徳島/阿南 ANANでもアンアンではない
徳島県阿南市、JR阿南駅からの歩き旅です。
(2009年8月当時)
●阿南駅前(西口)
どちらかというと、こちら側がメインな感じでしたが、駅前広場に時計塔があり、各主要施設への方向案内肥様式が出ていました。
向かいにはタクシー会社も見えます。
そこそこ高い建物が続いていました。
人口7万台ですが、徳島第2の人口を誇り、四国の南東部では重要な都市という位置づけになるかと思われ、それなりの姿でした。人通りが多かというと、そうでもなかったですが…。
阿南のローマ字表記はANANで、アンアンと一緒です(笑)
駅前からこんな風に分岐している中から、商店街のゲートがはっきりとあった「一番街」へ進んで行きました。
シャッターの降りた店が少なからずでしたね。ゲートや街灯周りは立派なものでしたが、過去に掛けられたお金という感じがしました。
阿南駅から北西へ約500mの位置にあります。
桑野川の川沿いにあり、橋詰にもあるというロケーションの市役所です。
といってもこの建物は、今となってはもう「旧庁舎」です。
2015年に新庁舎が竣工ということで、この姿は2009年当時の在りし日の旧庁舎となります。現庁舎は7階建てという事で、これよりも高層になっています。何年も前の写真をこうして載せると、既に過去の姿であったりする、というのはもはやあるあるです。
阿南駅の駅記事で挙げていましたが、俳優の原田大二郎さんが朗読会をしていた題材であるこの「牛岐城(うしきじょう)」の城跡公園です。
お城らしさを感じさせる部分があまりなく、向こうのこじんまりした林?の部分のみ、という感じで、あとは広場として整備されていた感じでした。まぁそれでも阿南市の公園の代表的なもののひとつではあると思います。
夜にはこのてっぺんの建物(牛岐城址館)からLEDによるイルミネーションが大変幻想的といいます。春にはサクラが綺麗だとか。夜にも春にも行っていないので残念です!
この2009年当時で「完成予想図」とありました。既に公園としてあったじゃないか、と思いますが、キッチリと公園として竣工したのは2016年3月の事で、この姿以降色々なものがつくられていったものと思われます。
牛岐城についての説明板がありました。
ここの地名である富岡城ともよばれており、1575年には後に四国を平定する長宗我部元親が侵攻してきて、最後まで抵抗した城であったものの、遂には多勢に無勢で落城したとありました。
その後は秀吉の全国平定がある訳ですが、最終的には1638年に一国一城令でこのお城を取り壊される事となりました。
殆ど遺構は残っていないそうですが、先の草むらの部分のみ残っていて、これが城址公園を形成している格好です。
この牛岐城址公園は「奇跡の海」という映画のロケ地として使用されました。
どんな役者が出ているのか、と思って見たら、篠田拓馬というNHK「私の青空」で有名になった子役がいて、当時13歳であったそうですが、他は渡辺裕之、田中好子、伊武雅刀、伊吹吾郎、そしてこの牛岐城についての朗読を行っていた俳優・原田大二郎という錚々たるキャスティングでした。
原田さんは後年にも阿南の夏祭り に参加したり、何かと阿南との縁は浅からぬものとなったようです。
阿南はなんの街かというと「光のまち」だそうで、その事を前面に売り出されている感がありました。
昼間しか訪ねていなかったので、勿体ない事をしたと思いましたが、城址公園のイルミネーションが綺麗だったり、あちらこちらが綺麗であろう事は想像できます。
ここは敢えて夜に訪ねて宿を確保して夜の街をあちこち巡ってみるのも、この街ならではの楽しみ方なのかもしれません。
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