年手が出なかったネットバンキングもできた事だし、もう閉店間近の15:00前、今度こそ「ありがとうございました」と立ち去るところがまたまた呼び止められ、「お客様…」と。

「(普通口座に)かなりお預金頂いてるようですが…」から始まり、「本日時間はございますか?金融商品をいくつかご紹介させて頂きたく…」ときました。要するに「お前口座にいっぱい金貯めてるんなら、ちょっと使えや」てなもんでしょう(笑)

実はそれまでも、この銀行からは封書で金融商品の案内と手書きのメッセージが複数回届いていました。

単純にめんどくさくて、気づいたら口座に2,000万くらい溜まってしまい、何かに手を出すのも少々怖かったし、これ以外に一部貯金で株やってるし、定期みたいに引き出せないものを今どきの超低金利で置いてても大差ない、とか思ってて全然手が出せていませんでした。お金を増やす努力をしてこなかった訳です。それでも溜まってた、というと自慢みたいになりますが、そこそこの立場でそこそこ以上残業して、金を遣う暇すらない時期もあり、勝手に溜まってもおかしくはありませんでした。

で、色んな金融商品のお話を2時間ほど聞いて、「検討する」という事でこの時は帰りました。
銀行を出たのは16:30頃で、15:00以降に、別口から出された帰ったのは初めてでした。

で、その中で最もハイリスクハイリターンな投信に投資する事を決めたのは、そのお話を聞いてから約1か月後の事でした。

 

②投信は毎月決算型

1ヶ月前に銀行のFPの方から聴いたお話をもとに、自己責任で投信を選びました。

この1ヶ月間、その方から特に勧誘、電話など接触は一切ありませんでしたし、こちらからも全く連絡を取りませんでした。

そして選んだのがインベスコ 世界厳選株式オープンというものです。

「世界のベスト」という愛称がつけられ、これの「為替ヘッジなし」かつ「毎月決算型」を選択し、ここに普通預金として持っていた2,000万円を注ぎこみました。これでも貯金全額ではなく、当座の資金を残しています。さすがに全額注ぎこんだら、ちょっと首が回らなくなります。

というのも、当時賃貸マンションを引っ越すところで、旧居を解約しない状態で新居を見つけたりしてて、家賃を二重払いしていた等ありました。新居の契約にも結構なカネがかかっていたし、いくらかはいざという時のための資金を残しておかないと怖いですね。

この投信は、毎月10,000口当たり150円の配当がもらえる、というものです。

購入時の基準価額が8,700円程度で、これが10,000口にあたります。2,000万円購入という事は、2,200万口余りとなり、1万口あたり150円×2,200だと約33万円となり、税引後で26万程度、これがタイトル通りの「不労所得が月25万」という事です。

ほっといても、寝てても、月25万が口座に振り込まれるのです。そりゃ働いてるのが馬鹿らしく…、、そこは置いといて、これがまるまる自分の収入になる訳ではありません、確かに配当は毎月振り込まれて、滅多なことでもない限りこの額が下がる事がなく、コンスタントに配当をつけてくれます。

 

③配当は投信が身を削り捻出

しかし、配当が出た後は、その分基準価額が下がります。株でいう株価、時価の部分です。つまり25万の配当を得た後は、この投信の時価が25万くらい減ります。そのままの額が時価として減る訳ではありませんが、投信から切り崩す形で配当が出ているので、まずその分は減って、あとはそのファンドの運用次第です。

そこから更にファンド自体が振るわない場合は、基準価額が下がり、2,000万が1,800万くらいになった時もありました。200万の損です。

そこで売らずに、持ち続けて上がるのを待てばよいのですが。配当が魅力的すぎるので、ずっと持っていますが、その持っている間に価額が変動するので、浮かれる時もあればヒヤヒヤする時もあります。

 

④バカにならない手数料

また、この投信は購入時に3%程度の手数料がかかり、その時点でまず2,000万が実質1,940万になります。

そこからのスタートとなり、まずは配当で60万(2ヶ月分ほど)得てやっと「トントン」な訳です。自分は配当は4回受けて計約120万得たので、投信の時価が1,880万以上であれば一応「得」した格好で、60万の手数料も踏み越えて、今は数十万「得」している格好です。が、株と同じ「波」のあるもので、価額が上下動します。

株と同じように、安くなったところを買って、高くなれば売る、としたいところですが、高額すぎる手数料があり、「売ってまた買おう」という発想が湧きません。買い直すとまた、手数料が取られるので。

 

ということで、そこそこの余裕資金があればこういう運用もできるという事を遅まきながら体験しています。もう1年早くやっていれば300万余分に入ったのに…と思いますが、これがまるまる自分の資産になる訳ではない、という点だけは何度も強調しておきたいと思います。

ここに書いたようないろいろなカラクリがあり、これを踏まえてでも不労収入を得続けたい、と思う方がもしいたら、その背中を押したいと思います。