JR弘前駅 (青森県弘前市)
青森県弘前市のJR弘前(ひろさき)駅です。
弘前市は青森県の南西部に位置し、人口は181,210人(2012.12.1現在)で、青森県をも象徴する「りんご」の生産量が日本一の「りんごの町」であり、また弘前城は現存天守をもつ城としては全国わずか12ヶ所中、最北端にあるものです。
-JR・弘南鉄道/弘前駅-
【路線】JR奥羽本線(福島-青森間)
弘南鉄道(弘前-黒石間)
【開業】1894年12月1日
弘南-1927年9月7日
【訪問】2009年8月
【1日あたり平均乗車人員】 JR-4,442人/日 (2011年)
弘南は不明
【近隣の主要駅】(福島方面)大館駅→8駅
(青森方面)新青森駅→8駅
(黒石方面)平賀駅→5駅
▼駅名標周辺
青森県の市の駅は実に久々で、これまで三沢駅、むつ市の大湊駅のみしかupしておらず、今回ようやく3つ目の登場です。
青森県の市訪問は手薄で、他には前述以外青森市と八戸市のみしか行った事がなく、自分にとって未訪の全国50余りの市のうち青森県で5つもあり、全国47都道府県での市の訪問率が最も低いのもここ青森で、率にして5割です。行くにあたってかなり「難関」の県です。距離はあるし時間も金もかかり、また県内で1市1市訪ねるのにも時間かかるしで。
この弘前の字が初めて見た時読めずに「ひろまえ」だと思ってました。小学校の時に覚えましたが、確か弘前工業という高校が甲子園に出た時と記憶していますが、調べたところ昭和55(1980)年夏の事でした。前=さき、かぁ…と妙に納得しました。子どもの頃こうして甲子園に出る高校の名であちこちの県の地名や読み方をたくさん覚えた気がします。
JR以外に弘南鉄道線もありますが、弘南鉄道はこの時利用していないので記事タイトルもJRと冠しました。
▼乗って来た列車
ここに来たのは2009年8月盆休みの初日晩だかで、この寝台列車「日本海」に乗って翌朝たどり着きました。思えば寝台特急なるものに初めて乗ったのがこの「日本海」で、
北海道へ初めて行った時(1997年) ←「=寝台初乗車」
秋田県へ初めて行った時(2000年)
この「日本海」にはお世話になり、以来9年ぶりの乗車だったのですが、悲しい事に去年の今ごろ2012年3月をもって、この日本海は定期運行を終了し、臨時列車になったというではありませんか!これも新幹線が青森まで乗り入れになったからでしょうか。世の流れですね…、ともかく現時点でこれが私の「日本海」最終利用なのです。
大阪からの夜通しの移動で色々読んだり考えたりする時間がよかったな、とつくづく思ったものでした。あまり寝られなかったのもありますが…。夜行列車って響きが好きだし、独特の時間の過ごし方をできるので、昔は急行「だいせん」なんかもよく乗ってたんですが、、せかせかした時代になっていくんですね。せかせかした旅をする自分が何を言うかな、という感じですが(笑、移動と歩き旅は違うんですよね。
▼ホーム
ホームはJR2面3線で、弘南鉄道が1面2線の構造です。
改札は階段上の橋の部分にある橋上駅です。
JRの所属としては奥羽本線のみですが、五能線の乗入れも行われています。
停まっているピンクのラインの列車は普通列車のものです。
▼ようこそ弘前へ
ホームから上がった所で、改札出る前に色々なものが歓迎してくれますが、まずはそのひとつです。
▼ねぷた大歓迎
これも改札内ですが、
青森県の夏祭りの象徴的な「ねぷた」。
青森市や下北半島の方では「ねぶた(NEBUTA)」、ここ弘前や五所川原などでは「ねぷた(NEPUTA)」とそれぞれ表記されています。
弘前市の「弘前ねぷた」の分はいちばん向こうにあるもので、扇状のねぷたがここの特徴的な点で、80以上もの団体が参加しているといい、この写真の時は2009年盆、ちょうど祭りが終わった直後の時期でした。
