JR赤平駅 (北海道赤平市)
北海道赤平市のJR赤平(あかびら)駅です。
赤平市は北海道では前記事の芦別市の西隣に位置し、人口は12,728人(2010.9.30現在)と全国で4番目に人口の少ない市で、鉄道駅を有する市では夕張市に次いで全国2番目に人口の少ない町です。尚、全国の市で人口の少ない順に4市までは全て北海道のこの空知地区に集中(人口の少ない順に、歌志内、三笠、夕張、赤平の各市)しており、すべて15,000人以下となっています。
この赤平も夕張、芦別と同様にかつては炭鉱で栄えた町で、最盛期の1960年頃には人口6万程度を誇っていたといいますが、今やその2割程度にまで落ち込んでいます。
-JR赤平駅-
【市内】市内3駅(いずれもJR)中の1駅
【路線】JR根室本線(滝川-根室間)
【開業】1913年11月10日(訪問は2010年10月)
【1日あたり平均乗降車人員】 114人/日 (2007年)
【近隣の都市駅】(滝川方面)滝川駅→2駅
(根室方面)芦別駅→3駅
▼駅開業日は芦別駅と同じで、その芦別駅を出てやってきました。
錆びれかえった駅名標、ここにもまた町の様子を見る思いがしました。
ちなみに「あかびら」と濁ります。ここもしばらく「あかひら」だと思っていました。
▼ホームは2面3線、跨線橋でつながっていて、右側ホームでは手前と向こうと両方に階段が下りています。
また跨線橋は白の外装に橋の部分は筋交いが張りめぐらされています。
ホーム上には街灯があって、街を歩いていてもこのような街灯がありました。
▼ここもまた北海道の駅らしい広大な敷地を持っていて、線路間の距離が広い事。かつては住友石炭鉱業用の専用線があって、貨物も走っていたそうですが、工場閉鎖もあり1989年に廃止になったそうです。
▼きれいな駅舎内は1999年の駅舎改築によるもので、この辺りに往時の姿は感じられません。
この時は窓口が閉まっていましたが、日曜日は休業なのだそうで、芦別駅も同様でした。
▼赤平駅の駅舎です。
来てビックリしました。
芦別駅はその古めかしさに感動しきりで、間違って来てホントに良かったな、とおもいましたが、ここは打って変わって宮殿のような見事なレンガ色の駅舎!
駅舎、というより「赤平市交流センター みらい」との合築で、むしろそちらの方がメインですが、総工費18億円をかけたといわれる6階建ての建物です。JR北海道の駅舎としては札幌駅に次ぐ高層建造物といいます。
財政悪化の指摘される赤平市において、この建物だけが異様にバブリーというかリッチに見え、周辺の他の建物は多くが旧態を残しており、そのギャップがものすごく大きかったです。こんな立派な施設も使わなければ宝の持ち腐れで、多くの方々に利用してほしいものです。
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再びの連投、失礼します。
先程、芦別駅と赤平駅の外見がそっくりと送信した者です。
Google先生に「赤平駅」の画像について訊くと、この「みらいビル」のほかに、赤ペンキの塗られた旧駅舎がヒットします。
で、赤ペンキが塗られる前の駅舎写真が、「バーチャル列車で行こう」というページにあります。
その写真では、正面入口の右側スペースが待合室&キオスク売店。
で、その隣右側。へこんで棟続きのように見える小屋(実は駅舎内からの出入りは出来ない)がありますが、そこが荷扱所。一時預かりとかチッキ、小荷物の扱い所でした。
いまの「みらいビル」は、日中しか利用できないとのこと。
何のために改築したのかわからないですね。
投稿: | 2013年7月 6日 (土) 18時13分