生活と思い出と世の中と(1991年③)
遡って振り返る、「生活と思い出と世の中と」。40回目は1991(平成3)年の第3回です。
当時の音楽や物故者を通して1991年を振り返ります。
●音楽
当時の曲で自分の聴いたものに限りですが、
♬しゃぼん玉(長渕剛)
これは前回のドラマの記事に触れましたが、同名ドラマの主題歌としてヒットしました。
♬ラスト・シーン(矢沢永吉)
これも前回ドラマ記事で触れましたが「刑事貴族2」の主題歌に起用されていたYAZAWA流バラードの曲です。
♬夢の彼方(矢沢永吉)
ビールのCMソングとしてプロゴルファー グレッグ・ノーマン氏のスイングするバックに流れていたやはりYAZAWAバラードでした。
実歌詞は「俺を信じろ」ですが、CMでは「夢」を信じろ、となっていました。
♬メタモルフォーゼ(工藤静香)
自身も出演していたドラマ「なんだらまんだら」の主題歌に起用されていました。
その他「ラブストーリーは突然に」「どんなときも。」「SAY YES」など大ヒットした曲が多かったのも特徴的で、恋愛ドラマとリンクした曲がヒットして「トレンディー全盛」といった感じの世の中だったと感じます。
●訃報
・松山英太郎さん
「大岡越前」の猿の三次や、「江戸を斬る」シリーズの鼠小僧次郎吉など、いわゆる「ナショナル劇場」枠でお馴染みの俳優。前年NHK朝ドラ「凛々と」に出演もこの年初めに48歳の若さで早世。
・井上靖さん
「しろばんば」などが有名な文学作家。
・草野大悟さん
悪役から朴訥とした人柄の役まで幅広くこなす、クセのある役者として活躍。
・清水クーコさん
バラエティ番組でタレントとして活躍し、のちのバラドルのはしりのような存在も38歳の若さで死去
・林正之助さん
吉本興業の会長として晩年まで一線で視察を続けたドン
・阿部晋太郎さん
総理大臣候補として幾度か戦うも志半ばの死、息子晋三氏が首相の座に就く。
・藤岡重慶さん
悪役を中心に活躍も「あしたのジョー」丹下段平役など声優でも活躍、「西部警察」のおやじさんこと谷刑事としても人気を得た
「西部警察」での藤岡重慶氏
・春日八郎さん
歌謡曲の隆盛に寄与した大歌手
・上原謙さん
映画黎明期の二枚目俳優として、後年は加山雄三さんの父として親しまれた俳優。
この時期は自分の幼少期にバリバリ活躍していた方の訃報は、いわゆる早世になる方で、松山英太郎氏や藤岡重慶氏の訃報には驚きました。大正生まれが60~70代であり、これ以上の年代の方はそれほど親しみが無かったので、あまりピンと来なかった面もありました。
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