土佐くろしお鉄道/和食駅 (高知県安芸郡芸西村)
高知県安芸郡芸西村の土佐くろしお鉄道・和食駅、「わじき」と読むやや難読駅です。
芸西村は田野町や安田町と違い、安芸郡でも周辺地域圏の中心である安芸市よりも西にあり、人口は4,085人(2009.8.31現在)で、同じ安芸郡の田野、安田、東洋の各町よりも人口が多いながら「村」です。
和食駅は土佐くろしお鉄道「ごめんなはり線」にあり、安田駅や田野駅ほど東の果てではなく、先述通り安芸駅よりも西に位置し、安芸駅までは4駅で着きます。芸西村には隣の西分駅と当駅の2駅があり、役場に近いのは当駅の方で、実質的な村の中心駅です。
開業は安田駅や田野駅と同じ2002年7月1日(訪問は2009年9月)です。この3駅は同日に訪れ、またすべて同じような人口規模のため、立て続けに安芸郡の町村の旅行記が続いてしまっています。
駅のキャラクターは「わじきカッパ君」、和食川でカッパが出たという言い伝えに基づくものだとか。
駅ホームは田野駅と似たような構造です。
両側にホームがある2面2線ホームで、駅から離れるとまた単線になります。両ホームには室内型の待合室があります。
待合室は丸太づくりと木製の椅子、思わず撮ってしまいました。
ダイヤです。
こちらは安芸・奈半利方面(東行き)ですが、安芸までなら昼間は1時間に2本の時間帯が多く、1本の時間帯もあるといった状態です。終点奈半利行きとなるとやや便数が減ってきます。
ちなみにしんたろう号は郷土の幕末志士・中岡慎太郎(現・安芸郡北川村出身)に、やたろう号は三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎(現・安芸市出身)にそれぞれ因んだオープンデッキの車両で、たまたま乗り合わせましたが、子供には大人気でした。電車の乗りながら風を感じるというのが大きな魅力です。トンネルに入る前は「帽子やメガネが飛ばないように」という注意を促すアナウンスが入ります。
待合室に路線図と詳細説明がありました。(クリックで拡大)
ごめんなはり線の電車そのものは高知駅から発車するものもありますが、分岐している後免駅からが土佐くろしお鉄道で、そこから奈半利駅までで見ると、和食駅はほぼ真ん中にあります。
芸西村の駅でも西分は普通のみの停車で、和食駅は快速も停車するので、この観点からもこちらが中心駅とみなしても良いかと思います。
ここもまた安田、田野同様に駅舎がありません。
高架から階段が下りてきているのみで、高架の壁にあたる部分に駅名表示があります。
駅前広場内にある駅表示です。
土佐くろしお鉄道ごめんなはり線ならではの立体キャラクターのお出迎えです。
「ピンポンパン」のカータンを思い出す…、、なんて言うと年がバレるでしょうか
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