JR福部駅 (鳥取県鳥取市)
鳥取県鳥取市のJR福部(ふくべ)駅です。
鳥取市ではJR鳥取駅 、湖山駅、鳥取大学前駅、末恒駅、宝木駅、浜村駅、青谷駅と次々続々upしましたが、山陰本線の鳥取市の駅シリーズとしては最後となります。
-JR福部駅-
【路線】JR山陰本線(京都-幡生間)
【開業】1910年10月10日
【訪問】2008年9月
【1日あたり平均乗車人員】 不明
【近隣の主要駅】 (京都方面) 浜坂駅→6駅
(幡生方面) 鳥取駅→隣駅
●駅名標周り
平成の大合併まではここは岩美郡福部村という村でした。その村で唯一の駅、というのがこの駅の位置づけでした。
現在では、山陰本線で鳥取市で最東端の駅であり、鳥取県の市部で最東端の駅でもあり、東へ進めば、この駅を境に郡部に突入し、次に市の駅に入るのは兵庫県豊岡市の竹野駅まで13駅を要する事となります。
隣は県都の中心・鳥取駅なのですが…、その県都から実に11kmも離れた隣駅、というすごい事になっています。県都の隣がこないだまで村だった所、というロケーションもすごいですが…。
開業は1910年10月10日ですが、10,10,10というのは意識したのでしょうか?当時の西暦の普及具合・がどんなものか分かりませんが…。
見事なまでの山あいにあり、荒涼感満載でした。
これが県都・鳥取駅の隣駅とは…、
辛うじて待合室がある程度、という感じで、ホームの上は何にもないに近い状態でした。
1面1線だけのように見えますが、山側にも線路があって、1面2線ではあります。
の様子が分かるカットです。
草むらのような幅の広いホーム上の両サイドに線路が通っていました。
ホーム上に唯一あるもの、といってもいいくらいの設備です。
完全な室内型でなく、横の入口はドアのない開きっぱなしの状態です。その中にいくつかのベンチがあるという形になっています。
駅舎内に貼ってあった、福部の紹介のようなものですが、名産品にらっきょうがあります。「らっきょ」ではないんですね今更ながら。
個人的に昔は嫌いな食べ物のひとつでした。今でもそんなに好きではないですが、食べられるようにはなりました。
この辺りは鳥取砂丘に隣接するという事で「砂丘ラッキョウ」として売り出され、全国屈指の生産量を誇るといわれています。
これも駅舎内ですが、何も貼られていない壁の片隅にポツンと一脚だけベンチが置かれていて、寂しげな雰囲気が満載でした。事実、ここに降り立った時は1人きりだったので、孤独を噛みしめまくっていました。
福部駅には券売機がなく、このような「乗車証明書」が切符がわりになります。都会の方には、こんなものの存在自体が「何これ?」状態かもしれませんね。ワンマン列車の乗り方説明なども、都会の方々には無縁かも。
山陰本線の時刻表となりますが、1時間に2本ある時間帯がほぼなく、大体どの時間帯も1本、または0本の時間帯すら複数あります。
鳥取方面(西へ)は、始発が7:13になってからという状態で、個人的にはこんな時刻に電車乗ってたら、今の会社間に合うかどうかのレベルです。
駅前にこのような通りがありますが、かなり閑散とした風景で、いかにもこないだまで村だった事が感じられます。
高い建物は皆無で、山に向かって進んで行くような感じでした。
駅舎内のカットがいくつかありましたが、こんな小さい駅舎がありました。ホーム上の待合室の方が大きいんじゃないか?とさえ思いました。こんな小さな中に色々なものが貼られたりしていたのですね。
ホームから見た駅舎裏の様子も2枚目の写真に載せていますが、ホームから出て、この駅舎を通らなくても外へ出る事ができます。
駅前の広場のだだっ広さもかつての村であったことが窺えます。
ここと鳥取駅の間、11kmの距離の中で新駅が誕生する事があるのでしょうか?せっかく村から市になったのだから、そういった面でのメリットがあってほしいな、と勝手に思っています。
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