兵庫/稲美 イケイケ!池!!
兵庫県加古郡稲美町、兵庫県の中南部に位置する人口31,024人(2010.8.1現在)の町です。
稲美ということは田んぼの多そうなイメージを持ち穀倉地帯でもありますが、水資源の乏しい地形であるが故、ため池が多く作られています。稲美というのは、元々の印南(いんなみ)野との呼称があったところから、合併時町名決定の際に穀倉にふさわしい町としてつけられた当て字のようです。
人口3万人を越える町ですが鉄道路線がなく、アクセスとしてはJR土山駅からバスで15分との事です。隣の東加古川駅からでも割に近くアクセスできます。ちなみに今回の記事は自転車で行ったものですが…、ため池めぐりみたいになってしまっています。(2010年6月)
▼という訳で、加古川から稲美町境へ。
標識には直進神戸となっていますが、あの神戸市とも接しているのです(といっても北区ですが…)
▼見谷東口というバス停です。
町境は市街地でしたが、ここは割にのどかです。
隣のバス停は七軒屋となっていますが、ここ稲美は五軒屋とか八軒屋とかそういう名前の地名が多く存在しています。あと六分一というのもあり、数字の地名が多いなと今これ書いてて感じました。
▼進んでいるうちに見えてきた「中ノ池」です。
ちなみに兵庫県自体がため池の数が全国一で、
平成21年時点でのため池数上位五位は以下のようになっています。
1.兵庫 43,347
2.広島 20,183
3.香川 14,619
4.大阪 11,105
5.山口 10,636
「大地への刻印」(農業土木歴史研究会編著)より
2位以下を倍以上に突き放して堂々の1位です。
全般的に雨の少ない瀬戸内地方に多いようですが、面積の広い兵庫県は必然的にその数も増えるという事でしょうか。実際はこの半分は淡路島にあるようなのですが…
▼水田のそばに木造建屋が連なる様が。
▼市街地県道148号線へ出て、稲美町加古というところへ。
▼市街地からそれて、堤のそばへ。
▼堤防を上がって早速、加古大池を眺めます。
▼加古大池は、1661年、当地の新田開発の農業用ため池として築造され、総貯水量は130万t、面積は49haと甲子園球場12個分といわれます。関西だとやはり甲子園球場と比較するのでしょうか?東日本だったら東京ドーム何個分、とかなるのでしょうか。
この堤防上の遊歩道も整備され、一周約3㌔でジョギングにも利用されやすく、走っている方々ともよくすれ違いました。
▼陸からはみ出して池の中に浮かんでいるようなところ。橋が架かっているのが見え、単なる池だけとしてではなく、観光に耐えるような工夫もされていると感じます。
▼お次はこの経ノ池。
▼経ノ池の風景です。
真ん中に島状に浮かんでいるものの方にどうも目が行きます。
▼「西 かこがわ きたざいけ」 との道標が…!
自分の旅において、この「道標」も見逃したくない貴重なアイテムのひとつで、通り過ぎることができません。
さて、まだまだ池は訪ねますが、今回記事はひとまずこれにて。
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