弘前の手前にある「立ちねぷた」は五所川原のものです。「五能線」の五ですね。
▼大きなりんご
ホームに2mにもなる巨大りんごのモニュメントがあるというのですが気づかないまま、この橋上部分にきて、この大きなりんごに出くわしました。
「健康と美容に 弘前りんご」とあります。
りんごは医者要らずといわれ、食べれば食べる程病院が遠くなるとも。といって、それだけを食べ続けるというのもどうか…というところがあり、食事のバランスというのは難しいものですね。
▼りんごの風
と題された駅前のオブジェです。
どちらもちゃんとりんごを持っていて、女性の方はかごに入ったりんごを持っています。
▼城東口 駅前
かつて駅裏とされていた城東口の駅から目線です。
どちらかというとサブ側で、広場スペースはつくられているものの、人の動きは多くなく穏やかな雰囲気でした。
▼弘前駅 城東口駅舎
城東口の駅舎です。
サブ側とはいえ、人口18万もの都市の割に小さな駅舎という印象でした。
小さいというより縦に長いというところでしょうか。その建屋のてっぺんにはJRのマークが入っていますが、左下の側には「弘南鉄道」の文字が入っています。ちなみに弘南鉄道では弘前市以外に平川市、黒石市などへも行く事が出来ます。
ロータリー周りはぐるっとひさしが囲っています。
▼りんごポスト
都市の駅前のポストによくありますが、その町の名物や代表的なものが上に乗っかっていて、ここもそうでした。りんごだとポストの色と同じなのでインパクトに少々欠ける部分があるかもしれませんが、それだけに下の台座の役割が意外と大きいのかもしれません。
▼バスのりば
上のりんごポストや「りんごの風」のオブジェも含め、中央口の駅前風景ですが、こちらは歴然としたメイン側で、バスのりばもこのように多数設置されています。
のりばは8番まであり、城東口の方は3番まであるそうです。バスの行き来から見ると城東口では殆どなかったけど、それでも3番のりばまであるのに驚きました。こちら中央口はよくバスが行き来していました。
中央口を出てほぼ正面の目線です。
目の前には東横インが建っています。
そういえば東北地方で宿泊したことがない県は青森県だけ、という事にこれを書いてて気づきました。今年は青森の未訪市訪問に力を入れたいと思うようになり、ブログの記事を書く事でさらに旅の意欲をかき立てられました。自分よりも人にこういう影響を及ぼす事ができれば尚良いところですが…
▼弘前駅 駅舎
弘前口の中央口の駅舎です。
アプリーズという4F建ての駅ビルが入っていて約30もの店舗を有し、18万都市に相応しい規模の大型駅舎となっています。
駅部分については立方体の印象が強く、白とグレーの横ストライプと縦線で織りなされた直線的な角ばった建屋という感じです。シックなルービックキューブ、というのが個人的に勝手に持ったイメージです(笑
« 福岡/八女② ズラリと並ぶ ひな人形 | トップページ | 佐賀/嬉野 なまず様への美肌祈願 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 旅記事総集編(2023.12.31)
- 生活と思い出と世の中と(1985年③)(2023.10.14)
- 英賀保賃貸探訪記・その1(2023.06.12)
- ウェブページ一覧(これまで訪問してUPした駅・市町村一覧)(2020.07.18)
- 一度は見てみたい駅リスト (JR駅-九州地方)(2020.05.02)
「02青森県」カテゴリの記事
- 青森/むつ 大きな湊のストーリー(2017.07.19)
- 青森/五所川原 佞武多の街あるき(2016.12.25)
- 青森/十和田 十和田市駅跡でほろほろと…(2015.03.30)
- JR七戸十和田駅 (青森県上北郡七戸町)(2015.03.07)
- JR新青森駅 (青森県青森市)(2015.02.07)
コメント