JR羽後本荘駅 (秋田県由利本荘市)
秋田県由利本荘市のJR・由利高原鉄道/羽後本荘(うご・ほんじょう)
駅です。
由利本荘市は秋田県の南西部に位置し、人口は83,392人
(2012.7.1現在)で、2005年に旧・本荘市(合併前人口約4.5万)と
由利郡の実に7町との合併でできた新しい市です。
-JR・由利高原鉄道/羽後本荘駅-
【路線】JR羽越本線(新津-秋田間)
由利高原鉄道鳥海山ろく線
【開業】1922年6月30日
【訪問】2012年8月
【1日あたり平均乗車人員】 1,338人/日 (2011年)
【近隣の主要駅】 (新津方面)象潟駅→4駅
(秋田方面)秋田駅→10駅
▼駅名標
前回記事の仁賀保駅を抜けて2駅目にたどり着いたのが
当駅で、開業日は仁賀保と同日であり、同様に開業90周年の
節目の年を迎えています。
この駅名標はJRのものですが、バックの電車は
由利高原鉄道のものです。JRしか利用しなかったので
記事タイトルはJRのみの冠としていますが、JRだけでは
ない駅も共存するのはこの辺りでは珍しく、そういう意味
ではかなりのキー駅といえると思います。
本荘駅というのは兵庫県播磨町の山陽電車の駅に
ありましたが、現在は播磨町駅に改称されています。
その本荘駅が存在したせいか、こちらは「羽後」と
旧国名がついています。「羽後xx」とついた駅の訪問
はこの時初めてでした。
▼ホーム
ホームは2面4線を有しており、左端のみが由利高原鉄道、
それ以外は全てJRです。
なので、このホームの両サイドと、左側ホームの右側が
JRになります。右側はホームはなく改札の方へと
つながっており、階段を下りて直進する事で改札に至ります。
上の写真でのホーム左端にあたる部分に停まっていたのが
この由利高原鉄道の1両きりのかわいらしい電車です。
当駅を始点として約23km、市内のみを通り続けます。
▼跨線橋 外
窓の多さや、筋交い等かなりせわしげな?!模様という印象を
受け、跨線橋も本当に駅によりデザインが様々、という事を
改めて感じさせられます。
▼跨線橋 内
外から見ると小規模なイメージを持っていましたが、
実際中は意外と広めの通路で、しかも跨線橋内に
電光掲示の次発列車案内が設置されています。
これの有無が都会田舎を図るカギと個人的には思って
います。小都市の中心駅ではあまり見られない光景で
ただ渡るだけの橋でなく、このような部分でも駅により
様々です。
由利高原鉄道用のホームへ差し掛かる部分の通路が
キュッと細くなってるのも面白いですね。
▼駅スタンプ
現在の由利本荘というより、旧・。本荘市を象徴するもの
が表されているように思います。
水辺のまちとしての側面をもつ本荘なので、帆船の絵がある
のかなと、ボートが盛んなようですが…。右上はごてんまり
という本荘名産の鞠、下は旧・本荘市の花・花ショウブでしょ
うか。現在の由利本荘市の市の花は桜だそうです。
▼駅舎内
天井には先述の「ごてんまり」が吊るされていました。
藩邸の奥女中がつくっていたことから「御殿まり」と名付け
られた説があり、本荘の伝統工芸品となっています。
ごてんまり自体は本荘だけではないそうですが、
房が三方に下がっているのは本荘オリジナルだそうです。
▼駅前風景
ロータリー状にはなっておらず、広場がだーっと広がっている
スペースという印象です。
向こう側にはバス待合室が見えますが、前面以外が壁になった
屋根つきの待合室が複数設けられています。
また駅前にステーションホテルがあり、現在ここはシングルでは
\5,000以内の大変リーズナブルな価格で利用できるようです。
▼羽後本荘駅 駅舎
一部が2層となっているやや規模の大きい駅舎です。
コンクリート造りのゴツゴツ感がどこか年季を感じさせます。
開業90周年のイベントはステージが設置されかなり本格的に
行なわれたようです。
既に雲行きが怪しくなっていますが、ここを旅した時は
本格的に雨が降り出して、旅は結構苦戦を強いられました。
でもこの猛暑時に涼しくなったのは好都合でした
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